この6巻はヘスティア・ファミリアにとって大きな転機となります。ネタバレ注意!
・6巻の感想・紹介へ
7巻ネタバレ:ダンまち7巻のネタバレ・あらすじ(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)
5巻ネタバレ:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか5巻のネタバレ・荒筋
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(6) (GA文庫) [ 大森藤ノ ] 価格:691円 |
<退団したいリリ>
リリ:「お願いいたします、ソーマ様。リリを、【ファミリア】から退団させてください……」
リリは正式にヘスティア・ファミリアに入るため、ソーマ・ファミリアの退団を申し出ました。ファミリアを統括している神によって違いますが、ソーマのファミリアでは退団する時に大量のお金を要求されます。(でもこれはマシな方で、一生退団できないファミリアも存在する)
ファミリアの退団するために要求された金額は1000万ヴァリス。リリはまだ支払うことのできない大金でした。
<ベルが喧嘩!>
5巻の18階層での戦いによって、ヴェルフはレベル2にランクアップ。『鍛冶』のスキルを習得することができました!
しかしダンジョンからの生還を祝っての宴会の席で、アポロン・ファミリアの冒険者とベルが喧嘩を始めてしまいます。
冒険者:「威厳も尊厳もない女神が率いる【ファミリア】なんてたかが知れているだろうな! きっと主神が落ちこぼれだから、眷属も腰抜けなんだ!!」
ベル;「取り消せ!!」
ベルは勢いよく席を立ち吠えます。すぐ隣ではリリが言葉を失っていました。
やがて殴り合いになりますが、後から介入してきたアポロン・ファミリアのLv.3、ヒュアキントスという青年にベルは酷くやられてしまいました。(ベルはまだLv.2なので勝てない)
実はこの喧嘩はアポロン・ファミリアがわざとベルを怒らせて仕掛けてきたもの。以降アポロン・ファミリアは、この喧嘩でベルが先に手を出したことを口実にして厄介なことを起こします。
彼らの狙いはベル。神アポロンは、史上最速で成長しているベルを是が非でも手に入れたいと狙っていたのでした!
<アポロンの強行!!>
神様たちが集まる神会が行われました。
今回は各ファミリアでお気に入りの団員を、神様達が一人ずつ連れてくるという変わった趣旨があり、ヘスティア様はもちろんベル君を連れて参加。
同じく参加していたロキ・ファミリアのアイズとベルが二人でダンスをしたり、楽しい時間を過ごしていました――が、アポロンが暴挙に出ます。
ベルは先日、アポロン・ファミリアの冒険者と喧嘩騒動を起こしています。そのことでアポロンはヘスティアに話を持ち出してきました。
アポロン:「私の子は君の子に重傷を負わされた。代償をもらい受けたい」
ヘスティア:「言いがかりだ!? ボクのベル君だって怪我をしたんだ、一方的に見返りを要求される謂われはないぞ!」
アポロン:「だが私の愛しいルアンは、あの日、目を背けたくなるような姿で帰ってきた……私の心は悲しみで砕け散ってしまいそうだった!」
罪を押し付けるアポロン、認めないヘスティア。
ヘスティア:「くどい! そんなものは認めるか!」
アポロン:「ならば仕方がない。ヘスティア――君に『戦争遊戯(ウォーゲーム)』を申し込む!」
『戦争遊戯』。それはファミリア間でルールを定めて行われる、派閥同士の決闘です。
勝利をもぎ取った神は敗北した神から全てを奪う、命令を課す生殺与奪の権を得ます。(通常の場合、団員を含めた派閥の資材全てを奪うのが通例)
『アポロンがやらかしたァ――!!』
『すっげーイジメ』『逆に見てみたい』
沸き立つ神様達。アポロン・ファミリアの戦力はヘスティア・ファミリアとは比べ物になりません!
