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2017年11月04日

ディアボーイズの続きが見てみたい216話 〜一級品揃いのパス〜

アップも終わり、ゲーム形式の練習となった。


希「いいか、相手が大学生だからって遠慮するんじゃないぞ。俺達の目標は打倒天童寺だ。天童寺のメンバーは、大学生よりも強い!」

佑「でも、北沢さんいますけど・・・」

希「・・・と、とにかくだ。本番前の練習相手として不足はない、ということで・・・」

佑「わかってますよ。先輩。うちに兄貴でもレギュラーやばいんですから」

全員「な、長瀬さんでも・・・」


希「フフフ、気にする事ないよ。長瀬さんはレギュラーを取る。点取り屋のポジションなら入学早々レギュラーになれるかもしれないけど、長瀬さんはポイントガード。今は先輩達の動きを見て、考えている時期なんだって」


監督「そうだ。お前等。遠慮するどころじゃなく、勝ってこい。今年は、明和バスケ部始まって以来の、最強にする為には俺は結城を取ってきたんだ。俺の目に狂いはない。お前達が歴代最強の明和だ。大学生相手でも勝ってこい」


全員「はい!!」


監督(結城の奴は入学当時、精神的に甘いところがあった。天才型の人減によくあるタイプだ。上級生からは浮いてしまい、使い物にならなくなってしまうか、と心配したが、おかげで更に個人技が磨かれた。その後、長瀬と組んでからエースの自覚が芽生え、点取り屋、そしてディフェンスやチームプレイの大事さを覚えた。あいつがリバウンドの練習までするとはな・・)


結城の方を見る監督


監督(そして・・・今は、周りの状況をみながらプレイしている。プレーだけじゃなく、態度や言葉で示すキャプテンシーだ。これだけは、あいつの性格上無理だと思ったんだがなぁ〜〜)


大学生になった長瀬を見ている監督
(フッ、このキャプテンシーを伝授してくれたのはお前に感謝だな。長瀬よ)


監督「おい、キャプテン。今日は練習だ戦術は基本的にお前にまかせるっぺ。だが・・・・勝て!」


結城「はい。監督。当然っすよ」



コートに集まる日拓大学メンバーと明和

キャプテンの西村。レギュラーの神田。そして長瀬と北沢はベンチスタート


結城(すぐに、スタメンを呼んでやりますよ。長瀬さん)

長瀬(希、今すぐ俺もコートに出たいが、まずは目の前の相手と真剣に戦え。お前達が思っている程、ウチの大学は甘くないぞ)


ジャンプボールは大学生側が勝利し、ディフェンスから入る明和



希「よし、まずは止めるぞ」

氷川・黒沢「おう!!」


明和大日立得意の1−3−1


トップには、長瀬の弟である、佑が位置どる。



気合が入った高校生チームとは対照的に声掛けなく、淡々とドリブルをする大学生チーム


長瀬(わかっているとは思うが、1−3−1の欠点は・・・)


シャッ

パシ!  パスを受け取って流れるようなシュートモーションに入る

希「チェックは遅れるな!!」

氷川「わかってるよ。希」

長瀬(さすが、1−3−1をやり続けているチーム。外のチェックが早い・・・だが)


シャッ
さらにパス


希「チェック」


シャッ

希「遅れるな」

シャッ

高速のパス回しが始まる。


長瀬(ウチの部員は、高校界でトップクラスだったチームのエースや、キャプテンだけが推薦で入部するチーム・・・パス一つとっても一級品だぜ)


中にボールが入る。


希「1対1なら止めてやる」

監督「馬鹿か、あつくなるな!」

希「うおぉぉぉぉぉぉぉ」



ターンからの・・・

希「なっ、うそ」


フックシュートが放たれた。


ザシュ

大学生チーム先制

DEARBOYS NEXT


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