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2018年04月12日

雪駄(セッタ)を直す

 そろそろ温かくなってきました。
 雪駄の季節です。
 足の湿度の高い私は靴や靴下が苦手で、春から秋にかけては雪駄を愛用しています。
DSC_1306.JPG
※パナマ表の雪駄は涼しくていいですね

 雪駄をよくご存じのない方のために少し解説します。

 雪駄は草履の裏に革を張り、雨や雪のときでも水がしみないようにしたものです。
 そして一番ヘリやすいかかとに金属を打って耐久性を高くしています。

 雪駄独特の歩いた時の「チャリ・チャリ・・」という音はこの金具のおかげです。

 ちなみに江戸時代は草履や下駄が一般的で裏に革を張った雪駄は高級品。
 江戸時代の同心はこれをはいて江戸の町を闊歩していたそうで、その様子を揶揄して「雪駄チャラチャラ」といったのが「チャラい」という言葉の始まりだとか。
 チャラいやつは昔から居たんですね。

 私は裏が本革のよそ行き用と、ウレタン底の普段履きの2足持ってますが、どうしても普段履きの方が痛みが早い。
 これがよそ行き。
DSC_1291.JPG
※よそ行きはまだ2〜3回しか履いていないのでかかとが減ってません。

 普段履きの方は、かかとがすり減ったので去年自分で鉄板を打ったのですが、半年もしないうちにこのありさまです。
DSC_1289.JPG※かかとの鉄板がボロボロ

 このままではこんな感じになってしまいます。
DSC_1290.JPG
※こうなっては修復不能です・・

 こうなる前に修復しましょう。

 こんな修復キットも売っているので、裏が革のよそ行きを修理するときはこれを使いたいと思います。
⇒雪駄のかかと修理キット

 今回はウレタン底の普段履きなのでその辺にあるもので修理しましょう。

【必要な工具】
・金づち
 小さい釘を打つので頭の小さいものがいいです。
・ニッパ
 古い釘や金具をはがすのに使います。
・ラジオペンチ
 短い釘を打つときに指では押さえられないのでこれを使います。
DSC_1293.JPG

【必要な材料】
・金具
 ホームセンターで見つけました。
 ある程度厚みがないとすぐすり減ってしまうので今回は0.5mmくらいの厚みのものを選びました。
 くぎを打つので穴が開いているもので、かかとの大きさにあわせて選びましょう。
・くぎ
 長さ5mmくらい短いもの。
 長いと表に突き出てしまいます。
 頭の大きさは金具の大きさに合わせて選びましょう。
・ボンド
 ゴム、革、金属用のもの。
DSC_1292.JPG

【直し方】
・古い金具をとる
 古い金具や釘をニッパーで外します。
DSC_1297.JPGDSC_1298.JPG

 かかとがすり減って下地が出てきてしまっているときは厚手の革の端切れなどをかかとの形に切ってボンドで張り付けて補修します。

・金具を張り付ける
 裏側のかかと部分と金具の裏側にボンドを塗り少し乾かします。
DSC_1300.JPGDSC_1301.JPG

 生乾きくらいになったら金具を張り付けます。
DSC_1302.JPGDSC_1303.JPG

※ずれないように慎重に。

・くぎを打つ
 釘を打ち込んで完成です。

DSC_1304.JPGDSC_1305.JPG

※指を打たないように釘はラジオペンチで押さえましょう

 これであと2年くらいは使えるかな?
 チャラいおやじは今日も雪駄で街をうろうろします。

↓↓”パナマ”とはパナマ草というヤシの葉のような草のこと。丈夫で通気性がいい素材です↓↓

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ちゃりじじい
 2004年から糖尿病対策で自転車通勤を始め、その楽しさにはまりました。 雨の日の電車賃、メンテナンス費用を、会社からの通勤費でまかなっていますが、収支はプラスにできています。
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