『Re:ゼロから始める異世界生活』16巻の荒筋です。ネタバレ注意!
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<物語は一年後からスタート!>
『聖域』事件の解決から1年が経過。
スバルは厳しいトレーニングを積んでパワーアップしていました!
現在は、新しいロズワール邸で皆で暮らしています。ガーフィールとオットーも一緒。
ガーフィールは戦力として、オットー・スーウェンは高い教養と知性・人柄を買われ『筆頭内政官』としてエミリア陣営の重役に着いています。(本人はまだ大商人になる夢を諦めてはいないようですが、オットーがいなくなるとエミリア陣営が崩壊してしまうくらい、重要なポジションについています)
聖域での『大兎』(三大魔獣の1つ)の討伐は、まだ世間に信じてはもらえず、認められていません。
ガーフィールはお婆ちゃんに毎日手紙を出し続けています。
オットー、ガーフィール、スバルの3人は今でも仲良しで、オットーの晩酌に2人で付き合う夜も多いようです。(スバルはまだ未成年なので酒はNG)
ある日、アナスタシア・ホーシンの陣営から使者がやってきます。使者として新・ロズワール邸にやってきた二人、ミミとヨシュア。
ミミは猫耳でちっちゃい、でも戦闘力は高いアナスタシア戦力の副団長。『白鯨』と戦った時などにスバルと知り合っています。
ヨシュア・ユークリウスはユリウスの弟。
ヨシュアの話では、アナスタシアはエミリアを、水門都市プリステラで行われるパーティーへ招待したいようです。
エミリアは現在、精霊パックを失っていて、再契約するために純度の高い魔晶石が必要。
そして水門都市プリステラに、エミリアが欲している魔晶石を取り扱っている商人がいるそうです。
エミリアは早くパックと再契約したいので、この話を快諾。
その夜。オットーは自分の意見を聞かずに勝手に話を進められたのが気に食わず、スバルとガーフィールに愚痴りながら酒に酔うのでした。
(精霊使いとなったスバルとパートナーのベアトリス。幸せな日常)
<水門都市プリステラへ>
プリステラは水に囲まれた美しい都市でした。陸路より水路の方が発達していて、水路を避けるために陸の道路は複雑に入り組んでいます。
アナスタシアと待ち合わせしている宿、『水の羽衣亭』に到着。アナスタシアから例の高純度の魔水晶を持っている商人の情報を教えてくれました。
商人は『歌姫狂い』という異名が広まっている男で、このプリステラにやってきている歌姫に心を奪われ追いかけているようです。
……ちなみにこの魔水晶の情報をアナスタシアが教えてくれている間、ガーフィールはミミに飛びつかれ、そのまま旅館内の探検へと連れられていきました。
ミミはガーフィールが大好きな模様。後にミミをたぶらかした(?)ガーフィールは、ミミの弟ヘータローとティビーに襲われることに。姉を思っての二人の行動に共感したのか、ガーフィールは二人には反撃せず逃げのびました。
いつもは感情を表に出さないアナスタシアもミミのことになると心穏やかではいられない様子。ミミの心を奪ったガーフィールを牽制したいようです。(ミミはアナスタシア陣営の人気者。マスコット的存在)
あまりにも純粋なエミリアの性格に、アナスタシアが珍しく調子を狂わされた一幕もありました。
水路を船で移動。その道中でスバルが船酔いし、陸に下ろしてもらい皆と別行動に。
スバルは歌っていた『歌姫』ことリリアナを発見。リリアナはかつてロズワール邸に来たこともある知り合いです。
リリアナは『歌姫狂い』の商人を説得してあげるとスバルに言い、店まで案内してくれました。
店には既にエミリアたちが来ていて、魔水晶を買い取る商談が始まっていました。しかし、件の『歌姫狂い』の商人キリタカは、スバルとリリアナがくっ付いている所を見て発狂。
キリタカ:「ぼ、ぼぼぼ、僕のリリアナに触るなぁ!!」
この日の交渉は決裂に終わりました。
<『王選』候補者が集結!(プリシラ以外)>
アナスタシアに呼ばれた宿『水の羽衣亭』には、クルシュとフェルトも来ました!アナスタシアはこの二人も呼んでいて親交を深めようとしていたようです。ただし、王選候補者が来る時期がここまで露骨にカブり、4人が一度に集まってしまったのはアナスタシアの方でも想定外だったようです……。(アナスタシアは合う日どりを指定していません。偶然同時期に皆が来てしまいました)
記憶を失い、すっかり女性らしくなったクルシュは、自分の記憶を奪ったと思われる魔女教大罪司教『暴食』の情報を求めてやってきたようです。(もちろんフェリスも一緒!)
