2016年04月20日
確定申告
昨日ようやく確定申告書を税務署に提出してきた。期限が過ぎたので早く出さなくてはと思いつつも、自分の中での重要度が低いため後回しにしていた。
ちなみに今回は「残念ながら」還付申告であり、サラリーマン時代に払っていた源泉徴収税が戻ってくるだけなので問題はないが、もし余分に払う状況だったら延滞税を払う可能性もあった。延滞税自体はイヤなものだが、早く高額の所得税を納めることのできる立場になりたいものだ。(笑)
サラリーマンを辞めたこともあるし、先物取引の申告もあるので確定申告は必須である。確定申告自体は以前の第一次相場師時代に毎年していたので慣れているのだが、細かな作業がいろいろとあるのでそれが面倒だ。昔は税金の仕組が理解できることもあって、そういった作業が苦になったことはなかったのだが、一度わかってしまうと後は単純作業になってしまうので好意的な感情が薄れていってしまう。
昔の筆者は何でもかんでも自分でできることは自分でする、その方が経費がかからずに済むというスタンスであったが、その時間を自分の専門に振り向けた方がトータルで考えた場合利益の額が大きくなるということを理解してからは、やはり「餅は餅屋」ということで、こういう事務作業は専門家に任せた方が良いという考えに変わった。残念ながら、そういうスタンスに意識の方は転換しても、いかんせん人を雇う(依頼する)資格が今はない。それじゃあ自分の時間を使うしかないね。(笑)
以前と違って今は先物取引の損失繰越制度も導入されたので、税制もある程度は時代の変化に適応しようとしているのは感じられるのだが、「先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書」は相変わらず変わってないのには驚いた! 昔に比べると下欄の説明書きは詳しくなっているものの、取引の内容の部分はまったく変わってない。
「決済年月日」「数量」「決済の方法」の欄。これっていつの時代の話だ?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
豆屋(先物のセールスマン)から電話が掛かってきて、「こどもの日は柏餅が売れるので原料の小豆が絶対上がります!」って言われた。今なら先物で安く買えるというので、関西小豆を10枚買った。東京より関西の方が安いとのこと。まあ大阪だからな。値切ってるんだろう。うまいこと利益がのったので決済。「現受け」ってのもしてみたかったけどどういうのだろ? 小豆がトラックで運ばれて来るのか?
儲かったお金を引き出そうとしたら、「これからは化学繊維の時代だから絹製品は売れなくなります。おおもとの原料となる乾繭(かんけん)を売ったら絶対儲かります!」と言われた。よし豊橋乾繭を20枚売った。前橋にもあるそうだが地元に近い方が何かと便利だしな。
ところが予想がハズレて乾繭が上がってしまった。前回の小豆の利益があったので今おとしてもわずかではあるが利益が残るので手仕舞おうとしたら、「製品の生糸の方よりも原料の乾繭の方が割高に買われています。乾繭を手仕舞うより生糸を新たに買った方が損が少なくなります。うまくいけば利益が増やせるかもしれません!」と言われたので神戸生糸を30枚買った。横浜よりも安いらしい。神戸も関西圏だからそうなんだろう。
なぜかその後売った乾繭も買った生糸も損失勘定になってしまった。豆屋から「追証を入れて下さい」と言われたが納得できず問いただしたら(そもそも「追証」って何だ!?)、「おかしいですよね。こんなことはありえませんよ。相場が間違ってます。今乾繭売って生糸買えばもっと儲かりますよ! 絶対です、保証しますよ! 証拠金を追加してさらに増やしましょう!」と言われたけれどそんな金無いと言ったら「親戚から借りてでもやった方がいいですよ。ダメならサラ金から借りましょう! 高い利息を払ってもお釣りがきますよ!」とまで言われたので、週末に実家まで足を運んで親父と兄貴に相談した。
豆屋に言われたことを二人に話すと、それならやった方がいいということに話はまとまりかけたが、そばで聞いていた商社に勤めている甥っ子が、「おじさん、原料安製品高での乾繭買い生糸売りなら理論上損をしないことはあり得るけど、反対の原料高製品安での乾繭売り生糸買いだと損失に限界は無いから止めたほうがいいよ」と口を挟んできた。何を言ってるか分からなかったが、一族で一番頭のいい甥っ子がそういうもんだから親父も兄貴も一転金を出してくれなくなった。
