ネタバレ注意!
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<現在の戦況>
・プリシラとリリアナは『憤怒』シリウスを討伐!
・スバル、エミリア、ラインハルトは『強欲』レグルスを討伐!
・ガーフィールは八つ腕のクルガン、ヴェルヘルムはかつての妻テレシアと交戦中。しかしクルガンは武器、鬼包丁を使っておらず、テレシアもヴィルヘルムが負傷して止血している時は襲ってきませんでした。
クルガンもテレシアも手加減してくれている様子があります。
・ユリウスとリカードは『暴食』アルフォルドと交戦中。ユリウスのことを「兄様」と呼んだり、意味不明な発言あり。
<『暴食』VSオットー>
オットー、フェルト、『暴食』ライ・バテンカイトス、『白竜の鱗』のメンバーたちの戦いは、『暴食』に逃げられて終わりました。
ライとの戦いにはベアトリスも途中から参加して、強大な威力を誇るミーティアの一撃でライを撃退!
しかし新たな『暴食』であるルイ・アルネブ(ライやアルフォルドと違って少女の姿をしている)が現れ、逃げられてしまいました。
大罪司教の『暴食』は複数人いるようで、人の『名前』を奪うことでその人が存在していなかったことにできる権能を持っています。
更に『暴食』は、存在を奪った人の能力を自分の物にできるようです!戦闘では達人クラスの身のこなし、そして魔法を使ってきました。
ベアトリスは戦いで魔晶石をいくつか使ってしまいます。これは絶大なマナを宿した魔石で、パックを復活させるための物でした。
<アルと『色欲』カペラの戦い>
建物の地下で二人きりになったアルとカペラ。
通常の人間なら致命傷になる一撃を、アルは何度も食らわせますが、カペラにダメージがあるようには見えません。
カペラはアルに求愛しながら色々な姿に変身。しばらくしてアルが仕掛けておいたトラップを発動し、地下空間にあった柱を破壊。カペラは落石に押し潰されました。
アルは無事に逃げ延びてアナスタシアたちと合流。しかしそこへ『色欲』カペラが登場!相変わらず何のダメージも受けていない様子です。
しかしカペラは『福音書』から何らかの指示があったようで撤退。その場にいたアル、アナスタシア、フェリス達は続けて亜獣に襲われました。
(後にプリシラに助けられた)
<ガーフィールの勝利!>
八つ腕のクルガンとガーフィールの戦いは、苦戦の末ガーフの勝利。
首を半分ほど食いちぎられたクルガンは、死の間際に一言、「見事」とだけ言い残して倒れました。
<ヴィルヘルムとテレシアの戦い>
ヴィルヘルムVSテレシア。二人の戦場に息子であるハインケルが迷い込み、ヴィルヘルムは一瞬の隙を作ってしまいました。テレシアはヴィルヘルムの足に傷をつけ、テレシアが勝利。
彼女の持つ『死神の加護』によって、ヴィルヘルムの傷は塞がることはありません。ヴィルヘルムは動けず、このままでは死ぬことが確定していました。
しかしラインハルトがやってきてテレシアを殺害。親子三代が揃った戦いは終わりました。(ラインハルト、父ハインケル、祖父ヴィルヘルム、祖母テレシア)
途中、ヴィルヘルムとテレシアの馴れ初めの回想シーンあり。
ヴィルヘルムは戦いに私情を挟むような人ではありません。しかし妻、テレシアだけは別のようです。
ヴィルヘルム:「殺さないでくれ……」
「それは俺の、テレシアなんだ――っ!!」
ラインハルト:「――お祖母様は、十五年前に僕が殺した」
「ここにいるのは、ただの偽物だ」
ラインハルトは容赦なく、自分の祖母にトドメを刺しました。
それぞれに思うところがあり、ラインハルト、ハインケル、ヴィルヘルムの親子3人はそれぞれが心に傷を抱える結果となりました。
<大罪司教たちとの戦闘結果>
『四方の制御塔を奪還し、都市を脅かした卑劣な魔女教は全て撃退されました! これにより、都市の安全は確保。――水門都市、プリステラの勝利です!』
ミーティアによる放送で、魔女教が撃退されたことが宣言されました!(『色欲』と『暴食』には逃げられた)
ベッドで寝かされているガーフを、ミミは尻に敷いて元気そう。オットーもヴィルヘルムもみんな無事でした!
