2016年01月19日
ネット詐欺にやられてしまった!3 〜総括〜
とりあえず一連の対応は終わったので、振り返りの反省をば。
『ネット詐欺にやられてしまった!1』
『ネット詐欺にやられてしまった!2』
まずは一般的なことから。
他の人に言えることとも思うが、ネット上の買い物に慣れてきて、段々とセキュリティ関係の対応がズサンになってきたことがあげられる。ズサンというよりも、面倒だと思う感覚か。手続き的なことはできるだけ機械的に処理して早く終わらせてしまおうという意図がうかがえる。カード情報も本来なら、入力先のことをよく吟味する必要があるが、「ネットショッピングはカード決済が当たり前でしょ」という慣れが、入力の敷居を低くさせている。
また日常のネットショッピングが滞りなく続いていると、詐欺サイトなんてものは、自分とは関係のない違う世界で起こっている「非日常」の出来事だと思ってしまう。まあ、そういう人もいるかもしれないが、自分が関わる人にそんな人はいないに決まっている、という根拠の無い「性善説」がまかり通ってしまう。
いまだに世間では高齢者が振り込め詐欺にあって大金を巻き上げられる事件が後を絶たないが、他人事ではないということが身にしみた。自分「だけ」は大丈夫だという過信、というより盲信は禁物だ。
次に筆者個人の特性からくるもの。
筆者は常々、「通常とは違う視点で物を見る」ことを意識がけている(つもりである)。今回も、通常の消費者目線でサイトを見ていればおかしいことに気づくのだが、いや実際気づいていたのだが、そのままスルーしてしまった。
まず「Hngfzire」というショップ名。
既に記したように、
「そのサイトを見ると、「Hngfzire」。何て読むんだ? 英語じゃないな、かといって他の国の言葉でもなさそうだ。海外のサイトか? いやそうでもない、日本人がやってるみたいだ。母音がないので発音できないじゃん! もっとマシな名前にすればいいのに。(笑)」
と変なことに気づいている。なぜここで疑わないのか?
「他と差別化するために、あえて奇をてらった名前にしてる」という好意的な解釈をしてしまったのだ。たとえそれが読みにくく結果として集客に結びつかないとしても、その意図することは理解できる。これは、筆者もネットビジネスについてちょこっと勉強したことがあるので、そういう考え方に結びついたのだ。
それに会社概要のところに、この「Hngfzire」が入っていない。個人事業だから「会社」じゃないもんね。だから入れてないのか、それとも入れ忘れたのか。それに電話番号も書いてないよ。メール主体で連絡とりたいのはわかるけど、これはいけないね。と、経営サイドの視点で仕事が雑で漏れ漏れなのは十分承知の上。なのになぜ?
最初はダメダメサイトでも、改善して直していけばいいんだ。と、自分の立場に置き換えたり、部下の仕事ぶりを良くしていこうという上司の視点で考えていた。こういう細かい所もしっかりしてる会社の方が、なんだかんだいって一般的な消費者からの信頼は受けやすいこともわかっている。今自分はその消費者の中に入ってないのね。(笑)
こまかなことを言えば、フォントも統一されていないし、時折「?」が混じってるし、日本語もおかしい。よっぽどこういうのに慣れていないんだな、もっと勉強した方がいいよ。とくらいにしか思っていない自分がいた。
支払方法の選択画面で「銀行振込」があったのだが、これがまたちょっと違った作り(文字ではなくデザイン?)になっていたのだが、これも、こんな人いるんだよね、とスルーしている。
※ちなみにもし銀行振込を選んでいたら、振込先口座を知らせるメールを受信した時点で気付かないと振り込んでいたと思われる。
いや〜、事前に気づいた点がこんなにあるのにスルーしてしまう自分って、ある意味すごいな。普通なら、さすがに怪しんでこの時点でショップ名とか検索して気づくよね。(笑)
カミさんに、「ちょっと不自然なところもあったけど、そんなにうまく(サイトを)作れないからね。(だから引っかかった)」と話したら、「あなたはそういう高慢なところがあるからね」と返されてしまった。それは違うよ、と言いたかったが、詐欺に引っかかったのは自分なので、言ったら余計にグチャグチャになってしまうので胸にしまっておいた。でも、後からよくよく考えてみると、結局はそういう一面もあることは事実なのかなとも思う。上から目線ということか。それはそれで、騙されて払っても何ともないような、資金力と精神力があればそれでもいいのだろう。今の自分はまだその器ではないということか。いろいろ考えさせられる。
後から気づいたことだが、返品・交換の項目のところで、返品の「返」の漢字の書体が、中国語の書体になっている。もし最初にこのことに気づいていたら、さすがに疑ったと思う。個人事業で中国人雇ってサイトは作らないよね普通は。可能性を追求して「そういう人もいる。奥さんが中国人かもしれないし、友人かも」と考えを膨らませていたかもしれないが。(笑)
ちなみに、会社概要の住所の県名の前に「Japan」という表記があるが、これは詐欺サイトの特徴だそうなので、覚えておくと良さそう。日本のサイトだったら「Japan」なんか入れないはずだから。
筆者の場合、「顧客は世界中にいるから「Japan」といれてあるんだな、さすが!」と思ってしまうかもしれないが。(笑)
