「この素晴らしい世界に祝福を!」12巻、[女騎士のララバイ]のネタバレをしていきます。購入予定の方、内容をまだ知りたくないという方はネタバレ注意!
〜このすば12巻 女騎士のララバイ〜
このすば13巻のネタバレ:このすば! 13巻のネタバレ~ウィズがストーカー被害!?(この素晴らしい世界に祝福を!)
このすば11巻のネタバレ:このすば11巻のネタバレ!(こめっこが来た!)
12巻の感想:このすば12巻の感想・紹介! ダクネスを『ママ』と呼ぶ女の子……(この素晴らしい世界に祝福を!
このすば! 12巻の詳細へ――
<ダクネスに娘が!?>
女冒険者:「やっぱりララティーナちゃんに似てるよね! ねえ、お姉さんに本当の事言いなさいよ! 父親は誰?」
ダクネス:「ああもう、この酔っぱらいどもめ! おいカズマ、お前もこの連中を何とかしろ!」
カズマ:「俺の子だ!」
ダクネス:「ぶっ殺すぞ貴様! これ以上話をややこしくするな!」
そんな様子を見てクスクス笑う女の子はデスティネス・フォード・シルフィーナ。ダクネスのいとこですが、シルフィーナには母親がいなかったので、ダクネスが母親代わりのようなものでした。なのでシルフィーナはダクネスのことを『ママ』と呼んでいます。
ろくに話を聞かないまま、アクアは『ダクネスに子供が出来た』と即行でギルドに広めに行き、ダクネスに叱られました。
<めぐみんとの関係>
めぐみん(父役)、シルフィーナ(母役)、カズマ(子役)でおままごとをしました。
「子供を持つのも悪くなさそうですね」とめぐみんが言い出したり、その夜にめぐみんがカズマの部屋に行って「今夜は一緒に寝ようと思いまして」と言って来たり。しかし今まで騙され続けてきたカズマはめぐみんの思わせぶりな言動を警戒。
その様子にめぐみんも焦りだし、二人はしっかりと話し合い、お互いにお互いが好きだということを確認し、『友達以上、恋人未満』の関係になることにしました。
翌日。さっそく2人はデートに向かいましたが、それはいつもの日課の一日一爆裂。しかもアクアも付いてきたため、デートという感じでは無くなってしまいました。
<冒険者たちが緊急招集!>
めぐみん、かずま、アクアがデート(?)から帰ると、ギルドが冒険者たちを呼び出していました。
ギルドへ行って話を聞くと、これまで税金を黙認されてきた冒険者たちですが、先日塩漬けクエストの大量消化などがあったため、皆に多額のお金が入りました。
そのため今回は冒険者たちも税金を支払うよう、役人の人たちが徴税に来たのでした!高額所得者は収入の半分が税金として持って行かれてしまいます!
この国の税金は、期日まで逃げ切ることが出来れば支払う必要が無くなるため、皆は急いで逃げ出しました。
(期日は今日なので、夜まで逃げ延びれば税金は払わなくて済みます)
カズマはダクネスに捕まり、手錠で繋がってしまいましたが、説得して一緒に逃亡。(ダクネスは貴族なので、税金を取り立てる側です!)
結局カズマは『スティール』を使って軽犯罪を犯し、少しの間牢屋に入ることで期限まで逃げ延び、税金を払わずに済んだのでした。
この素晴らしい世界に祝福を! 12 女騎士のララバイ 角川スニーカー文庫 / 暁なつめ 【文庫】 価格:704円 |
<ダクネスと繋がったまま>
ダクネスとカズマを繋いでいる錠は、ダクネスが屋敷の庭に放ってしまっていて、役人たちから逃げ延びた後も2人は繋がったまま。夜なので庭を探すこともできません。
ダクネスとカズマはそのまま食事をし、カズマは風呂に入ってダクネスはその隣で体をふき、一緒のベッドで寝ます。
夜。ベッドの上にて。
ダクネス:「……お前は、めぐみんの事がすきなのか?」
カズマが婉曲にめぐみんのことが好きだと言うと、ダクネスは泣き始めてしまいました。
ダクネスが泣きやみ、カズマに向かって自分の思いを伝え始めました。
ダクネス:
「……私も」
「……私も、お前の事が好きだ」
「最初はただ漠然と、好みのタイプの男だと思っていた。……お前は……。外見はパッとせず、スケベで、出来るだけ楽に人生送りたいと人生舐めてるダメなやつで。働きもせずに朝から酒を飲んでみたり、しまいには借金まで作って。フフッ」
「……そんなお前が、色んな強敵を相手どり、次々と倒していったのには胸がすく思いだった。お前よりも強くて経験もある魔剣使い。遥かに格上の魔王の幹部。数え上げたらキリがないが、お前はいつだって私を驚かせてくれたな。……あの領主の前で金をぶちまけた時なんて、堪らなかったぞ」
