アフターバーン効果 | 空腹時トレーニング: サイクル&フィットネス

2015年05月26日

アフターバーン効果 | 空腹時トレーニング

「脂肪燃焼効果」

だんだん夏に向かって暑くなってきたせいか、
ダイエットに関する記事をよく目にするようになりました。

薄着になってくるとぽっこりと突き出たおなかが気になるようです。

急に気にしても、特別変わらないのですが、たいていいろいろ
とするようですね。
女性は食事制限によるダイエット。
男性は運動といって腹筋だけをするとかですね。

このブログでは何度も書いていますが、腹筋などやって効果はありせん。
おなか周りは筋肉量が少ないですからね。

それよりも人体のなかでもっとも筋肉量が多い脚を使う運動をして代謝を
あげてやらないと脂肪を燃焼させて減らすことはできません。

そもそも腹筋のことをシックスパックなんていう言い方をしますが、あれは
お腹の周りの脂肪が少ない状態だから見えるわけで、腹筋が発達していても
脂肪が多くついていれば割れているのが見えません。

よい例がお相撲さんのお腹ですね。
筋量はかなりありますが脂肪もあって筋肉の割れ目が目立ちません。

そんな脂肪を減らしたい人のために、今回は脂肪燃焼によい情報を
二つばかりご紹介いたしましょう。

◆アフターバーン効果。

まず一つ目。

「アフターバーン効果」という言葉をお聞きになっている方は
少ないかもしれませんね。

海外のエクササイズではわりと有名な言葉で、これを商品名にしている
サプリメントもあります。

これは、激しい運動をした場合、運動した分のカロリー消費に加え、運動後
も長い時間カロリーを消費し続けることができるという現象のことです。
つまり運動後も、安静にしていてもずっと脂肪燃焼が続いてくれる訳ですね。

「アフターバーン効果」は、約４５分程度の激しい運動で効果がでてくる
そうです。

これは確かにあると思います。
ロードバイクで１時間かなりハイペースで走って帰ってくると、
お腹の周りの脂肪が減っているのが実感するとこがあるのです。

ズボンのベルトがいつもよりも穴一つ分締めてやらないとずるりと
下がってしまうくらいですから。

まったく運動していなかった人が、一時間も激しい運動をしろといって
も無理でしょう。

でも、トレーニング法はほかにもあってバイクかランニングを１分間
続けて、１分間休憩、それを２５分間続けることでも「アフターバーン効果」
を得られます。

これはなにも実際に外に走りに出なくても、部屋でスクワットやエアロバイク
を使って運動することでも同じ効果を得ることができます。
ただ運動種目は下半身を使う運動に絞ってくださいね。

下半身中心の運動に、腕立て伏せなどの種目を入れるのはありですが、
これだと一種のサーキットトレーニングになります。
この場合はもっと積極的に種目を増やして筋トレもかねてほしいですが、
普段運動しない人はサーキットトレーニングはまず無理ですね。

理由は簡単で、きついからです。
筋トレばかりで持久力系のトレーニングをしていないときは取り入れる
こともありますが、かなりきつい。

サーキットトレーニングは上級者向けのトレーニングです。

今はロードバイクがこの代わりになっています。
もっとも体を絞りたい人にはもってこいですが、それだけ運動強度
の激しいトレーニング法でもあります。

何度も繰り返しますが、なにもしなくて、ただ腹筋だけをやっても
効果は出ませんからね。

◆空腹時のウォーキング。

そして次におすすめなのが、空腹時のウォーキングです。

それは、空腹時は脂肪を直接燃焼させるために最も効果のある時間
だからです。

理由を簡単に説明しますと、食事をしてから時間がたつと、血液中の
糖分の量が下がってそれを脳が感知し、空腹感というものが生まれます。
このときに、運動によって更に糖分を消費すると、人は体脂肪を利用
して足りないエネルギーを補おうとします。

空腹時、つまり糖質が足りていない状態でウォーキングをすると、脂肪
を分解してエネルギーを生み出します。
直接脂肪をエネルギーへと変えてくれるため、楽に減量ができるわけですね。

人の体は、「余った脂肪分を蓄積していく」という仕組みを持っていますが、
逆に、足りないものは脂肪分から利用していくという性質も持っているから
です。

これを利用して効率よく脂肪を燃焼させようとしているわけです。

ウォーキングは、ただ歩くだけじゃなく腕を振り、足を上げ、しっかり
と有酸素運動をしたほうがよいでしょうね。

ただこのとき激しい運動をすると、軽いハンガーノックを起こしますが
確実に脂肪は燃焼します。
何度か時間の関係で空腹時にロードバイクで走ったことがあるのですが
脚が動かなくなりますからね。

普段、運動していない方は強度の強い運動はやりたくてもできない
と思います。

この空腹時ばかりは腹筋運動もありかと思います。
チューブなどを使ったスロートレーニングや、バランスボールなど
を使った体幹トレーニングでもかまいません。

そしてこの空腹時のトレーニングには美容を気にする女性にも
嬉しい効果があります。

それは空腹時は細胞レペレルで若返るというもの。
半日または、短期断食というのもこの理屈からきています。

少し前まで「アンチエイジング」として空腹時の効果を強調する
本などがかなり出回っていました。
「空腹時美容」というのもここから来ているわけですね。

たんに食べるのを我慢して、という不健康ダイエットではなく、
空腹時に軽い運動をして積極的に健康的なダイエットをしてみて
はいかがですかというわけです。

単純に減量できるというだけではない、プラスアルファな効果がある
からです。

一番悪いのは運動しないということは言うまでもありません。

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