2015年07月13日
スポーツ自転車の種類 | ロードバイク、ピストバイク
「ロードレース」
今回はちょっと「ツール・ド・フランス」の時期でもありますので、
ロードバイクとピストバイクなどの違いも含めて少し書いてみたい
と思います。
意外にもピストバイクとロードバイクの区別がついていない人が
多すぎるものですから。
まずその前に、先に書きました「ツール・ド・フランス」のことに
ついて説明したいと思います。
今年のレースは、2015年7月4日からレースは始まっており、7月26日
が最終レースです。
その歴史はとても古くてすでに100年以上経過しております。
最初はフランス一周レースでしたが、今やヨーロッパの国々をまたぐ
世界最大の自転車レースとなっています。
最終のゴールはパリのシャンゼリゼ通りです。
日本人は殆ど知りませんが、ヨーロッパの自転車文化はとても長く
歴史があり、スポーツとしても超がつくくらいメジャーなスポーツ
です。
最近は、ヨーロッパでのサッカーの人気は知られるようになっています
が、それに負けないくらいの人気があるのがこの自転車レースである
ロードレースです。
歴史も古くフランスだけではなくイタリアやベルギー、オランダといった
国々でもレースが行われています。
その中の最高峰が「ツール・ド・フランス」と言うわけです。
最近はやっと、日本でもロードレースを本格的に開催するように
なってきました。
これらのロードレースで使われているスポーツバイクを、ロードバイク
と呼ぶのです。
ロードレーサーとも呼ばれています。
アニメの「弱虫ペダル」などで使われている競技自転車も同じものです。
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◆ピストバイク。
対して「ピストバイク」ですが、これは簡単に言ってしまえば
競輪で使われている競技自転車です。
トラック競技の専用自転車でトラックレーサーと呼ばれることも
あります。
この違いは動画で見てもらえば一目瞭然ですが、自転車に興味のない
人たちは「ピスト」と「ロード」の区別がついておりません。
ロードバイクに乗っていると、よく競輪の自転車と呼ばれることが
多くて、とくに「ピストバイク」の事故が多発していた時は「ピスト」
と間違えられていやな思いをすることも多かったですね。
ピストはギアがないのでロードとは見た目も違います。
同じドロップハンドルでもバーテープも巻かず金属がむき出しですし。
ですが、自転車に興味のない人はどれも一緒に考えています。
ピストの場合はギアがなくチェーンとホイールが固定されています。
ママチャリなどもギアがありませんが、ペダルを踏まないでも坂道
などは勝手にすすみますよね。
ホイールが前進の場合自由に回ります。
ですがピストの場合はこれが固定されていて、ホイールがチェーン
の動きから自由に回ることはありません。
つまりペダルを逆回転させると、バックにもすすむことができるの
です。
ですからストップする場合は、ペダルを回さずその位置で止めること
で、ホイールの回転を止めて止まるのが基本です。
ただしこの場合、後輪だけですので制動力に限界がありますので
公道を走る場合はブレーキを別につけなければなくらなくなってくる
のです。
「ピストバイク」にはブレーキはついていません。
ペダルをこがないことがリアブレーキになるからです。
ピストバイクはロードバイクと違ってそれほど高くありません。
実際の競輪で使われているものでも、最高50万円程度のもので
そんなに高級なバイクではないのです。
ロードバイクは先に紹介した「ツール・ド・フランス」などで
使われているバイクで最高ランクのロードバイクです。
値段も、150万程度はするものばかりです。
事故が多発していたピストバイクはだいたい10万円もしない安い
バイクです。
ですから学生などの若い人たちでも購入でき、それがマナーと
完全性などまったく考えないで走ることから事故が多発していた
訳です。
普通、公道を走る場合は「ピスト」はブレーキを別でつけて走るもので
すが、あの金属むき出しのドロップハンドルにブレーキレバーをつける
のは格好悪いからと誰もつけて走っていませんでした。
何度も見ていますが、少しいきがっている若いお兄さんばかりでしたね。
確かに強引な走りをしている人も多かった。
脚力もないくせにかっこだけで走っているのでとにかく邪魔で仕方が
ないのです。
