書道部廃部の危機をエッチなメイド服で乗り切る！(ネタバレ注意)
次：8巻のネタバレ。
前：6巻のネタバレ。
7巻の感想へ
 | 可愛ければ変態でも好きになってくれますか？ 7 （MF文庫J） [ 花間燈 ] 価格:669円 |
＜慧輝の作戦＞
慧輝は、もうすぐ始まる文化祭でメイド喫茶を開店し、その収益で紗雪先輩の分の部費を返済することにしました。
メニュー作り、メイド服の作成など皆で急いで準備をしていきます。しかし紗雪先輩だけは家に閉じこもっていて音信不通。
バイトをクビになったことと慧輝とケンカしたことが、彼女は相当応えているようです。
紗雪先輩の家に直接行っても会ってくれませんでしたが、書道部がメイド喫茶をやろうとしている写真だけは渡すことができました。
＜文化祭開始！＞
土曜日。文化祭当日。
唯花：「お客さんが、ぜんぜんこないんですっ！」
慧輝が生徒会の雑事から帰ってきましたが、場所が悪いのか客はあまり来ません。身内の人が来る程度。
女性層を狙ってのメニューの追加、宣伝が不十分と判断してのビラ配りなど、慧輝たちは工夫を凝らして客を集めようとします。
そんな書道部の様子を、クマの着ぐるみを着た紗雪先輩は見ていました。(すごく目立ってた。慧輝の店にも来たが、クマの顔を外さないままオムライスを食べてた)
やがてクマの正体が紗雪だと慧輝にバレてしまい、話し合って仲直り。
紗雪：「……私、ずっと見てたわ」
「慧輝君達がビラ配りしてるのも、お客さんを集めるためにホットケーキを作ってたのも、みんなが頑張ってるところ、陰からこっそり見てた」
「それで、家に引きこもってた自分が恥ずかしくなったわ。みんなが書道部のために頑張っているのに、私はなにをしてるんだろうって」
そして復活した紗雪先輩の頼もしい一言。
紗雪：「お店のことなら任せなさい。私にとっておきの秘策があるわ」
＜紗雪先輩の作戦！＞
紗雪先輩はインスタ映えを狙って、オムライスにケチャップで達筆な文字を描くことを提案(書道部らしい)。常人には不可能ですが、紗雪先輩は書道界のホープ。彼女にしかできません。
『桃校仮装コンテスト』というイベントがあります。これは仮装をした生徒達が芸を披露し、その点数を競いあう競技です。(ちなみに司会者は女装した三谷凛)
このステージに紗雪先輩は参加し、見事なケチャップ裁き披露。オムライスの上に一瞬で『徹頭徹尾』と書き込んで見せました。
「すげえっ！ 今の、どうやって書いたんだ!?」
「速すぎて見えなかった！」
「ケチャップで書ける漢字じゃなくない!?」
「朱鷺原先輩、すごい……」
「デタラメすぎる……」
紗雪はこのコンテストに優勝し、書道部のメイド喫茶の宣伝もできて繁盛。部費を返済できるだけの金額を稼ぐことができました！
これで書道部の廃部は免れます。
(文化祭では翔馬の姉が泥酔して痴女と化したり、三谷凛に愛の告白した文化祭実行委員長が、彼が男だと知りショックで寝込んでしまったりしました)
＜打ち上げ！＞
桐生家のリビングで、メイド喫茶成功の打ち上げが行われました。
しかしお酒の入ったケーキに、更に誤ってチューハイも飲んでしまい、皆が正気でなくなってしまいました。
その夜、慧輝は唯花や紗雪に軽く手を出してしまった様子。紗雪に至っては、何故か慧輝と一緒のベッドで裸で眠っていました。
(その後慧輝は打ち上げの夜に何があったのか女の子達に聞いていく)
＜男性が苦手な愛梨＞
愛梨：「桐生先輩の――おちん○んを見せてください！」
学校の理事長が視察に来るようです。愛梨は大の男嫌いですが、その案内役を任されてしまいました！(理事長はダンディで筋肉質な男性)
文化祭でも男性への態度が問題となっていた愛梨は、唯一まともに会話のできる慧輝先輩に助けを求めたのでした。
愛梨の申し出に、慧輝は全力で対応！翔馬や三谷凛も巻き込んで男に慣れる特訓をしました！
愛梨が理事長に学園案内する当日。
彼女は、理事長を慧輝だと思うようにすることで、険悪な態度をとることを回避。無事に苦手な男性の案内を終えることができました。
「何事もなくてよかったな」
「ええ、何度か暴言を吐きそうになりましたがなんとか耐えました」
「わりとギリギリだったんだ……」
愛梨は慧輝のことを、憎からず思っているようです。
＜生徒会長から突然の申し出！＞
生徒会室でゲームをしていた生徒会長、高崎先輩から、慧輝にお誘いの言葉が。
鷹崎志帆：「ね？慧輝くんってさ、年上の女の子は好き？」
「むしろ大好物ですけど」
「ゲームが好きなら、私と趣味も合うよね？」
「？ まあ、そうですね？」
「じゃあさ、もし慧輝くんがよかったらだけど――」
高崎先輩：「私たち、付き合ってみよっか？」
(8巻へつづく)
『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』7巻のネタバレ
