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2019年01月13日

2013年 桜の頃から


 夫は 人事異動で別の事務所に移ってからも
 彼女とメールしあっていた

 相変わらずの セキュリティ無しの
 夫のスマホからわかっていた

 さすがに ホテルに行くような事はしていないが
 私のことなど もう完全に眼中にはないようだった



 ちょうどその時期 自分の体調にも 
 前よりも強い変化が出てきていた

 
 アリムタ&シスプラチンの抗がん剤の点滴をしていた時
 不思議なことに 花粉症は驚くほど軽く感じていた

 けれど イレッサ服用中には その恩恵?は
 ほとんど感じられなかった


 桜咲く 春の真っ盛り
 前年までは あと何年見られるかわからない桜だ!と
 あちこち 桜を求めてドライブしたのだが・・・

 この年は お花見をしようという気力もあまりなかった


 仕事は緩めのシフトにしてもらい
 無理なくこなしてはいたものの

 湿疹が増えてきた上に 毎日頭痛に悩まされていた


 この頭痛というのが 不思議なものだった

 正確には 頭痛というより
 「頭皮痛」といった方がいいのかもしれない


 頭頂部の髪の毛の一部が 
 何かに引っ張られているように
 毛根から痛むのだ!


 それまで 髪の分け方は左から右へと流していた
 
 ところがこの頃 つむじから右寄りの部分が
 思いっきり逆に引っ張られるような痛みに襲われ
 それまで通り 髪を右に流すことが出来なくなった

 無理に左から右へ流すと ブラシを通しただけで
 ズキズキと痛むのだ!

 
 と同時に 髪質が日々変化してきていた


 少しずつ抜け始めると同時に
 妙に硬く ゴワゴワになってきたのだ


 髪の分け方を反対にして
 頭皮の痛みを軽減させる事はできたが

 髪質の変化は どうなるものでもなかった


 4月の外来診療の際 O先生に聞いて見た

 「髪質の変化?

  痛んで ブラシも通せないんですか?

  私の患者さんでは これまで痛みまで出た方は
  いらっしゃらなかったのですが・・・・

  はて? どうしたものでしょう?」

 
 痛みの質や強さは 主観的なものであるし
 つむじ周辺が痛むのは 私も聞いた事はなかった

 先生のリアクションは ある意味予想通りではあった


 皮膚科の先生にも
 頭皮の痛みはほとんど聞いた事がないと言われてしまった




 GWに差し掛かると つむじ周辺の痛みはますます強くなり
 それと同時に 髪がクルンクルンになってきた


 そのカールの向きは
 文字通り四方八方に広がり 全く揃っていなかった


 薬の影響だろうか?
 イレッサの冊子にも 頭皮関係の副作用は出ていないが・・・


 夫の様子は表面上大人しかったものの
 彼女とのメールのやり取りを確認している自分と
 その内容にイラついてる日々のせいなのか!?とも思ったりして
 


 5月も末に近づくと
 痛むつむじ周辺に ワックスをたっぷりと塗り
 クルクルドライヤーで無理矢理クセづけして行くのが
 出勤前の日課となった






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2019年01月12日

帰宅後の夫


 夫のはしゃいだ様子を見た事で 

 自分の中で最後の最後まで 
 ほんの少し期待していた部分が
 あっけなく壊れてしまったような気がした


 自宅に戻っても 大きく手をふる夫の姿がちらついた


 その時 思った

 彼女に対し いつまでも名残惜しげに手をふるように
 自分のことも大事にして欲しかったんだ
 
 こんな夫からでも! いや こんな夫だからこそ、か!

 今更ながら 改めて気づいた! 


 女性問題があっても それがこじれつつあっても 
 イレッサの副作用が だんだん酷くなってきている私を
 ないがしろにする訳はない!

 「妻」なのだから!

 これは 完全に私の「甘え」であった


 これまでのことを思えば 
 今更そんな事があるはずないのは
 明白なことだ

 この期に及んで 何を期待していたんだろう 




 残業後に帰宅した夫の顔を マジマジと見た

 「彼女からの差し入れは何だったの?」


 夫は 驚いて 目を見開いた

 「差し入れって?」

 「お別れするのが さぞ辛かったんでしょうね
  人目もはばからず いい年してずっと手を振って」

 「何? 見てたの? どうして?」


 いい年して手を振っていた事は自覚があるらしい(笑)


 とにかく 夫は彼女と別れる気がない事だけはわかった


 私に目撃されていた事も もはや仕方のない事・・・
 そんなふうに思っていたようだ



 あぁ また過呼吸になりそうだ


 夫の問いかけは無視して キッチンに戻った
  





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タグ:夫とのこと

2019年01月08日

義兄宅での話し合い後


 2013年 3月
 
 義兄宅での話し合い後
(まともな話し合いではなかったが)

