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プロフィール

チビ子
現在主に自閉症児の介護してます、チビ子です。社会不安障害の診断を受け薬も飲んで治療しています。が、実はアスペルガーなのではないかという疑惑が浮上中。どうしたこっちゃ(汗)
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2007年08月15日
1番最初の1人旅、インド
人生で、1番最初の1人旅。

それは3週間の西インドの旅だった。
かれこれ10年近く前、学生時代の話だ。
H.I.S.で航空券だけを購入し、
宿泊先は一泊目を含めてまったく予約していかなかった。
かなり無謀だった思う・・・が、そのころは要領が悪かった。

その航空券だが、もちろん1番格安なものと選んだため、
コリアンエア(韓国)のチケット。
海外旅行初めてはともかく、実は飛行機に乗るも初めて。
最初に接した生外国語が英語ではなく聞いたこともない韓国語でパニック。

ボンベイ(ムンバイ)空港についたのは夜中の11時ぐらい。
もうすでに外は真っ暗。
そして最初に目にしたインド人も、真っ黒(・・・に見えた)
少々、恐怖を感じた。
その日の宿の予約もしてないのに、どうすればいいのだろうかとパニック。
騙されてはいけないとあまりにも相場と違う低い値段でホテルを探したため、
ボロボロの酷く汚いホテルで一夜を過ごした。無知だった。

旅の移動手段にした夜行バスも、夜行列車も当然初めてだった。
夜行列車では、窓を開けたまま寝てしまい、
朝起きると顔が煤で真っ黒になっていたり、
ひもじそうに見えたのか食べ物をわけてもらったり、
インド人の母息子と知り合い、その家族の住まいにお邪魔したりもした。
これはいい思い出になった。

ついでに痴漢も初めての経験だった。
インドでは外国人が痴漢に遭いやすいのは知っていた。
だが、まさかわたしが標的になるとは思いもしなかった。
長くお世話になった宿を離れるときに乗り込んだ長距離バスで、
わたしが降りなければいけないバス停を宿の主人がそのインド人男に教え、
そこに着く直前にわたしに教えるように頼んでいた。
そんなこともあってそいつは強気になった。
夜中、太ももと触ってきたので、さりげなくカバンでブロックをした。
初めての経験だったが、とても複雑だった。

ちょっと危険だった出来事もあった。

ターミナル駅で人ごみにまぎれて列車を待っていたら、
身なりが怪しいおじさん二人組に飲み物を勧められたのだ。
拒否してもなんだかニヤニヤしてしつこく勧めてくる。
当然、地球の歩き方で仕入れた危険情報が頭をよぎり、警戒して拒否。
最後には日本語で大声をだして怒鳴りまくって撃退した。
あの飲み物は睡眠薬だったのか?今となってはわからない。
もしかしたら、ただの過剰反応だったかも知れない。

暑い国だから、外国人のわたしに親切でジュースをくれたり、
果物をくれたりと、そんなこともけっこう多かった。
インドのおじさんは優しく面倒見のいい人が多いのかも知れない。

でも、そのときのわたしは用心するに越したことはないと、
頑なだったことは認める。ごめんなさい。

そんなこんなで、初めての1人インド旅はいろいろな経験ができた。
いよいよ3週間後の帰国。

日本への帰国には一番綺麗な服をと思って気合をいれて、
真っ白のシャツとスカートを着ていざ日本へ帰国。
ああ、日本はまぶしい。なにより無臭だ。

だが、空港ですれ違う日本人の視線は少し冷たい。
なぜだと考え、自分を改めて見て気づく。
真っ白だと思ってた自分の服は、なにやら薄汚れていた。
インドではこんなに白い服で歩いてると高貴で裕福な人に思われたのに。
関西空港から離れるにつれだんだんと恥ずかしさが倍増した。
ああ、日本はとてもきれいで清潔な国だ。

1人でインドを旅して実感したこと。
人間はひとりになると、死に物狂いで生きようとするということ。
だから良くも悪くも人生に疲れたらインドに1人で飛び込むのも いいんじゃないかと思う。
必ず、また彼らのように逞しく生きたくなるから。

話は変わるが、そのときの旅行以来、
新婚旅行は絶対サバイバルインド旅行をと常々考えているのだが、
三十路すぎにしていまだに1人で生きている。
(おわり)




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Posted by チビ子 at 09:32 | この記事のURL
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