アナスタシアが『暴食』に関する情報を掴んでいるようです。尚、クルシュの意向でスバルにも『暴食』の情報は開示してくれるようですが、この日はまだ情報をまとめている所で、話してはくれませんでした。
フェルトは『黒銀貨』の一件でアナスタシアにお世話になったので来ました。フェルトも『王選』の候補者に見合うだけの活躍をしているようです。
付添で来た専属騎士ラインハルトには相変らず粗雑な態度を取り続けていて、関係がうまくいっているようには見えませんが……。
ガーフィールはラインハルトの実力を見抜き、警戒。
クルシュと一緒に来ていた『剣鬼』ヴィルヘルムさんとラインハルトは祖父と孫の関係ですが、関係は良くないようで言葉を交わしません。
ミミは相変わらずガーフィールが大好き。その様子を睨みつけるお姉ちゃん大好きヘータロー。更に下の弟ティビーは我関せず。
『水の羽衣亭』は、スバルが元居た世界の家に近い造りをしていて、その建築様式は『ワフー建築』と呼ばれていました。また、夕食には刺身料理(こっちの世界では生魚を食べる習慣は無い)が出され、昔、スバルやアルと同じ世界から来たと思われる大商人ホーシンの名残が見えるのでした。
夜。ヴェルヘルムさんとスバルがお話。ヴェルヘルムさんはラインハルトと仲直りしたいようです。また、ラインハルトの方も日中に「『白鯨』を倒した時のことを教えてくれ」と言って来たので、自分の祖父に無関心というわけではない様子。
何やら複雑な家族事情がありそうです。
<朝>
フェルトとラインハルトは彼女らなりの関係を築き上げているようで、思いの外うまくやっているようです。
朝食の席で、プリステラの朝の放送が流れました。放送をしていたのはなんと『歌姫狂い』の商人キリタカ。更にゲストに歌姫リリアナの歌声も流れました。
しかし、この時リリアナが歌った曲は『剣鬼恋歌』。素晴らしい歌声でしたが、朝食の席にいるヴィルヘルムさんの恋の歌でした。
リリアナの歌で場の空気は気まずくなってしまいましたが、ヴィルヘルムの方からラインハルトに声を掛け、二人の関係に修復が見え――
そうになったところでいきなり粗暴な身なりの謎の男が乱入。この人は王国騎士団の副団長にしてアレストア家の家督を握る男。ハインケル・アレストアでした。(ラインハルトの父親、ヴィルヘルムさんの息子)
ハインケルが茶々を入れて場の空気が悪くなり、更に最後の王選候補者、プリシラも登場!(ハインケルはプリシラがけしかけたようです)
プリシラは場の空気を好き放題に乱し、癇癪を起こしハインケルが瀕死になるまで暴行。そのまま帰っていきました。
(ラインハルト、ヴィルヘルムさんと違ってハインケルは無能)
<ハインケルの黒い噂>
後でスバルが話を聞くと、テレシア・ヴァン・アレストア(ヴィルヘルムさんの奥さん。剣聖)が戦死した『大征伐』の際、本当はハインケルが現場に向かうはずだったにもかかわらず、自分の母(アレストア)を推薦して戦地に向かわせたそうです。結果、アレストアは戦死。
更に、この『大征伐』にはヴィルヘルムさんは行けなかったのですが、それは王族の子が何者かに誘拐されたため、その捜索に当たっていたからです。この王族誘拐事件にハインケルが一枚噛んでいたのではないかという噂もあるようです。
<魔女教大罪司教『憤怒』登場!>
(16巻での新キャラ、ハインケルとシリウス)
エミリア、スバル、ベアトリスの3人は、昨日リリアナが歌っていた公園へ散歩。
リリアナは昨日と同じ場所で歌っていて、更にプリシラも一緒に踊っていました(!)
リリアナがエミリア、プリシラに曲を披露している間、スバルは皆のためにお菓子を買いに向かいます。
スバルがリリアナの所に戻る道中、全身に包帯を巻いた女性が演説していました。彼女は『魔女教大罪司教『憤怒』担当、シリウス・ロマネコンティ』と名乗り、スバルを初めとする群衆は彼女の言葉に静かに耳を傾けるのでした。
やがてシリウスの『愛』に関する演説にスバルを初めとするその場の人々は陶酔。涙まで流し始めました。
シリウスが重症を負った少年を刻限塔から突き落とし、少年が落下。少年がひしゃげた音がしたと同時にあたりは血に染まり、スバルは『死に戻り』。
今回『死に戻り』したのは、リリアナにお菓子のお使いを頼まれた地点。スバルが命を落とした、ほんの十数分前に戻ったのでした。
――リゼロ『Re:ゼロから始める異世界生活』16巻のあらすじ・ネタバレ――
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