 二人それぞれの車で自宅に戻った


 義兄宅に呼び出したこと自体 
 夫には不満タラタラだったろう


 その夜からは お互い 会話どころか
 視線を合わせることすらしなくなった


 家の中という 同じ空間にいることが
 本当に苦しくなってきている頃だった

 浅い睡眠しか取れなくなり
 就寝時にベッドに入ると 咳が止まらなくなったり 
 過呼吸のような状態に陥ったり と
 イレッサの副作用以外に 体調の変化が強く出てきた



 その年の人事異動で 夫は他の部署に移った

 事務所自体 全く別の場所になるので
 彼女とはもう毎日会えなくなる

 いつもの例であれば ここで終わりになるはずだった


 ところが これまでの女性とその時の彼女は違っていた


 ある日の夕方 所用があって駅前から自宅に戻る途中
 夫の職場近くを通ると 何と事務所の前に彼女がいる!!!

 普通ならそんな時間に たとえ所用の帰りであっても
 夫の職場前をわざわざ通る事はなかった


 虫の知らせというか 第六感が働いたというか・・・
 今 思い返しても 何かのお知らせか?と思ってしまう偶然だ

 
 彼女は 手に白い紙袋を持っていた

 ???

 私は 一度事務所前を通過して ぐるりと周回して
 今度は一つ手前の角で 車を停めて様子を伺った

 
 すると 夫が事務所から出てきて 
 彼女から その袋を受け取っているではないか!

 もう すっかり暗くなっているはずなのに
 引っ切りなしに通る車のライトの中で
 夫の笑顔がハッキリと見える


 なに?なんなの?

 そしてあろうことか 彼女が駅前方面に帰るのを
 ずっと手を振って見送っている!!

 バカなの?

 二人ともいい年して お花畑のど真ん中じゃん(呆)


 この光景には さすがに思考力が着いていかず
 「ドン引き」の状態のまま 自宅に戻った





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タグ:夫とのこと

2019年01月07日

あけましておめでとうございます(今さら感 www)


 明けました2019年!!!

 今年はどんな年になっていくのか?
 
 いや どんな年にしていくのか?



 病気になってからの年越しは 
 これまでとは違って より感慨深いものになっている

 「どんな一年にしていくのか?」

 必ず 主語に自分が入るように より主体的に 
 物事を考える事にしていこうと新ためて思う



 いつも思うが 生きていくのはまず自分!!!

 周りに振り回され過ぎると 時間がもったいない

 おかげさまで 年末年始 忙しいながらも
 とても楽しい時間をたくさん過ごすことができた


 お気楽な夫は つい数年前の出来事を
 まるで何もなかったかのように振舞っていた」


 せっかくの時期 私も笑顔でいたかったし
 子供達・孫達と楽しい時間を作りたかったので
 余計なことは言わないで過ごした


 腹の中では 嫌味やらツッコミやら
 グツグツ ブーブー言っていたが(笑)


 結果 とても楽しく笑顔にあふれた何日間かを
 皆で過ごすことができたので いいとしないと



 今年も いいこと 嫌なこと
 書いていける事は 思い出しながら
 ポツポツと綴っていくつもりだ


 「病気ブログ」なので 肺腺がんに関する事はもちろんのこと
 
 夫との更なる攻防も書いていくつもりなので
 「浮気・不倫ブログ」の様相も濃くなってしまうかと(笑)


 仕事・介護 孫守り そして自分の体調と相談しながら
 のんびり更新で 書いていこうと!!1




 こんな 破茶滅茶なブログではありますが
 読んでいただいている方々
 
 今年もよろしくお願いいたします m(-_-)m




          
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2018年12月26日

今の夫と自分


 病気になってから 色々なことがあった

 自身の体調の変化は 今でも折々に感じるが
 何よりも 気持ちの面での変化が大きい


 このクリスマスイブには 
 夫と二人で東京駅近辺のイルミネーションを
 観に行った!!!


