どうも。ラノベ仙人です。
今回はハルチカシリーズ第2弾、「初恋ソムリエ」です。
初恋ソムリエ (ハルチカ2巻) / 初野 晴
おすすめ度☆☆☆
お気に入り☆☆☆
<紹介>
廃部寸前だった弱小吹奏楽部を立て直し、次々と舞い込んでくる事件を解決しながら部員を増やしていくハルタとチカ。
しかし、音楽の英才教育を受けて育った期待の同級生、芹沢直子には入部を断られ続けていました……。
そんあある時、芹沢の伯母が高校にやってきます。
彼女は「初恋研究会」なる怪しい部に招待されて来たと言う。
やがて伯母の初恋に秘められたある事件が浮かび上がってきます……。
表題・「初恋ソムリエ」を含む、4編が収録されたハルチカシリーズ、第2段です!
<感想>
各話毎に簡単な感想を書いていきます。
《スプリングラフィ》
ハルタとチカは2年生になりました!
芹沢直子が初登場。
このブログでハルチカ1巻、「退出ゲーム」の記事を書いた時に「ハルチカは推理不能です」のようなことを書いたと思いますが、2巻以降は結構話を読みながら事件の真相を推理することができます。
この「スプリングラフィ」も、チカたちと一緒に事件を考えながら読むと面白いです!
《周波数は77.4MHz》
チカが気になるラジオ番組を見つけ、そのラジオ番組に隠された謎を追うお話。
こんな何気ないラジオの裏にも、事件は潜んでいるんですね……。
この話を読むと、事件は案外、身の回りで起こっているのかも?と思わされます。
不登校が原因で留年したチカたちの元同級生も登場します。
ラジオを通じてハルタとチカが繋がった時は笑ってしまいました!
《アスモデウスの視線》
このお話もそうですが、この作品は初めに全く意味が分からないヒントをポンと提示しておいて、後から事件とそのヒントとの繋がりが分かっていく――
そんな展開が多いですね。
今回初めに与えられた、事件とヒントは「教師の謹慎処分」と「1か月間に3回も行われた席替え」。
お話を読むにつれてこの二つがじわじわ結びついてくる、そんな過程がなんとも楽しい話でした!
《初恋ソムリエ》
芹沢さんの伯母さんの初恋の謎を追う話。
この話を読んでいると、途中から急にファンタジー(?)な内容が入ってきて……。正直訳が分かりませんでした。
で、事件は解決され、一通りの謎は明かされても、そのファンタジーな出来事が何を示すのか、私は全く分かりませんでした。(お恥ずかしい……)
でも、すぐに答えは見つかりました。
私の様に20代の若い読者にはこのお話の意味が分からない人も多いと思います。
もし、芹沢さんの伯母さんは何の団体に入っていたのかよく分からなかった人は、最後に載っている『参考文献』の欄を見てください。
そこに大きなヒントがあります!
それでは今回はこの辺で。また次の記事でお会いしましょう!
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