(リゼロ10巻の表紙)
Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)10巻のあらすじをネタバレしていきます。
ネタバレをまだ読みたくないという方は要注意!
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それでは以下、「Re:ゼロから始める異世界生活」10巻のネタバレです。
<『怠惰』を倒し、レムとクルシュは……>
まずは前の9巻のおさらい。
大罪司教、『怠惰』のペテルギウス・ロマネコンティをスバルたちは見事倒しました!しかし、『怠惰』を倒した後、レムとクルシュが別の大罪司教たちに襲われ、クルシュは記憶を失い、レムはスバル以外の皆から忘れ去られ、目を覚ますことの無い「眠り姫」状態になってしまいました。
スバルとエミリアは記憶を失って女性らしくなったクルシュに別れを告げ、眠り続けるレムの体を引き取り、ロズワール邸へと帰ります。
<フレデリカ!>
ロズワール邸につくと、見た事も無いメイドさんが出迎えてくれました!彼女は半獣半人のフレデリカ。
元々ロズワール家で働いていたのですが、ロズワールが身元整理するのに合わせて解雇されたメイドさんでした。
どうやらレムがいなかったことになったでロズワール邸の管理がままならなくなり、フレデリカが呼び戻されたようです。(ラムのメイドとしての能力はイマイチです。ラムだけでは広いロズワール邸をまわしていけません!)
屋敷にはまだ「聖地」へ行ったラムとロズワール、そして村人たちが帰って来ていませんでした。村人たちを避難させた場所の距離的に、ラムたちが先に帰宅していないというのは妙です。
ラムたちの様子を見るため、スバルとエミリアはラムたちが行った『聖地』と呼ばれる場所に行くことにしました。聖地の場所はフレデリカが知っていて、教えてもらいました。
(この間、新しいメイドとして村の少女ぺトラが雇われたり、ベアトリスと会って『怠惰』から奪った福音書を見せたり、エミリアの精霊パックがここ最近出てこないのを心配したり、色々ありましたが割愛)
<いざ、聖地へ!>
フレデリカは青い輝石がはめ込まれた首飾りをエミリアに渡しました。聖域に入るために必要だそうです。
フレデリカ:「――ガーフィール、という人物にお気を付けください。『聖域』において、エミリア様たちが最も注意して接しなければならないのが、その人物ですわ」
そう言ってフレデリカはエミリアとスバルを見送りました。(ついでに行商人のオットーも付いてきます。ロズワールに商談を持ちかけるまではスバルに付いていくしかありません。彼だって生活がかかっています!)
<青い輝石に反応が!?>
訳ありの亜人たち(獣人、エルフなど)が棲むという「聖域」に近付くとフレデリカから渡された青い輝石がいきなり発行し始めました!
スバルが輝石を放り投げようとすると、エミリアは倒れてしまいました。更にスバルは竜車の中からワープされ、見知らぬ森の中に飛ばされてしまいました!
<『強欲』の魔女との出会い>
スバルは森を抜け、遺跡のような物を見つけ、その暗い遺跡の中に入ると、そこには『強欲』の魔女、「エキドナ」がいました。
かの有名な「嫉妬」の魔女ではありません。「強欲」の魔女です!スバルの体に緊張感が走ります。
エキドナ:「そんなに警戒されると傷付くな。これでもボクは幼気な一人の乙女なんだよ?」
スバル:「……悪ぃが、会うなり『強欲の魔女』なんて名乗った相手に警戒するなは無理だ」
エキドナ:「なるほど。それは確かに。これはまたボクの手落ちだったね」
エキドナの方に敵意は全く無いようで、むしろスバルを歓迎してくれている様子でした。話を聞くと、ここはエキドナの墓だそうです。
エキドナはスバルになんでも話してやると言い、歴史から消された7人の魔女についても知っていることを匂わせますが、あいにくスバルはそんなことに興味は無いのでした(汗)
エキドナ:「――さて、魔女のお茶会から帰るんだ。最後に対価をいただこうか」
こんな発言をしてスバルを警戒させますが、対価は「このお茶会の口外禁止」という想像以上に緩い物だった上、「『聖域』の試練に挑む資格」まで貰うことができました!その「資格」とやらが何なのかは、スバルはまだ知りません。
そしてスバルはこのエキドナとのお茶会の記憶を奪われ、地上に戻ってきたのでした……。
<ガーフィール発見!そしてラムと再会!>
「――よぉ。そんなッとこから堂々と、いい度胸してんじゃァねェか、余所者」
スバルが遺跡から出てくるとそこには謎の獣人が!しかもその獣人にオットーが捉えられています!
いきなり制裁を加えようとしてくる彼をなんとか宥め、状況の理解を進めるスバル。彼がフレデリカの言っていた「ガーフィール」で、ガーフィールとフレデリカは兄弟だということが分かりました!
しかもガーフィールの方もエミリアのことは知っているようです!
この聖域は本来余所者を入れてはいけない場所で、彼はその番人。でも例外的にロズワールの関係者だけは入ることを許されていることが分かりました。
ガーフィールの案内でラム、そしてロズワールと再会!しかしロズワールは全身に包帯が巻かれ、かなりの重傷を負っていました。
<皆が結界から出られない!>
ロズワール:「――今、わーぁたしたちは全員、この『聖域』に軟禁されている状況なんだよ。私もラムも、アーラム村の人間も。……あ、ここに入った時点で君たち二人もねーぇ」
聖域に張り巡らされている結界を解くには、「強欲の魔女」の試練を受けなくてはなりません。しかし、この試練を受ける資格があるのは、余所者でハーフエルフであるエミリアのみ。
エミリアが強欲の魔女の試練に挑戦し、ここの結界の封印を解くことになりました!