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まずは一般的なことから。
他の人に言えることとも思うが、ネット上の買い物に慣れてきて、段々とセキュリティ関係の対応がズサンになってきたことがあげられる。ズサンというよりも、面倒だと思う感覚か。手続き的なことはできるだけ機械的に処理して早く終わらせてしまおうという意図がうかがえる。カード情報も本来なら、入力先のことをよく吟味する必要があるが、「ネットショッピングはカード決済が当たり前でしょ」という慣れが、入力の敷居を低くさせている。
また日常のネットショッピングが滞りなく続いていると、詐欺サイトなんてものは、自分とは関係のない違う世界で起こっている「非日常」の出来事だと思ってしまう。まあ、そういう人もいるかもしれないが、自分が関わる人にそんな人はいないに決まっている、という根拠の無い「性善説」がまかり通ってしまう。
いまだに世間では高齢者が振り込め詐欺にあって大金を巻き上げられる事件が後を絶たないが、他人事ではないということが身にしみた。自分「だけ」は大丈夫だという過信、というより盲信は禁物だ。
次に筆者個人の特性からくるもの。
筆者は常々、「通常とは違う視点で物を見る」ことを意識がけている(つもりである)。今回も、通常の消費者目線でサイトを見ていればおかしいことに気づくのだが、いや実際気づいていたのだが、そのままスルーしてしまった。
まず「Hngfzire」というショップ名。
既に記したように、
「そのサイトを見ると、「Hngfzire」。何て読むんだ? 英語じゃないな、かといって他の国の言葉でもなさそうだ。海外のサイトか? いやそうでもない、日本人がやってるみたいだ。母音がないので発音できないじゃん! もっとマシな名前にすればいいのに。(笑)」
と変なことに気づいている。なぜここで疑わないのか?
「他と差別化するために、あえて奇をてらった名前にしてる」という好意的な解釈をしてしまったのだ。たとえそれが読みにくく結果として集客に結びつかないとしても、その意図することは理解できる。これは、筆者もネットビジネスについてちょこっと勉強したことがあるので、そういう考え方に結びついたのだ。
それに会社概要のところに、この「Hngfzire」が入っていない。個人事業だから「会社」じゃないもんね。だから入れてないのか、それとも入れ忘れたのか。それに電話番号も書いてないよ。メール主体で連絡とりたいのはわかるけど、これはいけないね。と、経営サイドの視点で仕事が雑で漏れ漏れなのは十分承知の上。なのになぜ?
最初はダメダメサイトでも、改善して直していけばいいんだ。と、自分の立場に置き換えたり、部下の仕事ぶりを良くしていこうという上司の視点で考えていた。こういう細かい所もしっかりしてる会社の方が、なんだかんだいって一般的な消費者からの信頼は受けやすいこともわかっている。今自分はその消費者の中に入ってないのね。(笑)
こまかなことを言えば、フォントも統一されていないし、時折「?」が混じってるし、日本語もおかしい。よっぽどこういうのに慣れていないんだな、もっと勉強した方がいいよ。とくらいにしか思っていない自分がいた。
支払方法の選択画面で「銀行振込」があったのだが、これがまたちょっと違った作り(文字ではなくデザイン?)になっていたのだが、これも、こんな人いるんだよね、とスルーしている。
※ちなみにもし銀行振込を選んでいたら、振込先口座を知らせるメールを受信した時点で気付かないと振り込んでいたと思われる。
いや〜、事前に気づいた点がこんなにあるのにスルーしてしまう自分って、ある意味すごいな。普通なら、さすがに怪しんでこの時点でショップ名とか検索して気づくよね。(笑)
カミさんに、「ちょっと不自然なところもあったけど、そんなにうまく(サイトを)作れないからね。(だから引っかかった)」と話したら、「あなたはそういう高慢なところがあるからね」と返されてしまった。それは違うよ、と言いたかったが、詐欺に引っかかったのは自分なので、言ったら余計にグチャグチャになってしまうので胸にしまっておいた。でも、後からよくよく考えてみると、結局はそういう一面もあることは事実なのかなとも思う。上から目線ということか。それはそれで、騙されて払っても何ともないような、資金力と精神力があればそれでもいいのだろう。今の自分はまだその器ではないということか。いろいろ考えさせられる。
後から気づいたことだが、返品・交換の項目のところで、返品の「返」の漢字の書体が、中国語の書体になっている。もし最初にこのことに気づいていたら、さすがに疑ったと思う。個人事業で中国人雇ってサイトは作らないよね普通は。可能性を追求して「そういう人もいる。奥さんが中国人かもしれないし、友人かも」と考えを膨らませていたかもしれないが。(笑)
ちなみに、会社概要の住所の県名の前に「Japan」という表記があるが、これは詐欺サイトの特徴だそうなので、覚えておくと良さそう。日本のサイトだったら「Japan」なんか入れないはずだから。
筆者の場合、「顧客は世界中にいるから「Japan」といれてあるんだな、さすが!」と思ってしまうかもしれないが。(笑)
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