新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2016年08月21日
ディアボーイズの続きが見てみたい92話〜ありえない緊張〜
穂高校対青南高校の試合が始まる
ジャンパーは紅林
殆ど飛んでいないジャンプであるが、高さで紅林が圧倒。
瑞穂ボールで試合は始まる
青南監督(よし、落ち着け。作戦通りやるんだ)
水前寺、桑田、榎本とボールを回しているが、表情はかたい。
理由は一回戦とは思えぬ観客による大歓声。
コートにいる高階はもちろん、氷室、杏崎も気付いていた。
観客席にいる哀川達も。
氷室「先制攻撃はキャプテンで仕掛けてこの緊張を解きたいんだけど・・・あのディフェンス」
杏崎「完全にトーヤ君、狙われています。ボールを持たせないつもりですね」
氷室「そうね。うちのポイントガードは誰から攻めるかしら」
杏崎「ここまでトーヤ君をマークされたら・・・」
氷室「そうね。去年のキャプテンなら無理やりそこから行くけど・・・」
観客席
藤原(さて、水前寺。どうする?トーヤをフリーにする為に、味方にスクリーンをかけるように。それの指示も出せるか?)
水前寺「ジョー、ハイポストに入れ」
紅林「・・・」
移動するとともにディフェンスは動く。
ただ、高階のフェイスガードだけは解けない
水前寺(ここだ)パスを出す
「いけ、榎本。お前ならその距離から打てる」
水前寺が選んだファーストショットは
榎本のミドルレンジ
氷室・杏崎(やっぱりそう来た。榎本の心臓にかけるわよね。今年のポイントガードは)
パシ。シュッ
クイックでミドルレンジが放たれた
観客席で冷静な表情で試合を見守る三浦
「・・・駄目だ。早い。ショートだ・・・」
打ったシュートを手の感触で外れる事に気付く
榎本「ショート。リバ〜ン」
ガンッ
シュートは外れた。
紅林はハイポスト。高階はマークを振り切ろうと外へ動いてた。その時にシュートを打たせた水前寺の判断で瑞穂のゴール下はゼロ。無条件に相手にボールが渡る。
青南キャプテン西村「おし、ゆっくり確実に一本決めるぞ」
水前寺「戻れ、とりあえず守るぞ」
トーヤ「おい、「とりあえず」じゃね〜、急いで戻れぇ〜〜〜」
青南高校の「ゆっくり確実に」という言葉はおとり・・・
水前寺・榎本・紅林・桑田「・・・??」
掛け声を出しながら、既にボールは前方に投げられていた。
ザシュ レイアップが決まる。
速攻の完成。
西村「よぉ〜し、ナイスシュー。ゆっくり確実に守るぞ」
トーヤ(ふ〜〜、いいねぇ〜。西村君。そういうの嫌いじゃない・・・)
氷室「こらぁ〜〜、司令塔しっかりと状況判断しなさい。榎本ぉぉぉ。自分で打ったシュートは自分が責任を持ちなさい。毎日キャプテンに言われてるでしょ」
水前寺(・・・)「はい」
榎本(・・・)「はい」
杏崎「みんな動きがかたい・・・トーヤ君が完全にマークされているから余計あせっているのかも・・・」
氷室「そうね。でもとりあえず、任せてみせましょう。こんなところを自分達で立ち直れないようなら、それまでってこと」
杏崎「はい」
パス回しでディフェンスを崩そうとするが、うまく崩せず、水前寺の強引なシュートが外れる。
その次は紅林にボールが渡るものの、パワープレイでゴール下に近づけず。自分の距離でシュートを打てずに外す。
桑田、紅林のポストプレーも連携が取れずカット。
水前寺、榎本のコンビプレーも榎本がブロックされ、瑞穂はまさかの5連続ターンオーバーを取られる
青南はカウンターとなった速攻だけを決めていたため、6対0と大きく点差は離されてはいない。
水前寺(やっぱりここはトーヤさんで攻めてみよう。一年が全員緊張してる・・・)
フィニッシャーをトーヤと決める水前寺。トーヤの方を見ていた。
それをみた青南の監督が立ち上がって、選手達にゲキを飛ばしている。
「お前等、頑張れ。次も止めろ。『次も』だ」
DEARBOYS NEXT
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image