2014年07月02日
理学療法士の活躍のフィールドにつて
今回僕が実習先のリハビリテーションセンター(回復期)
の見学で感じたことについて
書いていきたいと思います。
かなり長い話になります。
自分の中でリハビリというのは3つに分かれると考えています。
それは急性期、回復期、維持期です。
その中で理学療法士として一番「やりがい」
の感じるのは回復期ではないかと思っていました。
なぜならそれぞれの分野において役割
というものが違うと認識しており理学療法士
として求められる「動作」というところが回復期
ではメインとなっているからです。
急性期の場合、理学療法士が重点を置いていることは
「リスク管理」であると考えます。
脳血管障害ならバイタルの変化に敏感になる必要があります。
体調の変化が急激であったり、
少しの環境変化で容態が変わったりするため医師、
看護師、作業療法士、言語聴覚士などの他職種との
連携が特に重要視されているように思われます。
また脳血管障害だけではなく、整形においても
術後の傷による炎症症状や疼痛、特に疼痛に対しては
敏感に反応していかなければならないというのが印象です。
今回の自分のケースのように運動負荷を少し加えただけで
炎症症状が急に出たり、次の日に体調を崩したりと、
かなりリスク管理には慎重になる必要があると考えます。
その中でいかにして予後予測し患者様が今後どのように
変化していくのかということを予測するということは
急性期にとってとても大事だと感じます。
そして病院から直接元の生活に戻るということはなかなか難しく、
ほとんどの患者様は外来で引き続き身体ケアをし、
さらに効率の良い動作を習得していきます。
つまり急性期の役割というのは「とりあえず、病棟の中では自立させたい」
という考えなのではないかと思います。
そして次に回復期でのリハビリテーションの役割ですが
回復期というのは「病院から元の生活へ」
ということがコンセプトになってくると考えます。
急性期ではある程度機能的な面では向上しており
まったくできなかったことができるようになった喜びは大きいと考えます。
それは例えば立位保持ができなかったのができるようになったなどです。
しかしこれから自分の元の生活に戻るというところで、
その程度で喜んでいてはいけないという心理になる人も中には必ずいると思いま
す。それは特に若い方であればあるほどそうだと思います。
以前は気にしないでできていたことが急にできなくなる、
また努力的になるという弊害が待ち受けているわけです。
このことは患者様にとってかなりストレスであると感じます。
そしてほとんどの患者様の場合機能が完全に回復し以前とまったく変わらない生活
をするというのは難しいと考えます。
ある程度自分の身体機能を知ってもらうことで、
効率の良い動作を探していくということが重要だと考えます。
効率の良い動作を見つけていくということはまさに
理学療法士の見せ場であるように思えます。
患者様にとって以前とは運動パターンが
異なっていたとしても以前と変わらずできるということは
喜び以外のなにものでもないと思います。
最後に維持期(慢性期)ですが、
ここでは主に外来での身体機能の維持が挙げられます。
実際に維持期のリハビリがどういうものを行っているのかはわかりませんが理学療
法士の活躍の場所というのは限られていると考えていました。
自宅での自主練習の方法であったり、
過緊張を緩和させたり、短縮しやすくなっている部位のROMエクササイズなど、
どちらかというと身体ケアがメインになってくると思っていたからです。
動作においても獲得するというよりは維持がメインです。
しかし獲得された動作が継続的に行えているかという
評価にはやはり動作分析は必要不可欠です。
獲得された運動パターンからの逸脱はないか、
それには患者様の運動パターンを知っておく必要があります。
以上のように急性期、回復期、維持期共に理学療法士
がアプローチしていく方法は異なっていても
「動作をみる」ということはどこで働いていようと
変わりがないように思えます。
回復期が理学療法士の一番の活躍の場所という風に
考えていましたが、それは個人の考え方であって
患者様にとってはどこであっても必要とされているわけです。
ただ回復期だと変化が大きいため動作が変わっていくということが
目で見て感じられるため理学療法士としての満足度は高いように思えます。
今回、急性期から、回復期でのリハビリをみることで
少し理学療法士としての役割というものが見えた気がします。
