2017年12月27日
ディアボーイズの続きが見てみたい223話 〜越えて・・・〜
試合時間 残り2.22秒
結城「うおおおおおおおお」
「で、でる、結城のスカイフック」
結城「き、決まれ!!」
ここまであえて打たなかったシュートを躊躇なく選択した結城希
北沢を振り切る為のドリブルを入れて、インターハイでことごとくやられたスカイフック。
シャッ チッ
結城(いった)
ボールはリングに向かって一直線
・
・
・
・
・
・
・
・
ガンッ
結城「何で??」
トン 着地する結城
トン 着地する北沢
「リバウンド〜〜〜」
ブ〜〜〜〜
試合終了のブザーがなる・・・
結城(嘘だ・・・完璧に打ってたはず)
「はっ!!」 振り返る結城
指を抑えている北沢
「つぅ〜〜〜」
結城「さ、触ってたんですか?」
北沢「ああ、指先だけな。ちょっと突き指しちまった」
結城「そ、そんな。しっかりと突き放したのに・・・」
北沢「お前が今日スカイフックを抑えていたからな。最後はそれだけに絞ってディフェンスしたからだよ。でなけりゃ、決められていたかもな・・・」
結城「・・・・」
北沢「それに・・・」
結城「そ、それに」
北沢「お前の成長は認めるよ。確かに上手くなった。いや、強くなったという方が正解か・・。最後の場面はあのシュートじゃなきゃ、俺を越えていたよ。ブロックが届かないからな」
結城「・・・」
北沢「駆け引きを覚えたつもりだろうけど、そう簡単にはいかね〜よ。駆け引きってのは、経験だ。それは個人の経験とチームとしての経験の二つがある」
結城「個人と・・・チーム・・・」
北沢「まっ、何れにせよ、お前のインターハイでの試合を見る楽しみが増えたよ。負けるなよ。結城」
結城「あ・・・はい」
長瀬「希〜〜」
結城「な、長瀬さん」
長瀬「最後、惜しかったな。でも、まっ、俺達も簡単に負けられないからよ。今日は楽しかったぜ。お前達の成長が見られてよ」
結城「ありがとうございます」
西村「後輩の成長を見て嬉しいのはわかるが、お前も弱点色々見つけただろ。きっちりしごいてやるからな。長瀬」
長瀬「あ・・はい」
結城「西村さん、今日はありがとうございました」
西村「結城君。こちらこそありがとう。面白かったよ。高校生のレベルがあまりにも高いって、月バスの記者が教えてくれてさ。その意味がわかったよ」
結城「へへ。俺達完敗してますけど・・・」
西村「よくいうよ、高校生相手に、途中レギュラーを温存しながら試合されるとは思っていなかったよ」
結城「それはお互い様ですよ(笑)」
西村「ははは。君達のレベルで天童寺に勝てなかったんだろう。監督が北沢を絶賛する理由が分かる気がするよ。俺達も今年はインカレ制覇を狙ってる。君達も頑張って」
結城「はい、頑張ります」
日拓監督「今日はありがとうございました」
明和監督「いやいやこちらこそ。いい勉強になりました」
日拓監督「長瀬君、まだまだ粗いですが、良い選手を貰いました。インカレまでに間に合ってくれれば、今年うちは優勝を狙えます」
明和監督「ふふ、まだまだ弱点は多いですが、良い選手でしょう。長瀬が引退してうちも困っているんですわ」
日拓監督「ふふふ、面白い事をおっしゃるではないですか。確かに長瀬君の戦力ダウンは明和さんにとっては痛いでしょうが・・・素材という面では、去年のチームを越えられる可能性があるのではないですか?」
明和監督「は〜はっはっは。さすが、天下の日拓大の監督さんだ。まっ、それもそっちの長瀬と一緒で、インハイに間に合えば・・・なんですがな・・・ちょっと経験不足なのは事実ですわ」
日拓監督「ふふふ。全国で注目されるでしょうな。彼なら。できれば、ウチのポイントガードとして来てもらいたいくらいですよ」
明和監督「ははは。兄弟ツインガードであれば注目度も倍ですな」
お互いのチームレベルの確認ができる練習試合。
常に全国優勝を狙える位置にいる強豪の日拓大学は、この後、正ポイントガードは変わる。
そして、ディフェンスのスペシャリストに、成田中央からやってくるフォワードとガードのコンビ。
高さやパワーを売りとしていたチームが、スピードで勝負できるチームへと変わっていく。
北沢のデイフェンス力が、カウンター戦略への大きな武器へと変わるまで、あと数年だった。
