アクセル・ワールド 21巻、〈雪の妖精〉のあらすじ。ネタバレ注意!
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<無制限中立フィールドへ!?>
――《パラダイム・ブレイクダウン》
白のレギオンとのとの領土戦ステージに登場した謎のバーストリンカーの心意技によって、ハルユキたちは無制限中立フィールドへと移行させられてしまいました!
ハルユキが急いでハイエスト・レベルに意識を浮上させ、メタトロンと再会。より高度な位置から現状を把握しました。
自分たちが幻を見ているとかではなく、確かに無制限中立フィールドへと移動させられていることを再確認したハルユキ。
しかしそこへ、敵アバターがやってきました。
来たのはオシラトリ・ユニバースの幹部集団《七連矮星(セブン・ドワーフス)》の一人、スノー・フェアリー。
ハルユキとメタトロンが今いるのはハイエスト・レベルなので、もちろん並のバーストリンカーでは来ることはできません。
しかも、このスノー・フェアリーは『覗かれている』ことを感知してこの意識階層まで来たようです。
スノー・フェアリーには、ハルユキとメタトロンの繋がりがバレてしまい、更に強制的にハイエスト・レベルから意識を下され、戦場に戻されてしまいました。
(オシラトリ・ユニヴァースのバーストリンカー、スノー・フェアリー)
<オシラトリ・ユニヴァースの策謀、無限EKに嵌められた!>
グレイシャー・ビヒモスの心意技、《最終氷期(ラスト・グレイシャル・ピリオド)》によって、ハルユキのレギオンの仲間たちは氷の壁の中に閉じ込められてしまいました。
更に、スノー・フェアリーの心意技《白の終局(ブライニクル)》が発動。ゆっくりとこちらに迫ってきました。
シスル・ポーキュパインたち上位ランカーが、フェアリーの心意技が攻撃力全振りの『食らったら死ぬ』攻撃だと判断。
フェアリーの《白の終局》は動きが遅いですが、ビヒモスの氷の壁のせいで逃げることができません。
ハルユキたちは心意技で氷の壁を壊そうとしますが、アイボリー・タワーの心意技、《虚数時間(イマジナリー・タイム)》で心意技がかき消されてしまいます。
しかたなく、ハルユキがチユリを連れて氷の壁を飛んで超えていき、脱出。こちらのメンバー14人と、巻き添えとなったアイボリー・タワーの15人の死亡マーカーが現れました。
オシラトリ・ユニヴァースは自軍の味方も巻き添えにして、こちらの無限EKにハメる罠を用意していたのでした。
このままハルユキとチユリがポータルから脱出し、現実世界に帰ってくれば皆のニューロリンカーを外して強制的に脱出することが可能。
しかし、ハルユキたちがポータルの前に着くと、そこには巨大なエネミーが設置されていてポータルにはたどり着けそうにありませんでした。
ハルユキとチユリが忍者型のアバターに襲われますが、トリリード・テトラオキサイドの飛び入りで難を逃れました。
トリリード・テトラオキサイドは、この領土戦が行われる直前にネガ・ネビュラスに加入していたのでした。
ハルユキ、チユリ、リード、メタトロンの4人で状況の打開策を考えます。
<赤と黒の王>
ブラック・ロータスとスカーレット・レインの2人は、いきなり無制限中立フィールドにやってきた状況をなんとか把握。ロータス(黒雪姫)は、親友である若宮恵が過去にバーストリンカーだったと推測していて、彼女がフィールドを変える能力を持っていたことを思い出していました。もしかしたら、彼女はオシラトリ・ユニヴァースに利用されているのかもしれません。
ニコとロータスは氷の壁(氷の塔?)のようになっている場所を発見。中に死亡マーカーがあることから見方がやられたこと、そして氷の壁の上部分が空いていることと死亡マーカーの数からクロウは恐らく脱出していることを推察。
クロウ(ハルユキ)が脱出に成功したら、すぐに死亡マーカーがいくつか消えるはず(ハルユキがニューロリンカーを外してくれるはず)だとあたりを付け、ロータスとニコは様子見することにしました。
ハルユキ、チユリ、リードが移動していると、オーロラの壁のようなものにぶつかりました。メタトロンが言うには、この壁は先ほど起きた大規模空間変動によるもので、壁は半径2kmの円を描いているようです。
どうやら皆を無制限中立フィールドに送ったバーストリンカーは、心意技を今も維持し続けているようで、そのバーストリンカーを倒せば元の空間に戻ることができるかも知れません。
この心意技の壁の範囲内に、メタトロンの居城、《コントラリー・カセドラル》のゲートがあるようなので、メタトロンの提案でこのダンジョンへ向かうことになりました。
このダンジョンの最奥部には、彼女の本体、ビーイング・メタトロンがいます!
