どうも。ラノベ仙人です。
今回は有川浩の小説、三匹のおっさんを紹介していきたいと思います。
三匹のおっさん / 有川 浩
おススメ度☆☆☆
お気に入り☆☆☆☆
紹介
剣道の達人、キヨ。
柔道の達人、シゲ。
機械機器の専門家、頭脳派のノリ。
還暦を迎えたかつての悪ガキ3人組が自警団を結成!
モラルの薄くなった現代社会に潜む悪に三匹のおっさん達が挑みます!
痴漢、結婚詐欺、悪徳商法などをテーマに、おっさん達が活躍する短編集です。
感想
キヨは潰れかけの剣道場と難のある息子夫婦と孫を抱え、
シゲは居酒屋、『酔いどれ鯨』を引退。次の世代へ店を譲り、
ノリは自営業を立ち上げ、妻を失い、一人娘の生活を支え続け――。
物語の主役のこの3人はそれぞれ異なった形態の家庭を持っていて、三者三様の問題を抱えています。
20代の私には想像しづらい『還暦を迎えたおっさんの生活』がとても分かりやすく書かれていたのが良かったです!
1人のおっさんの生活を書いてるんじゃなくてサンプルが3人分あるのが良いですね!
キヨの孫が主人公になったり、シゲの奥さんが主役になったりと、いろんな人の目線が入っているのも特徴ですね。
それだけ登場する人が多く、視点も多く、場面もコロコロ変わるので読んでいて飽きませんし、全体的に賑やかな印象を受けました。
短編形式で各話のテーマは「痴漢」などの犯罪が多いんですが、不思議とあまり暗い雰囲気にはなりません。なので気楽に、楽しく読むことが出来ました!
それと、これは私に限ったことなんですが、私は柔道二段で大学の工学部で機械工学を専攻していて、中学の時に剣道もやっていました。
なので三匹のおっさんの得意分野を3つともある程度知っていて、そのせいでより三匹のおっさん達に共感してしまいました!(笑)
「私も将来、こんな楽しいおっさんになりたい!」と心から思いました!
それでは今回はこの辺で。また次の記事でお会いしましょう!
《おすすめのラノベ》一覧へ
三匹のおっさん ふたたび(有川 浩)の紹介,感想
タグ:有川 浩