アポロン:「我々が勝ったら……君の眷属、ベル・クラネルをもらう」
ヘスティア:「最初からそれが狙いかっ……!」
ヘスティア様はもちろんこの申し出を断りましたが、その後アポロン・ファミリアの冒険者たちにベルが襲撃されてしまい、事態を収めるために『戦争遊戯(ウォーゲーム)』を受けざるを得ませんでした。
<『戦争遊戯』をすることになってしまった……>
ヘスティア:「ベル君、一週間だ」
「戦争遊戯が開催されるまで、一週間、ボクが何としてでも時間を稼いでみせる」
「その一週間の間に、ベル君、できる限り強くなってくれ。今日ボク達を襲ってきた子の誰よりも強くなってくれ! 君ならできる!!」
こうしてベルは一週間、修行に励むことになりました。
そして『戦争遊戯』のルールが決まります。
・形式は『攻城戦』。アポロンの城を、時間内にヘスティア・ファミリアが攻め落とせば勝利となる。
・助っ人は一人まで。ただし助っ人の派閥は都市外の【ファミリア】に限る。
団員がベル君しかいないヘスティア・ファミリアにとっては、今のままでは絶対に勝てません。
しかしこのピンチを機に、ヘスティア・ファミリアの団員が増えていきます!
リリがソーマ・ファミリアに囚われてしまいましたが、ヘスティア、ヴェルフ、命(みこと)たちがリリを救出。
その後、神ソーマとの駆け引きでリリが強靭な意志を見せつけ、ソーマにファミリア脱退を認めさせました!
・リリルカ・アーデが正式にヘスティア・ファミリアになった!
更にヴェルフもヘファイストス・ファミリアを抜けて仲間になってくれました。
・ヴェルフ・クロッゾもファミリア入り!
ダンジョン内でベルを窮地に追いやった罪滅ぼしとして、タケミカヅチ・ファミリアから命(みこと)が参戦!
・命もヘファイストス・ファミリアに入団!
更に『豊穣の女主人』から、Lv.4のリューさんも助っ人として『戦争遊戯』に参加してくれることになりました!
こうして増えた団員たちに加え、ベルもアイズさんの下で修業してパワーアップ。万全の体勢で『戦争遊戯(ウォーゲーム)』に臨みます。
<『戦争遊戯』>
遂にアポロン・ファミリアとの決戦が始まりました!
城を守っているアポロン・ファミリアに向けて、『豊穣の女主人』のリューさんが単独で迫ります。
彼女は持っている『クロッゾの魔剣』で城に攻撃!ヴェルフは魔剣が嫌いですが、今回は彼の主義を曲げて魔剣を用意してくれました。
リューさんが城に向けて魔剣の炎を浴びせているだけで城が破壊されてしまいそうな状況。
外に出てきたアポロン・ファミリアの団員たちは、リューさんがなぎ倒し、命(みこと)も重力魔法で動きを止めて戦闘不能にし、城の中からも敵幹部に化けたリリが人員を操り、戦いを有利に進めていきます。
最終的に敵のトップであるヒュアキントス(レベル3)と、ベル(かなり上位のレベル2)との一騎打ちとなりました。
レベルで負けているベルは、修行の成果もあって終始ヒュアキントスを撃破。無事にアポロン・ファミリアに勝利することができました!!!
そしてヘスティア様の、アポロンへ向けた審判が下ります。
ヘスティア:「ホームを含めた全財産は全て没収、【ファミリア】も解散――そして主神である君は永久追放、二度とオラリオの地を踏むなァ――――――――ッッ!!」
アポロン:「ひぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!?」
こうしてヘスティア・ファミリアは新たにヴェルフ、リリ、命(みこと)の3名が加わり、本拠地であるホームもアポロン・ファミリアの物を奪い、一気に躍進を果たしたのでした!
(ただし命(みこと)は1年たったらタケミカヅチ・ファミリアに戻ってしまいます。命は神であるタケミカヅチのことが好きな様子。ファミリアを移転すると、1年間はそのファミリアに居なければならなりません)
そしてアポロンは地上から追放され、もう戻ってくることはありません。
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』6巻の荒筋・ネタバレ。