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2015年08月06日
『文豪たちの手紙の奥義―ラブレターから借金依頼まで 』NHKラジオ第一「すっぴん!」「源ちゃんのゲンダイ国語」のコーナーで紹介された本
「源ちゃんのゲンダイ国語」は、NHKラジオ第一で、月曜〜金曜の朝放送されている「すっぴん!」の金曜日のパーソナリティー高橋源一郎さんが選んだ本を、紹介するコーナーです。
以前にそのなかで紹介された本、「文豪たちの手紙の奥義―ラブレターから借金依頼まで (新潮文庫)」です。
恋文、挨拶状、通知状から借金の依頼状まで、二十四人の文豪からその心得と奥義を学びとる一書。
亭主関白のはずの漱石が、「頻りに御前が恋しい」と妻へ綴り、無頼派の作之助は、「遂に大デブと結婚」とほがらかに友人へ知らせた──。数多の読者がいる文豪たちでも、たった一人のために書くのが手紙。だからこそ、手紙には文学作品以上に心に響き、魅力ある言葉の技が溢れている。
著者 中川 越
1954(昭和29)年、東京都生れ。中央大学文学部を卒業後、雑誌・書籍編集者を経て、執筆活動に入る。手紙に関する著作が多く、古今東西、有名無名を問わず、さまざまな人物のものを広く閲覧し、そのあり方を探求しつづけている。
文章のプロである作家の手紙はやはりすごい。熱い愛情の訴えや、必死の懇願が切々と綴られているものなど、どれも真摯な気持ちが強く伝わってきます。
いざ文豪作家の作品を読もうと思うと腰が引けるけど、手紙だったら敷居が低い。個人書簡をのぞき見するなんてちょっとお行儀は悪いけど、非常に楽しい。
「源ちゃんのゲンダイ国語」で取り上げた本をまとめてご紹介します。
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