仕方ないのでサラ金から金を引っ張ってこようとしたら女房に見つかって、「そんなことするなら離婚する! 子供連れて実家に帰る!」とまで言い出すもんだから、今回は諦めることにした。豆屋にそのことを伝えると急に半狂乱になって上司を連れて家に来るとまで言い出したので、甥っ子にそういうことになったら伝えるように言われたことを言ってみた。
@弁護士の友人がいる
A今までの電話での会話はすべて録音してある
そしたら、なんか知らんが急にトーンダウンして、週明けの前場寄付きで全玉決済することになった。どうしたんだろう? まあいいか。今度は女房にバレないようにやろう。他にも綿糸やゴムなんかもあるって言ってたな。面白そうだな。今度金(きん)も上場するとか。上場って何だ? まあいいか。金の延べ棒か、ムフフ。楽しみだな。そういえば甥っ子の会社でも金の延べ棒売ってるとか言ってたな。何だっけ、「マタニティ」とか「股にある」とか言ってたな。今度詳しい話を聞いてみるか! これってインサイダー!? お主も悪よのう、ホホホ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とまあ、こんな時代の話かと。
一年に数回だけ取引をする人もいることはいるんだろうけど、さすがにそういう人は今は少数派なんでは。なんといっても商品先物業界が「死に体」の現状では。
そもそも「損失の繰越制度」や「損益通算制度」自体、継続的かつ複数(必ずしも頻繁ではないが)の取引を想定していると思われるのだが。まあ、年に一回しか使わない書類というものの扱われ方というものは官民問わず大して違いはないね。まず改善されない。
作る側が使う側の立場を想像できないことも原因の一つだろう。作る側は、自分で確定申告なんかしないだろうから。依頼された税理士は指定された書式に則って書類を作成するだけだし。たとえ使い勝手がものすごく悪かろうが。逆に言えば普通の人にとって使い勝手が悪いほうが専門家に依頼されやすくなるので都合がいいのかも。
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ちなみに今回は「残念ながら」還付申告であり、サラリーマン時代に払っていた源泉徴収税が戻ってくるだけなので問題はないが、もし余分に払う状況だったら延滞税を払う可能性もあった。延滞税自体はイヤなものだが、早く高額の所得税を納めることのできる立場になりたいものだ。(笑)
サラリーマンを辞めたこともあるし、先物取引の申告もあるので確定申告は必須である。確定申告自体は以前の第一次相場師時代に毎年していたので慣れているのだが、細かな作業がいろいろとあるのでそれが面倒だ。昔は税金の仕組が理解できることもあって、そういった作業が苦になったことはなかったのだが、一度わかってしまうと後は単純作業になってしまうので好意的な感情が薄れていってしまう。
昔の筆者は何でもかんでも自分でできることは自分でする、その方が経費がかからずに済むというスタンスであったが、その時間を自分の専門に振り向けた方がトータルで考えた場合利益の額が大きくなるということを理解してからは、やはり「餅は餅屋」ということで、こういう事務作業は専門家に任せた方が良いという考えに変わった。残念ながら、そういうスタンスに意識の方は転換しても、いかんせん人を雇う(依頼する)資格が今はない。それじゃあ自分の時間を使うしかないね。(笑)
以前と違って今は先物取引の損失繰越制度も導入されたので、税制もある程度は時代の変化に適応しようとしているのは感じられるのだが、「先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書」は相変わらず変わってないのには驚いた! 昔に比べると下欄の説明書きは詳しくなっているものの、取引の内容の部分はまったく変わってない。
「決済年月日」「数量」「決済の方法」の欄。これっていつの時代の話だ?
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豆屋(先物のセールスマン)から電話が掛かってきて、「こどもの日は柏餅が売れるので原料の小豆が絶対上がります!」って言われた。今なら先物で安く買えるというので、関西小豆を10枚買った。東京より関西の方が安いとのこと。まあ大阪だからな。値切ってるんだろう。うまいこと利益がのったので決済。「現受け」ってのもしてみたかったけどどういうのだろ? 小豆がトラックで運ばれて来るのか?