 数年前 そう2013年冬からの諸々だけを取っても
 当時の自分には絶対に想像できない事だろう



 主治医のO先生や 脳外科のK先生との会話で
 とにかく 自分は滅多にない幸運な患者なんだと

 このまま行けるところまで 元気に頑張りましょうと
 繰り返し言われている


 初めの頃こそ 病気が病気だけに
 「生きる」ことそのものに自信をなくした時もある


 けれど 根っからの楽観的な性格のおかげもあり

 今では ただ生きるのではなく
 楽しく より明るく生きていこうと
 心から思えるのだ


 確かに 夫との間には色々あり過ぎた(笑)
 
 正直 今でも全面的に信用しているわけではない

 されて来た事を 無かったことには到底できない

 それくらい 辛すぎる日々があったから
 

 そのストレスで
 何度かの転移を繰り返し 手術・治療を続けて来た
 (自分では そう確信している)


 けれど ある時期から
 夫に煩わされるのは とても損だと気づいた

 自分の生きている時間を 
 夫と それにまつわる「外的要因」で 
 心身ともに削られるのだから!


 「外的要因」なら 早い話 見て見ぬ振りができる
 
 自分には関係のない事だと 無視する事もできる

 引きずられてしまって 絡め取られることが
 1番 損する事だ と気づいたのだ

 無論 そんな心境になるまでには
 これまた たくさんの段階を踏んだのだが・・・



 結局 夫とは離婚していない

 けれど 私が単身赴任の形で家を出ている
 
 よって 毎日 顔を突き合わせることはない

 今 巷で言われている「卒婚」に近い


 子供達は独立し 
 仕事を続けながら 親の近くで介護もでき

 諸悪の根源(笑)であった夫とは
 月に1〜2度会う程度だ

 
 なんて幸せなんだろう 自分!!!

  
 来年もまた 元気に毎日を過ごしていこう!!!


 
 今年は 今日のブログで一年を締めようと思う


 都内の次男宅での孫守りやら 
 本来の自宅に戻っての大掃除 
 そして 子供達と迎える新年の準備など 
 たまには 主婦らしい事をきちんとしようかと(笑)


 年が明ければ また 夫との騒動の続きと
 自分の病気の経過・治療の内容など
 少しずつ書いていくつもりだ
 (病気のブログなのか 浮気不倫のブログなのか
  段々 わからなくなって来ているが 笑)





 少し早めではありますが
 こんな拙いブログを読んでくださっている皆様方へ


 穏やかで楽しい年の暮れでありますように
  
 明るく希望の持てる年明けでありますように
 

 どうぞ 良いお年をお迎えください






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タグ:夫とのこと

2018年12月23日

落ち込む気持ち


 義兄の家での 出来事は本当にショックだった


 「倫理観は人によって違う」
 
 「普通ってなんですか?」

 
 一般的に「普通」であるはずの感情を持ってないので
 こんな言葉も 夫にとってはそれこそ普通だったのだろう



 娘に ザッと経過を報告して
 私としては もう一緒には居られない事を告げた


 夫のそんな態度を聞かされたのなら 
 娘も さすがに落ち込むだろうと思っていた


 「お母さんの体のことが一番大事な時だと思う
  
  だから 自分にストレスがかからないように
  お母さんにとって一番の環境を作って!

  お兄ちゃん達も話せばわかってくれると思うから
  今度 一緒に上京して話してこよう!」


 イレッサの副作用が 色々出て来ているのを
 娘は とても心配してくれていて 励ましてくれた



 この頃の夫は 私の副作用のことなどには
 ほとんど関心がなかったようで
 
 体の発疹やら 血が滲んでいる頰や口元など
 目に見えるものでさえも まるで見えていないようだった



 「離婚」を真剣に考え始め 役所で届け出用紙ももらって来た

 自分で書けるところは全て記入して
 夫に 残りを書いてもらうべく渡した



 「は?離婚?
  私は離婚などする気持ちは 全くありませんが」


 用紙を突き返しながら 夫は私を不思議そうに見た

 
 この人は 他人の気持ちを推し量れても
 長い時間生活を共にしている私の気持ちのことは
 全然わかってくれないんだ
 わかろうともしていないのかもしれない・・・


 一緒に病気を乗り越えてくれる事を
 この人に望んでも無理な事なんだ・・・


 この頃の私は 日々心を削られている状態だった





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タグ:夫とのこと

2018年12月22日

話し合い?



 夫が昼休みに彼女と散歩をしていた

 以前からのことだが
 女性とのお付き合いで 夫が本当のことを言うはずもない

 いくら問いただしても " 偶然 " だと言い張るばかり

 慣れてはいたものの あまりの適当さにあきれ返る
 
 
 よくよく考えて 義兄夫婦に連絡して
 週末に会ってもらう事にした

 すでに3月の中旬になっていた

 義姉には 以前からそれとなく相談していたが
 今回に至っては 義兄に締めてもらうしかないかな、と



 土曜日 一人で書店へ行くと外出
 
 義兄の家に着いて 概要説明をしてから
 夫を呼び出した

 車で20分もかからない同じ市内


 夫は 到着早々まず一言

 「いいね 
  貴女はこうして 外に味方をたくさん作って」

 
 この一言で 義兄がキレた

 「お前の女遊びを見逃してくれていた奥さんが
  命に関わる病気になった状況での
  その言い草は何だ!!!