<メタトロン参戦!>
黒雪姫とニコは仲間たちを助けるため、皆の死亡マーカーが消えて復活するタイミングで強襲する予定でした。
しかし、皆が復活し始めた時、ハルユキの連れてきたメタトロンが現れ、大規模大破壊力の《トリスアギオン》が放たれました!
これによってビヒモスの氷の壁が破壊されました。
メタトロンの参戦でネガ・ネビュラスが優勢になったかと思いきや、若宮恵(黒雪姫の友達)のアバターだと思われる者が心意技《パラダイム・レボリューション》を発動。
それまでの魔都ステージは地獄ステージとなり、これによって力を復活させたばかりのメタトロンは力を失ってしまいました。(メタトロンは地獄ステージが苦手)
地獄ステージは床一面に毒沼、酸の沼、鋼鉄のトゲなどが張り巡らされ、歩くだけでダメージを負ってしまいます。
皆よりも早くやられたおかげで早く復活できたショコラ・パペッターの《カカオ・ファウンテン》とミントミトンの《ヴェイパー・コンプレッション》(冷却技)によって、地面を固まったチョコレートで覆い、ネガ・ネビュラスの皆のための足場を作ることに成功!
敵のアイボリー・タワーは神器《ザ・ルミナリー》を持っていました。(これはエネミーをテイムできるアイテムのようです)
本来なら《ザ・ルミナリー》の持ち主はホワイト・コスモスのはずですが、今の所有者はアイボリー・タワーになっているようで、アバターに合わせて《ザ・ルミナリー》の見た目も変わっていました。
アイボリー・タワーは《ザ・ルミナリー》の力で、邪神級のエネミー(地獄ステージにしか出ない。神獣級に匹敵)10匹でネガ・ネビュラス達を囲んでしまいました。
黒雪姫、ニコも参戦したので、ネガ・ネビュラスはこのままでは全員全損の危機!
(黒雪姫の親友・若宮恵。心意技で無制限フィールドに転移させたのは彼女?)
<オーキッド・オラクル>
ハルユキはフィールドの変遷を行った、桃色のアバター(若宮恵?)の所へ向かおうとしますが、全身に薔薇を纏った女性型アバターが立ちはだかりました。彼女はローズ・ミレディー。《七連矮星(セブン・ドワーフス)》の第三位。
ハルユキがローズ・ミレディーを引き付け、トリリード・テトラオキサイドがハルユキごとミレディーを切断。即座にライム・ベルがハルユキの時間を戻して回復するという荒業でミレディーを倒しました。
アイボリー・タワーの正体がブラック・バイスであることが発覚!
リードはベルを抱えてブラック・バイス(アイボリー・タワー)の近くまで迫り、ベルが《シトロン・コール》でバイスの持つ《ザ・ルミナリー》を元の持ち主の下へ送り返します。
制御を失った邪神級のエネミーは即座にブラック・バイスを握り潰しました。
ハルユキは変遷を行った桃色のアバターの所へ行くことに成功。彼女の名前はオーキッド・オラクル。やはり正体はかつてバーストリンカーだった若宮恵でした。
加速世界にアバターだけが残っているのではなく、現実の若宮の方も記憶が戻っています。彼女は全損した自身の親、サフラン・ブロッサムの復活を条件にホワイト・コスモスに協力していました。
オーキッド・オラクルは、サフラン・ブロッサムを無限EKの罠にかけたのがホワイト・コスモスだと知りませんでした。
ハルユキが説得してオーキッド・オラクルは心意技を解き、無制限中立フィールドから通常の領土戦に戻り、そのままネガ・ネビュラスは勝利!
オーキッド・オラクル(若宮恵)とブラック・ロータス(黒雪姫)の関係は複雑なものになってしまいましたが、お互い仲直りする意志はある様子。
<加速研究会とオシラトリ・ユニヴァースの関係>
もともと今回の領土戦は、加速研究会とオシラトリ・ユニヴァースの関係を裏付けるため、領土戦に勝利して領土を獲得し、マッチングリストを確認できるようにすることが目的でした。
マッチングリストは青のレギオンの幹部、コバルト・ブレードとマンガン・ブレードでした。
残念ながら、オシラトリ・ユニヴァースのバーストリンカーの中に加速研究会のメンバーは確認できず。作戦は失敗に終わったかのように思われました。
奈胡志保子:「あおの、これが証拠になるのかは解らないんですけど……」
楓子:「言ってみて、ショコちゃん。いまはどんな可能性にもすがりたいわ」
奈胡志保子:「はい。えと……わたし、邪神に囲まれて絶望的な状況になっても、守られてるだけで何もできなくて……せめて、みんなの戦いを記憶に……できれば記録に残したい、って思って……」
「……わたし、リプレイカードで録画してたんです。アイボリー・タワーが、ブラック・バイスに変身するところを。これって……証拠に、なりませんか?」
――『アクセル・ワールド』21巻、[雪の妖精]あらすじ、ネタバレ
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