電撃文庫のライトノベル、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」、6巻の概要をネタバレしていきます。
5巻ではヒオレド鉱山をこれから攻略していこうという時にヤトリに帰還命令が下り、不穏な終わり方をしていました。
ここで紹介しているのは概要だけです。
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン、6巻の詳細はこちら。
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ネタバレが控えめな感想記事も書いています。: 6巻感想![ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン]
それでは以下、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」、6巻のネタバレです!
<レミオンの失態>
帝国中央軍事基地ではヤトリの父、ソルヴェナレス・イグセムがレミオン派の兵士たちに取り囲まれていました。
普通なら絶体絶命の助からない状況ですが、ここへ今は引退した隻腕の老将ヨルンザフ・イグセムの騎兵が馬に乗ったまま(!)階段を駆け上がってきました。
そのままレミオン派の小隊を蹴散らし、イグセム元帥は救出されました。
その頃、レミオン派の兵士たちは腐敗した貴族たちを殺害して回っていました。
しかし、宰相トリスナイ・イザンマは見つかりません。更に、皇帝の姿が消えていました。
どうやら、イザンマは皇帝を連れて逃げているようです。
<旭日連隊結成!>
イクタはスーヤを説得。
シャミーユの付き人の後任はヤトリからの伝言でルカーンティ准尉に決まりました。
帝国に戻る経路を模索しますが、途中にあるクドラ峠の砦がレミオンの兵がいます。
しかし、イクタは「砦はヤトリが落とす」と言い、この経路へ向けて進むことに決めました。
ヤトリがこの砦に、意図的に作られた穴、そして燃えやすい木々が下にあることを知っていて、火攻めにして落としました。
このクドラ峠の設計者をヤトリとイクタは知っており、「攻めやすく、攻略しやすい」作りを実現するためにわざと欠陥があることを知っていました。
その頃、ヒオレド鉱山に籠っているキオカ共和国の軍は撤退する帝国軍を見て不審がっていました。
<難航するクーデター>
イグセムも宰相トリスナイ・イザンマもレミオン派のクーデターは予想していたようです。
イグセムは「飢餓城」という今は使われていない城をきちんと使えるように準備をしていて、そこに立てこもりました。
トリスナイ・イザンマは影武者を用意し、レミオンが捜索に来たときには既に皇帝を連れて逃げた後でした。
テルシンハ・レミオンはあまりにも予定と食い違う現実に頭を悩ませます。クーデターは完全に泥沼でした。
テルシンハ・レミオンとソルヴェナレス・イグセムの2人が会合の場を設けました。親友同士でありながらその思想が全く異なり、今は敵同士になってしまっている2人。
その場に遅れてイクタ・サンクレイが現れます。
イクタの父、バダ・サンクレイもまた、2人の親友でした。
2人はバダに子供がいたことにまず驚き、そのまま話し合いはイクタが主導権を握って進むことになります。
レミオンの理念は『腐敗貴族の一掃』と『実質的な軍事政権の樹立』。
しかし、イグセムは軍人が政治にかかわるべきではないという信念を持ちます。
イクタは現在、どちらのサイドにつくかすら決めていません。挙句の果てにコインを取り出し、どっちの勢力につくかコインを投げて決めようかと言い出す始末。
余裕な態度を見せるイクタでしたが、皇帝の身柄をレミオンもイグセムも確保できていないことを知ると愕然とします。
どうやらこの事件にはトリスナイ・イザンマも深く関わり、状況は想像以上に厄介なことになっていたようです。
3者での話し合いが終わった後、「玉音放送」が鳴り響きます。
この「玉音放送」というのは皇帝が死んだ(お隠れになった)時などに人々の持つ精霊たちが一斉にそれを伝えるというモノです。
玉音放送:「勅である!カトヴァーナ帝国皇帝アルシャンクルト・キトラ・カトヴァンマニニクの信託を受けし宰相トリスナイ・イザンマがここに至上の命を発する ――」
放送の内容は「皇帝とトリスナイはダフマ州に隠れているから、次の皇帝になりたい皇族は探しに来い。」というものでした。イクタ達と共にいるシャミーユが皇族なので、この玉音放送は無視できません。
トリスナイが「ダフマ州」にいることが分かったため、イグセム、レミオン、旭日連隊の3勢力はこぞってダフマ州を捜索することになりました。
レミオン派はテルシンハ・レミオンは現場を動けないので、その部下、「氷の女」と呼ばれるルシーカ中佐が捜索隊の指揮を執ることになりました。
<ダフマ州>
レミオン派は北から、イグセムは東から、旭日連隊は西から、それぞれダフマ州を捜索していきます。
途中、イクタ率いる旭日連隊はイグセムと並んで進軍したり、レミオンに協力を求めて断られたり、イグセムの騎馬隊の馬に軽い夜襲をかけ、睡眠時間を減らさせたりといった小癪な真似を続けます。
マシューの部隊とイグセムの老将、ヨルンザフ・イグセムの跳騎兵部隊と戦闘になります。マシューが現場で適切な指示を出し、遠くからトルウェイの狙撃も決まり、ヨルンザフを撃退することに成功しました。
しかし、マシューの中隊1つが丸々ダメにされ、大隊の戦力は半減してしまいました。
<苦しい戦い>
5日間、マシューとトルウェイはヨルンザフの騎馬部隊に夜襲を仕掛け、嫌がらせをして皇帝の捜査効率を下げます。
旭日連隊としては「レミオン有利の条件での痛み分け」を目指しているので、レミオンが先に皇帝を見つける手助けができれば良しとします。
サリハスラグ・レミオン(トルウェイの兄)が皇帝の所在に関する有力な情報を手に入れ、部隊を動かします。その部隊にヨルンザフの騎馬隊が攻め入り、半壊させてしまいます。
マシューとトルウェイがこれに助太刀し、トルウェイが敵将ヨルンザフの隻腕を射撃。無力化し、この戦いは終わりました。
レミオン派のルシーカ・クルツクがヤトリの部隊と交戦。ルシーカはヤトリを前に最後まであがき、遂にはその場にいた皇子を殺害しようとしますが、先にヤトリに胸を刺され死亡。
死ぬ間際にテルシンハ・レミオンへの愛を語り、彼への未練とヤトリへの恨みを残し、死んでいきました。
――
以上、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」、6巻のネタバレでした!
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