学戦都市アスタリスク、12巻の荒筋です。ネタバレ注意！
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＜天霧遥が目覚めた！＞
天霧遥が目覚めました！
目覚めた直後はすぐに遥は意識を失ってしまいましたが、それは単に衰弱によるもの。数日後、綾斗は治療院の院長、ヤン・コルベルから『遥が目覚めた』と報告を受け、チーム・エンフィールドの皆で合いに向かいました。
ハル姉の肉体の成長は止まっていて、今では綾斗の方が背が高くなっていました。また、綾斗にとっては久しぶりの姉との会話ですが、姉にとっては時間も止まっていたため、久しぶりと言う感覚は無いようです。(弟たち皆がいきなり成長した！)
ハル姉はヴァルダ＝ヴァオスに一部記憶を塗り替えられていましたが、自分でそれに気づき、綾斗の＜黒炉の魔剣(セル＝ベレスタ)＞を使って自分の記憶の改竄を焼き切ってしまいました！
（遥は黒炉の魔剣の元の持ち主です）
別の場所にて。
星武祭運営委員長のマディアス＝メサ、ヴァルダ＝ヴァオス、レヴォルフ生徒会長のディルクの3人が話し合っていました。
ヴァルダは自分が遥に掛けた記憶の改ざんが解かれたことを察します。
3人が怪しげな会話をして解散。
マディアス：「悪いが、これ以上はさすがに何も与えてやれないよ、遥。たとえ君が朱莉の娘だったとしても。――いや、朱莉の娘だからこそ、か。」
＜マディアスと朱莉の出会い＞
マディアス・メサは学生の頃、歓楽街で遊んでいた時に八薙草朱莉と出会いました。
彼女は学費などを自分で稼いでいて、お金が必要なため働いていたのですが、たちの悪い客に絡まれていたところをマディアスが助けました。
その後、マディアスと朱莉は学院で再開。朱莉が同じ学院の先輩だと分かりました。
朱莉の勤めていたお店は警察の手入れに遭い、しばらく営業停止。朱莉はお金に困っていて、《蝕武祭(エクリプス)》という怪しい闘技に誘われていました。
1戦で大金を稼げるらしい《蝕武祭》。良く知らない二人は、とりあえず二人で《蝕武祭》へ行ってみることにしました。
(八薙草 朱莉！)
＜天霧遥の過去＞
昔、『本当の父親』を名乗る処刑刀(ラミナモルス)が、天霧遥に接触。
処刑刀はもう一度＜落星雨(インベルディア)を起こそうとしていましした。
(落星雨は昔に起きた大災害。しかし、その結果世界に万能素(マナ)とマナダイトが散らばった)
遥は「エクナート」と呼ばれる処刑刀の仲間を倒し、彼らの計画を阻止。「エクナート」は人間ではない存在で、遥が倒すと石の様になってしまいました。
月には巨大なウルム＝マナダイトがあり、エクナートを月に送り込み、それを使って＜落星雨(インベルディア)＞の再発を起こそうとしていた模様。
遥は処刑刀の隙を突き、計画を阻止するために処刑刀に着いていきました。その際、綾斗が付いてこないよう、綾斗の力に制限をかけて力を封じました。
処刑刀は遥よりも強い相手。よって、綾斗が遥よりも強くなった時(処刑刀を倒せる可能性が出始めた時）、綾斗の力が解放されるようにしました。
その後、遥は彼らの計画をを止め、再び地球に＜落星雨＞が降ることはありませんでしたが捕まってしまい……。
遥：「で、捕まったあたしはさすがに覚悟を決めたのだけれど、《処刑刀(ラミナモルス)》はそれでもあたしを殺したくなかったみたい。しばらく監禁された後、勝負を持ちかけられたの。自分と戦って負けたなら、今度こそ本当に自分たちの同士になれって」
綾斗：「もしかして、それが《蝕武祭》での……？」
遥：「結果は知ってるみたいね。あたしは負けちゃったけど、その代わりに《処刑刀》の力を封じることに成功した。それから、あたしはその封印を解除されないように、自分自身にも封印を施したの」
＜蝕武祭！＞
八薙草朱莉とマディアス・メサは＜蝕武祭(エクリプス)＞に出場。マディアスが圧倒的な力を見せて敵を殲滅し、最後は朱莉に軽くデコピンをしてもらい、優勝者は朱莉となりました！(朱莉、大金ゲット)
しかしこの＜蝕武祭＞のせいで星導館の生徒会長に二人の実力がバレてしまい、半ば強引に二人がタッグを組んで＜鳳凰星武祭(フェニクス)＞に参加させられることになってしまいました……。
＜王竜星武祭(リンドブルス)の参加者たち＞
過去2回、王竜星武祭を制覇しているオーフェリア・ランドルーフェンを筆頭に、今回の王竜星武祭(リンドブルス)の参加者は過剰なまでに強豪ぞろい。
范星露が他の学園の生徒を鍛えていることもあり、ユリスなど各学園の皆もパワーアップしているようです。
中には范星露を吹っ飛ばすような剛の者も2人ほど現れる始末。
更にはアルディ、リムシィに続く第3の自立型偽形体、『レナティ』も参加予定。とてつもなくレベルの高い星武祭になりそうです。
（ついでにレスター・マクフェイルに彼女ができました。おめでとう！）
＜ラミナモルスの襲撃！＞
綾斗が遥を連れて歩いているところを、＜処刑刀(ラミナモルス)＞が襲ってきました！
彼は遥の体に赤霞の魔剣(ラクシャ＝ナーダ)の一部を埋め込んでいて、遥の命は処刑刀が握っている状態にありました。
遥の命を交渉材料に、遥は処刑刀にかけていた力の拘束を解き、更に綾斗は王竜星武祭(リンドブルス)に出場することとなってしまいました。
処刑刀は綾斗に優勝してグランドスラム兼3連覇を達成して欲しいようです。優勝できないと遥の命の保証はありません。
ユリスはオーフェリアに呼び出され、何かを伝えられました。(不明ですが、衝撃的な内容だった様子)更に綾斗が姉のために王竜星武祭に出場すると聞き、更にショックを受けました。
ユリスの心は激しくかき乱されます。
……
綾斗は遥と特訓。
《黒炉の魔剣》が求める使い手を理解し、プラーナのコントロールができるようになりました！（黒炉の魔剣は小型化。使いやすい形状に）
更に遥は綾斗に、天霧辰明流の、「奥伝」の先を教えます。
遥：「――綾斗、今からあなたに天霧辰明流の極伝を授けます」
そしていよいよ、＜王竜星武祭(リンドブルス)＞が始まります。
――以上、『学戦都市アスタリスク』12巻のネタバレ・荒筋でした。
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