  外に味方??
  当たり前だ!どこでも味方はいる!
  普通 この状況でこんな事をしている奴はいない!

  お前のような奴には 味方なんかできるはずもない!」


 夫は 誰に何を言われても聞く耳を持たなかった
  
 俗に言う「お花畑」の不倫脳だったのだろう

 
 しまいには

 「倫理観なんて人によって違うはず
  私には私の倫理観があるんです!
 
  普通ってなんですか?
  みんな同じだ、普通だなんておかしいでしょ?」

 などと 自説をわめきだした


 
 この人には もう何を言っても通じないんだな


 どこから来た人なんだろう?
 どうしてここにいるんだろう?


 悔しさで 涙が止まらなかった





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タグ:夫とのこと

2018年12月19日

春の嵐が・・・くる?


 2013年 2月も終わった


 下旬の夫の誕生日も 何事なく過ぎ
 あとは桜の季節を待つばかりだな、と
 ボンヤリ考える事ができるまでになった

 その後 夫の行動にも特段怪しい所はなかったし
 友人達から 何らかの情報がもたらされる事もなかった



 副作用は相変わらずだったが 
 程度がひどくなってくるような事もなく
 
 自分自身の感覚も慣れてきたせいか
 見た目ほど辛くはなくなってきていた


 3月に入ってまもなく
 街中に買い物に出た帰り道

 夫の職場の近くを通った

 昼休みも半ばを過ぎた時間帯だったので 
 散歩しているとしても もう出ただろうな、と
 橋を渡ろうとした時だった


 彼女が
 川沿いの遊歩道に向かって
 階段を降りていくのが 車の中から見えた


 「え? まさかね・・」と思いつつ
 橋を渡ってから 向かい岸に車を停めた


 昼休みの土手沿いの空き地には
 車の中で仮眠している人たちもいて
 もう一台停まったところで 特には目立たない


 彼女を見ると 遊歩道まで降りたのに
 そこから動こうとしない


 嫌な感じだな・・・と思っていたら

 ・・・・・予想通り ここで夫の登場!!!


 二人揃って 今にも手でも繋ぎそうな雰囲気

 よくもまあ抜け抜けと!!との怒り再び!!!



 すぐに夫に電話した
 
 「う・そ・つ・き」

 
 夫が 挙動不審人物そのもの
 突然 物凄い勢いで キョロキョロと周りを身始めた


 そして 向かい岸の私の車を見つけた!

 「いや これは違うよ
  向こうが勝手に待ってただけで 何でもないんだ
  偶然だから 誤解しないで!」


 車の中から見ていても とても滑稽だった

 隣に彼女がいるのに こちらを見て
 大声で電話している

 電話で話しているのに 呼びかけるように、だ

 川幅は そこそこ広いので 
 実際のところ そんな声ではこちらまで聞こえない

 
 周りから見たら 何?こいつ?って感じだろう


 電話口で騒ぐ夫の声が耳障りなので
 そのまま電話を切った

 
 何か言いたい事があるなら 橋を渡ってでも来い!と
 思ったが そんな事ができる夫ではない


 すぐ隣に 大事な彼女がいるのだから(笑)


 呆れるやら 情けないやら 鼻水をすすりながら
 自宅まで 戻った





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タグ:夫とのこと

2018年12月18日

服用半月後のイレッサの副作用


 2013年1月末

 イレッサを飲み始めて 半月以上が経った

 自覚できる副作用が少しずつ増えてきた

 当初からあった下痢
 皮膚の乾燥 あるいはただれ
 爪の周りの荒れ・・・等々

 
 下痢は幸いなことに 仕事のない日に多く
 それほどひどいことにはならなかった


 皮膚の乾燥は 顔と手がひどかった


 手は 指先と爪の根元がひび切れて 
 動かすたびに 血が滲んでくる

 このせいで ひどい近眼の私は 
 コンタクトレンズの出し入れに苦労した


 顔の方はといえば
 小鼻の脇 唇の端 ほうれい線の脇等
 横に切れてきた

 ” にっ” と笑うと 
 裂ける感覚で 横に筋がピシッとできる

 そこから ジワっと血が滲む

 顔の中にひび切れができるのだ!!!