儲かったお金を引き出そうとしたら、「これからは化学繊維の時代だから絹製品は売れなくなります。おおもとの原料となる乾繭(かんけん)を売ったら絶対儲かります!」と言われた。よし豊橋乾繭を20枚売った。前橋にもあるそうだが地元に近い方が何かと便利だしな。
ところが予想がハズレて乾繭が上がってしまった。前回の小豆の利益があったので今おとしてもわずかではあるが利益が残るので手仕舞おうとしたら、「製品の生糸の方よりも原料の乾繭の方が割高に買われています。乾繭を手仕舞うより生糸を新たに買った方が損が少なくなります。うまくいけば利益が増やせるかもしれません!」と言われたので神戸生糸を30枚買った。横浜よりも安いらしい。神戸も関西圏だからそうなんだろう。
なぜかその後売った乾繭も買った生糸も損失勘定になってしまった。豆屋から「追証を入れて下さい」と言われたが納得できず問いただしたら(そもそも「追証」って何だ!?)、「おかしいですよね。こんなことはありえませんよ。相場が間違ってます。今乾繭売って生糸買えばもっと儲かりますよ! 絶対です、保証しますよ! 証拠金を追加してさらに増やしましょう!」と言われたけれどそんな金無いと言ったら「親戚から借りてでもやった方がいいですよ。ダメならサラ金から借りましょう! 高い利息を払ってもお釣りがきますよ!」とまで言われたので、週末に実家まで足を運んで親父と兄貴に相談した。
豆屋に言われたことを二人に話すと、それならやった方がいいということに話はまとまりかけたが、そばで聞いていた商社に勤めている甥っ子が、「おじさん、原料安製品高での乾繭買い生糸売りなら理論上損をしないことはあり得るけど、反対の原料高製品安での乾繭売り生糸買いだと損失に限界は無いから止めたほうがいいよ」と口を挟んできた。何を言ってるか分からなかったが、一族で一番頭のいい甥っ子がそういうもんだから親父も兄貴も一転金を出してくれなくなった。
仕方ないのでサラ金から金を引っ張ってこようとしたら女房に見つかって、「そんなことするなら離婚する! 子供連れて実家に帰る!」とまで言い出すもんだから、今回は諦めることにした。豆屋にそのことを伝えると急に半狂乱になって上司を連れて家に来るとまで言い出したので、甥っ子にそういうことになったら伝えるように言われたことを言ってみた。
@弁護士の友人がいる
A今までの電話での会話はすべて録音してある
そしたら、なんか知らんが急にトーンダウンして、週明けの前場寄付きで全玉決済することになった。どうしたんだろう? まあいいか。今度は女房にバレないようにやろう。他にも綿糸やゴムなんかもあるって言ってたな。面白そうだな。今度金(きん)も上場するとか。上場って何だ? まあいいか。金の延べ棒か、ムフフ。楽しみだな。そういえば甥っ子の会社でも金の延べ棒売ってるとか言ってたな。何だっけ、「マタニティ」とか「股にある」とか言ってたな。今度詳しい話を聞いてみるか! これってインサイダー!? お主も悪よのう、ホホホ!
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とまあ、こんな時代の話かと。
一年に数回だけ取引をする人もいることはいるんだろうけど、さすがにそういう人は今は少数派なんでは。なんといっても商品先物業界が「死に体」の現状では。
そもそも「損失の繰越制度」や「損益通算制度」自体、継続的かつ複数(必ずしも頻繁ではないが)の取引を想定していると思われるのだが。まあ、年に一回しか使わない書類というものの扱われ方というものは官民問わず大して違いはないね。まず改善されない。
作る側が使う側の立場を想像できないことも原因の一つだろう。作る側は、自分で確定申告なんかしないだろうから。依頼された税理士は指定された書式に則って書類を作成するだけだし。たとえ使い勝手がものすごく悪かろうが。逆に言えば普通の人にとって使い勝手が悪いほうが専門家に依頼されやすくなるので都合がいいのかも。
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