クロスバイク | スポーツバイクのすすめ: サイクル&フィットネス

2015年08月18日

クロスバイク | スポーツバイクのすすめ

「クロスバイク」

今回は前回の続きのような内容です。

前回の「シクロクロス」はあまり走ってるのを見かけないと書きました。
実際にそうなんですが、浸透していない「シクロクロス」のかわりに
勧めている「クロスバイク」はますます増えていっています。

一応、この「クロスバイク」も紹介しておいてもしママチャリしか乗った
ことがないけど「ロードバイク」を購入しようと考えている方は一度これ
を読んで検討してみてください。

ママチャリしか乗ったことがなかったら、「ロードバイク」はとても
乗りにくいスポーツバイクですよ。
たぶん、すぐに乗らなくなってしまうと思うからです。

実際に走っていいると、「ロードバイク」が増えてくる時期がありました。
顕著なのがアニメ「弱虫ペダル」の影響でかなりの数の女性がロードバイク
に乗っていました。
ですが、それもほんのつかの間でした。

例えは悪いのですが、雨の後の羽虫のようにやたらと目についたと
思ったら、見事に、本当に見事にいなくなってしまっています。
ここまで突然増えて、短い間にきれいにいなくなったことは今までなかった
のですが、これに近いことを何度か経験しています。

そして残るのがいつも、「マウンテンバイク」か「クロスバイク」なのです。

それならば「ロードバイク」の購入をせずに、初めから「マウンテンバイク」
か「クロスバイク」を購入しておいた方が良いからとずっと勧めています。

その事実を裏付けるように、最近の「ロードバイク」ブームからか
中古のロードバイク市場が賑わっているそうです。
つまりこれらのすぐに乗らなくなった人たちが、「ロードバイク」を中古
市場へと売却しているのだと思われるのです。

こうなる前に、「マウンテンバイク」なり「クロスバイク」なりのスポーツ
バイクに乗ってみて、物足りなくなってくれば「ロードバイク」の購入を
考えた方が良い。

マウンテンもクロスバイクも、ともにママチャリの延長線として乗れますし
移動手段としてもお手軽で乗らなくなって処分してしまうこともないと思う
からです。

ロードバイクはまさに走るためだけのスポーツ自転車で、他に使い
ようがないところがあるのです。
つまりちょっと買い物に出かけて荷物を積んで帰ってくるような使い
方はまずできません。
無理すればできますが、とても乗りにくいものになりますね。
　
ロードバイクの場合、本格ロードバイクとなると入門グレードでも
やはり二〇万円近くするものになります。

ですから無理をせずに、お手軽な値段のシクロクロス購入されてそれに
しばらく乗ってから本格ロードバイクの購入を考えた方が賢明だと思え
ます。

もちろんお金に余裕があって、失敗しても困らない方は別ですが、普通
はやはりもったいない買い物になってしまいます。
長くロードバイクに乗っているものからすると、やはりスポーツバイク
を購入するならば長く乗ってほしいと気持ちもありますし。

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◆クロスバイクとはどんなバイク。

「クロスバイク」は「マウンテンバイク」のようにハードなオフロード
を走りませんが、「ロードバイク」ように舗装道路しか走らないわけではない
人にはぴったりなスポーツバイクです。

シティサイクルに近い取っつきやすいスポーツバイクだといえると思います
気軽さと取っつきやすさが「クロスバイク」の一番の魅力だといえると
思います。

クロスバイクは競技志向の自転車ではないので、いい意味でどっち付かずな
使い勝手の良さがありますね。
またシティサイクルよりも軽いですし、値段も「ロードバイク」や
「マウンテンバイク」のように高くはありません。

ホイールサイズはロードバイクと同じでタイヤが太く、00×32C、700×28C
のように安定した走りになります。
それにパンクもあまり気にする必要もありませんし、デリケートなスポーツ
バイクでもありません。

また初心者がもっとも扱いにくく感じる、ビンディングペダルではなく
ママチャリと同じようなフラットペダルですし、ドロップハンドルでも
ないので乗りやすいです。

ドロップハンドルになってしまうと、どうしてもフッティングが要求
されてしまいます。
いい加減なセッティングだとブレーキレバーさえまともに握れませんし、
とても危険です。

その点、クロスバイクのストレートハンドルですとシティサイクルと同じ
ですからね。

だから取っつきやすいのです。

つまりシティサイクルのようにアップライトな乗車姿勢ですから楽な姿勢
で走れます。
フレームが体のサイズに合っていれば快適に走れますが、多少、体とフレーム
が合わなくても気にする必要がないほどです。

重くなっても良いならば、泥よけをつけようと、フロンバッグを
取り付けようとキャリアーをとつけようと自由自在。
そういう良い意味での自由なスポーツバイクですね。

つまりママチャリと同じ別になにかを気にする必要もなく、なおかつ
スポーツバイクですからそれなりにスピードも出せる良い自転車という
ことになりますか。

とにかくお手軽に体験できるスポーツバイクです。

それに「ロードバイク」のように、購入する前にショップ選びで困る
こともありません。
スポーツバイクはバイク単体よりも、どこで購入するかが大変重要に
なってきます。

このブログではあまりショップの言うことを信じてはいけないと何度か
書きましたが、これは雑誌などのレポート記事でも同じです。
雑誌もそのまま信じてはいけないのですが、これだけは同意見です。
それくらいショップは信用できません。

ですが「クロスバイク」はそもそもそれほど知識も経験も必要ないですし、
だいたいどれも同じですから、当たり外れがなく初心者の方でも安心して購入
できるスポーツバイクです。

ただ一点注意したいのは、「サスペイション」がフロントフォークなどに
装備されているクロスバイクはやめておいたほうが良いと思います。
確かに振動吸収性という点ではサスペイションがついている方が良いのです
が、スポーツバイクそのものが重くなります。

スポーツバイクの重要な特徴に軽さがありますが、それを損ねて
しまうからです。
ハードなオフロードを走るのであればサスペイションも良いのですが、
普通に走っている程度ではサスペイションは必要ありません。

また上りの坂道もそうなんですが、急な加速でペダルを踏み込んで
もパワーをサスペイションが吸収してしまい、加速が遅れるなどの
弊害もあります。

かなりパワーロスしてしまいますね。

ですから本格的なオフロード、一度山道で歩くのも苦労するような道を
マウンテンバイクのブロックタイヤの跡が続いていたのを見たのがある
のですが、そういう人の脚でも歩くのがつらいような険しいオフロード
を走るのであれば別ですが、街乗り程度ではサスペイションは必要あり
ません。

ただ重いだけで役に立ちませんので、これはおすすめできませんね。
それ以外はあまり注意点もないので、お勧めできるスポーツバイクです。

とにかく気軽で当たり外れのないスポーツバイクが「クロスバイク」です。

「弱虫ペダル」を見て、ロードバイクの購入を考える前に、まずスポーツバイク
はどいうものかというのを「クロスバイク」で体験されてからでも良いかと
思います。

それでは、また次号で───。

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