 皮膚科で相談して 保湿剤を処方してもらったが

 オイル系のものを塗ろうが ワセリン等を塗ろうが
 外に出ると すぐにピリピリした

 職場はエアコン暖房で乾燥してるし
 外も季節柄 冷たく乾燥しきっている

 夜のホットパックも気休め程度だった


 それとは別に 背中等見えないところには
 風疹(高校の時かかった)のような細かい
 ただれたような吹き出物が たくさん出てきた

 少しだが かゆみも伴い 風呂上がり等
 身体が温まると かゆみが増して辛かった


 夫は 家の中では私を挑発しないように 
 慎重に 腫物を扱うように
 とにかく波風立てないようにしているのがわかった


 そんな見え透いた態度も腹立たしく
 顔の痛みや 副作用のことも相まって
 精神状態が休まるどころではなかった


 けれど 自分の体調の変化についていくのがやっとで
 夫の事は もう構っていられないというのが現実だった





     
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2018年12月15日

プチ家出 その後


 夫のスマホから
 彼女と連絡を取り合っているのがわかった

 さもありなん・・・予想していた事だ

 
 呆れかえってしまい 
 夫に問いただすことすらしなかった

 スマホをチェックしている事を知られたくなかったからでもある
 
 だって 親切にロックしないでおいてくれてるのだから(笑)


 夫も 年末からの騒動がなかったかのように
 当たり障りのない事ばかり 話しかけてくる

 正直 鬱陶しい

 今更 ご機嫌取りなどやめてほしいだけだ



 2013年の1月も下旬になったある日

 また友人から 昼休みの散歩の目撃情報が!!!


 我慢していたんだろうな・・・・自分

 すぐさま 夫に電話した

 終業後 彼女を連れてこい!と

 同じ職場なのだから 一緒に連れて来れるでしょ?と

 思い出すと もう少し方法があったような気がするが(笑)



 夕食の準備を済ませてから 指定した店に行った

 約束の5分前くらいに 二人揃って現れた

 そして 事もあろうに
 夫は彼女と並んで座ろうとした!

 「貴方の座る席は あちらでしょ?」と
 にこやかに彼女に促され 私の隣に座る

 「貴方???」

 まじまじと 夫の顔を見た

 小説などで「見も知らない夫の顔」という表現があるが
 まさしくその通りの顔だった

 ” 誰だ? こいつは? " と本当に思った



 私は まず彼女に 通りいっぺんの挨拶をした
 一応 大人なので(笑)
 
 それから 年末に会った時に約束した
 夫とはもう二人きりでは会わない、という事を確認した

 彼女はうなづき 約束は破っていないと言う

 昼休みに二人で散歩している事を教えられた、と告げると

 「二人きりではないです 
  昼休みには他のメンバーとウォーキングしてますが
  職場近くに戻るところで たまたま合流しただけなんです」


 よくも ヌケヌケと言えるものだと感心した

 確かに 自分自身の目で確認した訳ではないので 
 「誤解を招くような行動は慎んでいただきたいんですけど」
 とだけ お願いした


 すると彼女は さらに得意げに続けた

 「新しく飲み始めたイレッサの調子はいかがですか?」
 「特に お身体が怠いとかはないんですか?」

 
 頭の中で 怒りが沸点に達していた


 夫に 私の病状や薬の事で彼女とは話すな!と
 あれほど お願いしていたのに

 何なの これは?

 やっぱり 私の事をダシにして二人で話してるじゃない!


 「連休中に お宅のご主人様のところに伺えばよかったです!!」

 え? という顔で彼女が見る

 家出のことは 夫から聞いていても 
 まさか自分の家までは知られていないだろうと思っているから
 少しビックリしたんだと思う

 実際 その時にはまだ知らなかったし


 「次に 約束を反故にするような事があれば 
  ご主人様に報告させていただきますね

  前回もお話ししましたが 二人で会い続けるなど
  私の中では とても許せる事ではないので」


 彼女からの質問は無視して 正面を見据えて言った



 すると それまで何も言わなかった夫が

 「何もしていないのだから そういう言い方はないだろう
  失礼だと思わないのか?」 
 などと 平然として言い出した


  は? 何もしていない?(確かに今回は そうかもね)


 「お付き合いしてると 似てくるんですね
  平気で 嘘をつく事を恥ずかしいとも思わないんだから」


 
 私は 文字通り頭に血が上った状態だったと思う
 
 さすがにその場で
 コーヒーを " ぶっかける " ような事まではしなかったが


 とにかく 怒りがおさまらないまま その店から帰宅した



 
 ” あぁ・・・こんなバカな事して 時間の無駄だし
  何よりも 免疫力がダダ下がりだな・・・ "
 
 冬の外気に当たったせいか 変に冷静に考えていた






       
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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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