どうも。ラノベ仙人です。
今回はハルチカシリーズ第3弾、空想オルガンの紹介,感想です!
空想オルガン (ハルチカ3巻) / 初野 晴
おすすめ度☆☆☆
お気に入り☆☆☆
<紹介>
ハルタとチカは同じ高校の同じ吹奏楽部に入部し、同じ先生に恋心を抱く高校2年生。
ハルタとチカは信任音楽教師の草壁先生に憧れています!
元気いっぱいのチカと、美麗な容姿とキレる頭脳を持っているものの、恋愛に関してはアブノーマルなハルタ。
彼女たちは今回も不可解な謎に立ち向かいます!
<感想>
指揮棒を振るう草壁先生の表紙絵、かっこいい……!
普段ライトノベルの書評を書いていていつも思っているんですが、やっぱ表紙絵って大事ですよね!
まあ、それはさておき内容の方について各話の感想を。
《ジャバウォックの鑑札》
チベタンマスティフの飼い主を探すお話。
……老犬でおとなしくて首輪が付いてるとはいえ、チベタンマスティフが逃げるって大事件だと思うんですけど……。
謎の文字列に隠されたカラクリが明かされたときは「おお……!となりましたけど、それにしたってちょっと納得のいかないお話でした。
ハルタが謎を解くまでもなく、誰が本物の飼い主かなんて警察に任せればすぐ分かるでしょうに……。
《ヴァナキュラー・モダニズム》
発音しづらいタイトルが続きます。(ヴァナキュラー?)
いやー、このラストは予測できませんでしたねー……。(ハルチカならいつものことですかね?)
ミステリ要素も、ハルタとチカのドタバタ具合(笑)も、とても楽しめたお話でした!
《十の秘密》
吹奏楽の県大会の会場で、「清新女子高」という他校の事件を解決していきます。
ハルタとチカも演奏を控えている身ですが、果敢に謎に挑戦していきます。
話の構成にちょっと工夫がされていて、今までと雰囲気が少し異なります。
でも、ミステリの醍醐味である「謎がじわじわ明かされていく」感じをとても良く味わえる、良作でした!
《空想オルガン》
はい。表題作ですね。
これは単なる「高校生」が踏み込んでいい領域を超えちゃってますねー。
本当に「事件」です!
ハルタとチカは出て来ますが、事件にはそれほど関わりません。
前作の「初恋ソムリエ」程ではないですが、「高校」という場から外れた、スケールの大きなお話となっていました。
表題を飾るだけのことはある、読み応えのある内容でした!
それでは今回はこの辺で。また次の記事でお会いしましょう!
《おすすめのラノベ》一覧へ
《ハルチカ2作目》「初恋ソムリエ」の紹介,感想