の見学で感じたことについて
書いていきたいと思います。
かなり長い話になります。
自分の中でリハビリというのは3つに分かれると考えています。
それは急性期、回復期、維持期です。
その中で理学療法士として一番「やりがい」
の感じるのは回復期ではないかと思っていました。
なぜならそれぞれの分野において役割
というものが違うと認識しており理学療法士
として求められる「動作」というところが回復期
ではメインとなっているからです。
急性期の場合、理学療法士が重点を置いていることは
「リスク管理」であると考えます。
脳血管障害ならバイタルの変化に敏感になる必要があります。
体調の変化が急激であったり、
少しの環境変化で容態が変わったりするため医師、
看護師、作業療法士、言語聴覚士などの他職種との
連携が特に重要視されているように思われます。
また脳血管障害だけではなく、整形においても
術後の傷による炎症症状や疼痛、特に疼痛に対しては
敏感に反応していかなければならないというのが印象です。
今回の自分のケースのように運動負荷を少し加えただけで
炎症症状が急に出たり、次の日に体調を崩したりと、
かなりリスク管理には慎重になる必要があると考えます。
その中でいかにして予後予測し患者様が今後どのように
変化していくのかということを予測するということは
急性期にとってとても大事だと感じます。
そして病院から直接元の生活に戻るということはなかなか難しく、
ほとんどの患者様は外来で引き続き身体ケアをし、
さらに効率の良い動作を習得していきます。
つまり急性期の役割というのは「とりあえず、病棟の中では自立させたい」
という考えなのではないかと思います。
そして次に回復期でのリハビリテーションの役割ですが
回復期というのは「病院から元の生活へ」
ということがコンセプトになってくると考えます。
急性期ではある程度機能的な面では向上しており
まったくできなかったことができるようになった喜びは大きいと考えます。
それは例えば立位保持ができなかったのができるようになったなどです。
しかしこれから自分の元の生活に戻るというところで、
その程度で喜んでいてはいけないという心理になる人も中には必ずいると思いま
す。それは特に若い方であればあるほどそうだと思います。
以前は気にしないでできていたことが急にできなくなる、
また努力的になるという弊害が待ち受けているわけです。
このことは患者様にとってかなりストレスであると感じます。
そしてほとんどの患者様の場合機能が完全に回復し以前とまったく変わらない生活
をするというのは難しいと考えます。
ある程度自分の身体機能を知ってもらうことで、
効率の良い動作を探していくということが重要だと考えます。
効率の良い動作を見つけていくということはまさに
理学療法士の見せ場であるように思えます。
患者様にとって以前とは運動パターンが
異なっていたとしても以前と変わらずできるということは
喜び以外のなにものでもないと思います。
最後に維持期(慢性期)ですが、
ここでは主に外来での身体機能の維持が挙げられます。
実際に維持期のリハビリがどういうものを行っているのかはわかりませんが理学療
法士の活躍の場所というのは限られていると考えていました。
自宅での自主練習の方法であったり、
過緊張を緩和させたり、短縮しやすくなっている部位のROMエクササイズなど、
どちらかというと身体ケアがメインになってくると思っていたからです。
動作においても獲得するというよりは維持がメインです。
しかし獲得された動作が継続的に行えているかという
評価にはやはり動作分析は必要不可欠です。
獲得された運動パターンからの逸脱はないか、
それには患者様の運動パターンを知っておく必要があります。
以上のように急性期、回復期、維持期共に理学療法士
がアプローチしていく方法は異なっていても
「動作をみる」ということはどこで働いていようと
変わりがないように思えます。
回復期が理学療法士の一番の活躍の場所という風に
考えていましたが、それは個人の考え方であって
患者様にとってはどこであっても必要とされているわけです。
ただ回復期だと変化が大きいため動作が変わっていくということが
目で見て感じられるため理学療法士としての満足度は高いように思えます。
今回、急性期から、回復期でのリハビリをみることで
少し理学療法士としての役割というものが見えた気がします。
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