DEARBOYS NEXT
結城「うおおおおおおおお」
「で、でる、結城のスカイフック」
結城「き、決まれ!!」
ここまであえて打たなかったシュートを躊躇なく選択した結城希
北沢を振り切る為のドリブルを入れて、インターハイでことごとくやられたスカイフック。
シャッ チッ
結城(いった)
ボールはリングに向かって一直線
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ガンッ
結城「何で??」
トン 着地する結城
トン 着地する北沢
「リバウンド〜〜〜」
ブ〜〜〜〜
試合終了のブザーがなる・・・
結城(嘘だ・・・完璧に打ってたはず)
「はっ!!」 振り返る結城
指を抑えている北沢
「つぅ〜〜〜」
結城「さ、触ってたんですか?」
北沢「ああ、指先だけな。ちょっと突き指しちまった」
結城「そ、そんな。しっかりと突き放したのに・・・」
北沢「お前が今日スカイフックを抑えていたからな。最後はそれだけに絞ってディフェンスしたからだよ。でなけりゃ、決められていたかもな・・・」
結城「・・・・」
北沢「それに・・・」
結城「そ、それに」
北沢「お前の成長は認めるよ。確かに上手くなった。いや、強くなったという方が正解か・・。最後の場面はあのシュートじゃなきゃ、俺を越えていたよ。ブロックが届かないからな」
結城「・・・」
北沢「駆け引きを覚えたつもりだろうけど、そう簡単にはいかね〜よ。駆け引きってのは、経験だ。それは個人の経験とチームとしての経験の二つがある」
結城「個人と・・・チーム・・・」
北沢「まっ、何れにせよ、お前のインターハイでの試合を見る楽しみが増えたよ。負けるなよ。結城」
結城「あ・・・はい」
長瀬「希〜〜」
結城「な、長瀬さん」
長瀬「最後、惜しかったな。でも、まっ、俺達も簡単に負けられないからよ。今日は楽しかったぜ。お前達の成長が見られてよ」
結城「ありがとうございます」
西村「後輩の成長を見て嬉しいのはわかるが、お前も弱点色々見つけただろ。きっちりしごいてやるからな。長瀬」
長瀬「あ・・はい」
結城「西村さん、今日はありがとうございました」
西村「結城君。こちらこそありがとう。面白かったよ。高校生のレベルがあまりにも高いって、月バスの記者が教えてくれてさ。その意味がわかったよ」
結城「へへ。俺達完敗してますけど・・・」
西村「よくいうよ、高校生相手に、途中レギュラーを温存しながら試合されるとは思っていなかったよ」
結城「それはお互い様ですよ(笑)」
西村「ははは。君達のレベルで天童寺に勝てなかったんだろう。監督が北沢を絶賛する理由が分かる気がするよ。俺達も今年はインカレ制覇を狙ってる。君達も頑張って」
結城「はい、頑張ります」
日拓監督「今日はありがとうございました」
明和監督「いやいやこちらこそ。いい勉強になりました」
日拓監督「長瀬君、まだまだ粗いですが、良い選手を貰いました。インカレまでに間に合ってくれれば、今年うちは優勝を狙えます」
明和監督「ふふ、まだまだ弱点は多いですが、良い選手でしょう。長瀬が引退してうちも困っているんですわ」
日拓監督「ふふふ、面白い事をおっしゃるではないですか。確かに長瀬君の戦力ダウンは明和さんにとっては痛いでしょうが・・・素材という面では、去年のチームを越えられる可能性があるのではないですか?」
明和監督「は〜はっはっは。さすが、天下の日拓大の監督さんだ。まっ、それもそっちの長瀬と一緒で、インハイに間に合えば・・・なんですがな・・・ちょっと経験不足なのは事実ですわ」
日拓監督「ふふふ。全国で注目されるでしょうな。彼なら。できれば、ウチのポイントガードとして来てもらいたいくらいですよ」
明和監督「ははは。兄弟ツインガードであれば注目度も倍ですな」
お互いのチームレベルの確認ができる練習試合。
常に全国優勝を狙える位置にいる強豪の日拓大学は、この後、正ポイントガードは変わる。
そして、ディフェンスのスペシャリストに、成田中央からやってくるフォワードとガードのコンビ。
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