サイクル&フィットネス

「ダイエットと筋トレ」

今回はダイエットについてちょっと書いてみたいと思います。

ロードバイクに乗り始めたのはダイエットするためといった
肥満体の人がいるのですが、それらの人たちが必ずしも望んでいる
いるような減量を成功させているかというとそうではありません。

効果がない人もいるのです。


理由は人それぞれですが、大きな原因の一つに有酸素運動を
すれば見る見る脂肪が落ちるという都合の良い思い込みがある人が
少なくありません。

確かに有酸素運動は脂肪燃焼に効果的です。

ですが、ロードバイクも走り方によります。
ただ漠然とロードバイクで走っていれば誰でも痩せられる訳では
ありません。

ゆっくとりポタリングしなながら走ることは悪いことではあり
ませんが、ある程度の強度以上ではしらないと効果は現れません。


つまり多少でも肉体的にはきつい走りをしなければ効果的とは
言えないのです。

これは最近、「東京マラソン」であるとかジョギングブームにも
言えるのですが、走っているから健康だ、ジョギングしている
から大丈夫といって喫煙に飲酒する人が本当に多い。

これはイベントマラソンを開催する側にとって非常にマイナスな
ことなので殆どテレビニュースでは流れませんが、マラソン前に
前祝いといって参加者達がレース前夜に飲み会を行い深酒をする。

あげくレース中に体調不良、最悪心停止でＡＥＤ（自動体外式除細動器）
のお世話なるなどかなり馬鹿な人たちが大勢います。

こういう人たちの理屈はだいたい皆一緒で、身体によいジョギングを
していれば過度の飲酒も喫煙許されると勝手に決めつけているのです。









ここまでやったのだから節制しようとか考えなくて、むしろ自分を
甘やかせる良いわけと安心感を得るためにジョギングを行っている
場合も多いのです。

暴飲暴食に喫煙してもジョギング一つでチャラにできると決めている
ようです。


もう二年以上前ですが、こういう人が肺ガンで死んだのを知っています。
ジョギングをされていて、マラソン大会にも出場していた方なのですが、
喫煙をやめなかったのです。

外から見ているとこの心理的盲点というか、自らの負のいいわけを
作って安心感だけを買っているのが分かるのですが、本人達には
この自覚がまったくかけていましたね。


同じようにロードバイクで走っていても、他で身体に悪いこと
をし続けていれば当然効果など期待できないのです。


ロードバイクの愛好者にはすでにお亡くなりになって時がたちましたが
「忌野清志郎」さんがいました。

このロードバイクの楽しみに目覚めて、自らもツアーをロードバイクで
廻るなども活動もされていて、コンサートではロードバイクを展示するほどの
入れ込みようでした。


ですが、「喫煙」だけはやめなかったのです。
もしこの「喫煙」もやめられていたら、今もロックスターの歌声は聞こえて
いたかも知れません。


そして実はダイエットの近道は筋トレなんです。

有酸素運動だけやる、というのは退屈なばかりでなく、実はカロリー消費
も少ないのです。

筋トレによって筋肉がついて代謝が上がり、脂肪を減らします。
つまり筋肉がつけば、日常消費されるカロリーも増えるという訳ですね。


脚の筋肉は人体でもっとも大きい筋肉です。
ここを鍛えることでダイエット効果を効率よく得られるわけです。

なぜ早足であるくと身体によいかもここにあって、筋力と有酸素運動
を同時にできるからです。
ロードバイクも減量を目的にゆっくりと走るのであれば、脂肪燃焼ゾーン
の強度を維持しながらある程度以上は走らなければなりません。


そして今回も繰返しになりますが、筋肉は簡単に付いてはくれませんよ。

ですから足が太くなる心配はありませんから、安心して脚の運動をして
ください。