プリシラは『憤怒』シリウスを生け捕りにしていました。
スバルとエミリアは彼女に面会。
スバルに寄って来たシリウスは、「――あなた、呑まれていますね?」と愛するペテルギウスに向けて声を掛けて来ます。(スバルの中にいる)
シリウス:「ペテルギウスはあなたの中にいる。魂と魂が溶け合い、肉体と肉体が混ざり合い、そうして愛しいあの人が表出するのに時間がかかる。私のすべきことはそれを手伝うこと。あの人の目覚めを、一番傍で見届けること」
『憤怒』の気になる発言は続きます。
「一つだけ忠告を。――『暴食』に気を付けて。『美食家』も『悪食』も『飽食』さえもあなたを奪おうとするでしょう」
「……『暴食』だと?」
「もし、奴らに食まれることがあったら、誰もあなたを覚えていられなくなる。そんなのは嫌です。機会があればぜひ、『暴食』は殺しておいてください。邪魔ですから」
スバルの中にペテルギウスがいること、大罪司教たちはそれぞれが独立していて、協調性は全くないことなどが分かりました。
<ユリウスを誰も覚えていない!>
そのへんをふらふらしていたユリウスに、スバルは声を掛けます。ユリウスは自分のことが分かるスバルに驚いた様子。
ユリウス:「……スバル。君は、私のことが?」
スバル:「ど、どういう質問だよ。ほんの数時間かで忘れられるほど薄味キャラじゃねえよ。『最優の騎士』、ユリウス・ユークリウスさんが何を馬鹿な……」
エミリア:「ユリウスさんって、スバルの知り合いの人?」
ユリウスは『暴食』との戦いで、皆の記憶から消えていました。現在のレムに近い状態ですが、彼は眠り姫にのようにはなっていません。
<アナスタシアの人工精霊>
アナスタシアの様子がおかしいことにスバルは気づきました。
スバル:「――白々しい猿芝居はやめろよ」
「お前はアナスタシアさんじゃない。その人の顔と声で、勝手をやるな」
『色欲』の大罪司教が彼女に化けている疑惑もありましたが、アナスタシアは現在、人工精霊に体を乗っ取られている状態だと話をされました。
自分のことを『ボク』と呼ぶようになったアナスタシアは、本体が彼女の身に着けている襟巻であること、自分を作ったのはエキドナで、人工精霊である自分の名前も同じく『エキドナ』であること、エキドナ(人工精霊)がアナの体を乗っ取ったまま元に戻れなくなったことなどを明かされました。
<5章終了!『賢者』に会いに行くことに>
今回のプリステラの一件で、ユリウスの存在が皆から忘れられてしまいました。また、愛するレムの意識を戻すためにも、『怠惰』を討伐しなくてはなりません。
エキドナ(アナの襟巻の人工精霊)はアナスタシアに体を返すため、スバルはレムの意識を戻すため、更には今回逃した『暴食』と『色欲』の情報を探るため、『賢者』を訪ねることが決定しました!
『賢者』とは、この世のあらゆる事を知る人物。『賢者』はアウグリア砂丘を超えた先にいますが、これは『剣聖』ラインハルトですら超えることができなかった場所です。
しかし、襟ドナ(アナの襟巻の人工精霊エキドナ。スバルがそう呼んでる)は、『賢者』の所へたどり着く方法を知っているようです。
襟ドナは十年以上アナスタシアと一緒にいて、彼女のことを慕っています。彼女はアナスタシアに、早く体を返したいようです。