「お前はいつの間にか、私の好みとはかけ離れていったな。最近でこそ仕事もせずにゴロゴロして、昼間から酒を飲んだりもしているが。……いつの間にか、私の好きなダメな男のタイプからはかけ離れていった」
「……お前が好きだ。最初は、お前が私好みのタイプのダメ男だったから、惹かれていった。だがいつの間にか……。私の好きなタイプはお前自身になっていた。もう、お前がどんな人間に変わろうとも、きっと、私はお前の事が好きなのだろう」
「お前が好きだ。……そしてお前は、めぐみんが好きだと言う。だがそれでも、私はお前が好きだ。……私は、めぐみんも好きだ。アクアも好きだ。今の、皆の関係を壊すぐらいならばと、ずっと胸の内に秘めておくつもりだった。でも……」
そんなダクネスの告白に対し、カズマも珍しく誠実に答えました。
カズマ:「……ごめん。俺は、既に誰かが気になってる状態で、別の誰かに告られたぐらいで臆面もなく好きだとか言えないし、二股かけられるほど経験に長けてるわけでもなきゃ、そこまでのクズでもない。俺は、お前とは付き合えない」
ダクネスはきちんと答えて自分を振ったカズマにお礼を言い、その場を立ち去り……失敗。カズマとダクネスはまだ手錠で繋がれたままなのでした。
それを笑ったカズマに仕返しとばかりに、ダクネスはそっとカズマにキスをしたのでした。
そのまま性欲が爆発したダクネスが暴走!カズマが悲鳴を上げ、2人が行為に及ぼうとしている所にアクアとめぐみんが部屋に侵入!
アクアの目は夜の暗闇でもしっかり見えるので、めぐみんがアクアに、庭に落ちている二人の手錠の鍵を探させていたのでした。
手錠から解放され、ようやく二人は自由になりましたが、カズマはその夜、眠ることはできませんでした……。
<ダクネスの噂>
冒険者たちから税金を取り立てたのは、ダクネスの先導によるものでした。(冒険者たちはお金を持ち、クエストに出向くことが無くなったため)
これによって冒険者たちは減った資金の調達を求めて積極的にクエストに勤しむようになりました!
冒険者たちは、ダクネスが税金を取り立てて何に使うつもりなのか不信に思っていました。噂では、ダクネスは最近小さな男の子連れて何かを教えているといいます。
冒険者たちがダクネスの様子を確認しに行くと、彼女は普通に子供たちに勉学を教えていただけでした。
この国には学校というものがありません。(紅魔の里には独自の学校がありましたが……)ダクネスは国の将来を見据えて、ダスティネス家の自費で子供たちを教育していたのでした。
ダクネス:「冒険者から徴収した金は、冒険の最中に不具合になった者の老後の手当てや治療に充てられることになった」「これで歳を取って冒険できなくなった者も、最低限食べていける程度の年金はもらえるぞ?」
ダクネスへの誤解や税金の行方などの不信は解けました。
しかし、その場にいた子供たちが次々と体調不良を訴えはじめます。病名は『コロリン病』。その場に来たバニルが言うには、「高位の悪魔の爪」が特効薬の調合に不可欠でした。
アクアとめぐみんは看病と子供たちの回復のために残り、ダクネスとカズマはバニルの知り合いだという、この国の貴族に扮した高位悪魔を訪ねることにしました。
<クリスも登場!>
貴族をやっている高位の悪魔ですが、何故かペンギンの着ぐるみを着ていました……。この国では実力があれば、多少変人でも寛容に接してくれるそうです……。
カズマが金をちらつかせても、悪魔は金には困っていないようで進捗は無し。悪魔は人の悪感情を好むので、ダクネスとモンスター達を戦わせますが、ダクネスからは一向に悪感情は得られず。
結局、悪魔の爪は貰うことはできず、破談となってしまいました。
その後。エリスに祈ったダクネスのもとに、盗賊クリス(正体はエリス様)がやってきました!
夜に屋敷に侵入し悪魔から爪を奪おうとしますが、相手が悪魔だとしったクリスが暴走!
(クリスは、というか女神は悪魔やアンデッドを見ると執拗に容赦なく葬ろうとする癖があります。アクアもそうです)
最終的にダクネスが敵にやられている間に女神・エリス様が降臨。悪魔を攻撃。相手の悪魔はかなり残機を減らされたのでした。
<カズマ、めぐみん、ダクネスの関係>
子供たちのコロリン病は無事に治りました。
後日、めぐみんが爆裂魔法を湖に放ち、魚を取っているあいだにダクネスがカズマに2度目のキス。それをめぐみん、アクア、シルフィードに見られてしまい、関係はややこしくなるのでした。
以上、「この素晴らしい世界に祝福を!」(このすば)12巻のネタバレでした。
このすば! 12巻の詳細へ――