ですから。良く抜き去って走りました。
下手に前で走られると事故の巻き添えをくうので抜き去っていくのが
一番安全だからです。
わざとではないのですが、こちらの方が巡航速度も速いですから。
今までピストで追いついてきた人はいません。
その程度の脚力です。
ここで一つご忠告ですが、前の自転車を抜く場合イン側から抜いては
いけませんよ。
アウト側からオーバーテイクしないと前の自転車が左折するかもしれま
せんし、車が走ってきてよける場合もありますからね。
自転車同士の接触事故が起こる場合があり、若い人たちの乗るロードも
ピストもマウンテンバイクもすべてイン側から強引に抜こうとするので
危険なのです。
自分がトレーニングで走る時間は深夜が多いのですが、無灯の上に
信号無視、さらには強引に追い越そうとするので危険でしかたない。
たいした脚力もなのにただ強引なだけですから。
昔は原付バイク、スクーターが携帯電話を使いながら走っている
人がものすごく多くて、これも事故の多発から禁止になっていま
はいなくなりました。
ロードで走っているとこの携帯電話を使っている原付バイクに何度
もぶつけられそうになって、一時期は原付とわかるととにかく
抜き去っていたときがあったほどです。
ロードバイクは脚力があれば、トップスピードで60キロ以上
出せますから原付は簡単に追い越せるのです。
とにかく事故りたくなくて、携帯電話を使っている原付バイクから
ははやく遠ざかりたかったですね。
それ位、携帯電話を使いながら走る原付バイクが多かったのです。
それが収まってくると、今度は「ピスト」さらにママチャリによる
携帯電話とまともに走っている自分たちのような古いロードバイク
愛好者はいつもとばっちりばかり食らっています。
でも一番危険なのは間違いなくママチャリです。
それもオバサンの乗るママチャリですね。
どうしてそんな走りをしている自分が悪くないと思えるのかと首をひねる
人たちばかりです。
ルールやマナー以前の問題が多すぎて、それで自分が悪いとは考えて
いないのが一番の問題です。
だから改めようとしないのです。
最近では自転車事故の多さから、やっとオバサンたちのママチャリに
も言及されるようになってきましたが、この人たちほどむちゃくちゃ
な運転をしているものはいませんよ。
これは本当に多い。
若い女の子にも多いのですが、無灯の上に信号無視に逆走。
その上に携帯電話、今はスマホですが液晶を見ながら平気な顔で
走っている人が多いこと。
むしろまともに走っている人の方が少ないのが現実です。
これで事故が起こらないはずがない。
でもこの人たちにとっては、「ピストバイク」の方が危険だと
いうのです。
世間の認識はいつも目立つ「ピストバイク」のことなどを取り上げ
て悪いもの扱いしていますが、事故の件数も危険性も「ママチャリ
」の方が多いですよ。
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◆シングルスピード。
「弱虫ペダル」の影響で去年は「ロードバイク女子」なるものが
現れましたが、今ではすべていなくなりました。
代わりに最近は若いお兄さんたちがピストではなく、「シングルスピード」
に乗っているのを見かけることが多くなりました。
なにか原因のようなものがあるのかもしれませんが、この「シングルスピード」
はピストバイクのようなものにホイールをフリーにしたものです。
つまりギアがないだけでチェーンとホイールが固定されておらず、
普通の自転車のように車輪は回ります。
値段も安くて、安いものでは3万円くらいであるのではないですかね。
ギアなどがない分整備や調整などにも気を使わないでも良く、そういう
意味ではママチャリ感覚で走れる素人向けのスポーツ自転車かもしれません。
自転車をよく知っている人には、気軽に、はやく走れるママチャリ感覚
の自転車かもしれません。
でも殆どがハンドルにバーテープなどを巻いておらず、おそらく「ピスト」
のような無骨や格好良さに惹かれているだけではないかと思われますね。
これもまた脚力もないのに強引な走りをしている人が多いです。
一時期は「ファットバイク」がよく走っていましたが、最近は
この「シングルスピード」です。
自転車のはやり廃りの変化もめまぐるしいなと思いますね。
それでは、今回はこれくらいで──。
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