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2013年09月17日

深センで生活する楽しみ ヤムチャ

最近の中国事情をお伝えしたついでに、
僕が感じている深センで生活する楽しみをちょこっと紹介します。

僕がこちらの生活で気に入っていることの一つに食生活があります。

広東料理,四川料理,北京料理などなど。

特に広東料理のヤムチャは、ここいらへん一帯の風習にちかいものがあります。

多くの広東料理のレストランで、朝から午前中いっぱいは、
点心と呼ばれる、セイロに入った一口サイズの餃子やマントウ,骨付き肉,
鶏の足,豆乳ゼリー,揚げパンなどいろいろな品揃えでお客を出迎えてくれます。

以前は、従業員がワゴンに点心を山のように載せて客席を回り、
客がそれを呼びとめて好きな点心を選ぶところも多かったのですが、
ワゴンにプロパンガスを積んで点心を温めるやり方が、消防上の規制に引っ掛かるのでしょう、
最近ではほとんどみられなくなり、ちょっと残念です。


一つひとつの点心はそれほど大きくないので、いろいろな味を楽しめますが、
気がつくとついついたくさん注文してしまって、お腹がパンパンになることもよくあります。

だから空腹でも、一度にたくさん注文しないで、
少しずつ追加注文していくのが賢いやり方ですし、お金の節約にもなります。

お金といえば、以前一時帰国の折に横浜の中華街で、一皿千円近くするヤムチャのお店に、
行列ができていたのをみた覚えがあります。

日本でも人気のヤムチャですが、いくらなんでもこれはぼったくりだ、と思いました。

深センでも店によって、品によって値段もまちまちですが、そこまで高くはありません。
一皿10元(日本円で約160円)程度のものもあります。
家族4人で行ってお腹いっぱい食べても、せいぜい150元(約2,400円)くらいでしょう。

そもそも「ヤムチャ(漢字で『飲茶』)」というくらいですから、メインはお茶なんです。
お茶を飲みながら、新聞を読んだり、おしゃべりをしたりして、ゆっくりと時間を過ごす。
そんなとき、ちょっと何かつまみたいな、と思って注文するのが点心なのです。

点心というのは中国語では「おやつ」という意味ですし、
ヤムチャとは、本来そういう華南地域の風習を示す言葉なのです。

‥まあ、とはいっても、おいしいモノは誰でもたくさん食べたいですよね。

長く深センに生活しているような我々は別として、
出張や旅行で来られる方であれば、この際腹いっぱい味わいたい、と考える方もいるでしょう。

そんな方たちは、是非早起きして、ヤムチャを体験してはいかがでしょう。











posted by 月雲の父 at 23:20| 美味しいもの
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月雲の父
神奈川県葉山町生まれ。 子供の頃からレゴに親しむ。 特技:合気道,中国語。 趣味:レゴで遊ぶこと,コーヒーを飲むこと。 1999年より中国広東省深セン市に居住。 現地採用社員として日系企業に勤務。 娘:月と息子:雲の父。
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