……ちなみに、ロズワールとしては「軟禁された村人たちをエミリアが助け出す」というシチュエーションをわざと作りたかったようです。エミリアに対する民衆からの信頼を得るための、完全な打算ですね。
また、ロズワールが重傷を負っていたのは「強欲の魔女の試練」を無理に受けようとした代償です!ロズワールや村人たちは試練を受ける資格を持ってはいません。他の村人たちが試練を受けに行ったりしないように自らが率先して大怪我を負ったのでした。ボロボロになったロズワールを見て、試練を受けようとする者は誰もいませんでした。(ロズワールの目論見通り)
また、関係ないですがガーフィールはラムを好きになってしまったようです。ラムはロズっちLOVEなので報われない恋です……。
スバルはエキドナから記憶を一時的に消されているので分かりませんが、この「試練を受ける資格」を実はスバルは貰っています!結界を解くことができるのはエミリアだけかと思いきや、実はスバルにもそれが出来る可能性があります。……本人は記憶が無いので知りませんが。
その後。
まずはエミリアが強欲の魔女の試練を受けました。その後、エミリアを待つことに耐えられなくなったスバルが試練の場に踏み込み、中へと入っていってしまいました!
ロズワールのようにスバルが大怪我を負うことになるかと思いきや、スバルはそのまま強欲の魔女の試練を受けることになったのでした――。
(この時、スバルのエキドナとの出会いの記憶が甦ります!)
<両親と再会!?>
スバル目を覚ますと、そこはスバルの実家でした。
(家族!)
父:「グッモーーーーーーーニンッ、息子ォーーー!!」
スバル:「はむらびほうてんっ!?」
父:「おいおいおーい、どしたどしたどーしたよ。朝の目覚めに愛情たっぷりのダイビングプレス! いつものこったぜ、油断大敵火がバーニングじゃね?」
スバル:「がほっ、げほっ……寝てる、相手に……どんな高望み……っつか、今の……」
その後、天才であるスバルの父の影で生きてきたスバルがだんだんと学校へ行かなくなった経緯、そして父・母・自分としっかり話し合い、過去と向き合いました。
スバルが心を改め久しぶりの学校へ向かうとそこには強欲の魔女、エキドナがセーラー服を着て出迎えてくれました。
……スバルは元の世界に戻ったわけではなく、この世界は魔法で作られたまがい物です。スバルは自分の思いを全て父・母にぶつけましたが、実際の世界ではスバルは行方不明になったままです。
それでもスバルは、自分の過去にしっかりとけじめをつけることができたと感じ、エキドナに感謝するのでした。
<エミリアは失敗……>
エミリアは自身がハーフエルフであるため、忌み嫌われてきた過去があります。エミリアは過去の自分と向き合うことができず、泣きながら「パック」(あの猫精霊です)と連呼し、試練失敗。
スバルは試練を通過できたと思いきや、これは3つある内の最初の1つ目。まだ聖域の結界は解けません!
<信用できないロズワール!>
強欲の魔女の試練を終えたスバルは、ロズワールと話をします。彼の行動は不自然でした。まず、自分の邸宅を留守にしすぎです!
これまでスバル、レム、ラム、エミリアたちでなんとか困難を突破してきましたが、ロズワールの強大な力を持ってすればピンチになることすらなかったはずです。苦戦したのはいつもロズワールが家を留守にしている時でした。
不自然に家を空けるロズワールに、彼がどういうつもりなのかと問い正します。
ロズワール:「何故、私はエミリア様に開示すべき情報を隠してきたのか。何故、私は来る魔女教の襲撃に対し、屋敷に不在であったのか。――いずれも、答えは一つだ。 ――私は、私が魔女教と相対せずに済むように、それらの事態を誘導した」
「――信じていたんだよ、君のことを」
「もう一度言おう。――私が今回の判断を下したのは、君を信じていたからだ。君ならばエミリア様のために奔走し、クルシュ様との同盟成立に力を尽くし、襲いくる魔女教の撃退を命がけで成し遂げ、功績を上げると信じていた」
……つまり、ロズワールはわざとスバルたちと魔女教をぶつけたということになります。(急に信用できない人になってきました……!)
もしかしたらですが、ロズワールはスバルの「死に戻り」について薄々でも気づいているのかもしれないですね。スバルの近くにいればエミリアが安全なのは確かな事実です!
<「腸(はらわた)狩り」再び!そして4度目のループへ>
「エミリアが結界の中に入った時点で、試練をクリアせずに出るという選択肢は無いから、人質としての価値が無くなった村人たちは解放してくれ」というスバルの交渉が受け入れられ、エミリアを残してスバルと村人たちは帰ることができるようになりました!
オットーと竜車でロズワール邸に帰りますが、家の中に人が見当たらず、さらに扉という扉が全て開け放たれていました。
不信に思ったスバルはレムの安否を確認するため、彼女の眠っている部屋にいきますが、その途中でスバルは足をもつれさせ倒れてしまいます。見るとスバルの腹から桃色の内臓が零れ落ちていて……。
「――言ったでしょう?約束したでしょう? ――次に会うときまで、腸を可愛がっておいてって」
こうしてナツキ・スバルはまたしても死に、4度目のループが始まったのでした。
以上、Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)10巻のネタバレでした!
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