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2018年12月30日
認知症と気候の関係
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認知症の人の周辺症状は
接し方
住まいや物
その人の周囲の出来事
など
外的要因
以外に
病気
排泄感覚
体調
など
内的要因
が関係してきます。
中でも見落とされがちなのは
気候との関係があります。
僕たち人間は
何気なく毎日を過ごしているようでも
からだの中は常に
気温や湿度、気圧などに
適応しようと
絶えず体を調整しています。
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この調節機能は
年を取るほどに
衰えてきます。
気候の変化に対応するために
なにもしていないようでも
体力を使います。
普通であれば
多少気分の変化や
体の不調があっても
昨日までの自分を保つために
無意識に我慢しますが、
認知症の人は
それがモロに出ます。
急激な気候の変化や
気圧が大きく変わる日や
その前日は
いつもと違う行動が出やすくなります。
僕の勤める施設でも
僕のユニット全体が
おかしな様子の時は
施設全体でも
同じような状況が起きています。
このような時は
いつものように
対応しても
落ち着きがなかったりします。
正攻法で対処しても
通用しません。
そういうときは
もう仕方がないことだと
割りきって
対応することも大切です。
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特に多いのは
雨の日の前日や
寒波、熱波がくる前日です。
もちろん
そうでないときもあります。
介護施設では
全体的に様子がおかしい
と感じるとき
認知症の人は予期しない行動をとる
という可能性を考慮して
対応することが大切です。
例えば
いつも立ったり歩いたりしない人が
たちあがったり、
いつも気にしないようなものを
手に取るようになったり
(具体的にはおいてある薬をとってしまったり、食べられないものを口にいれたり)
ということが
起きやすくなります。
こういう認知症の人の行動傾向は
根拠が弱いため
専門書などでも
あまり取り上げられていません。
しかし、
現場では実感しています。
ジンクスのようで
ジンクスではないことを確信しています。
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介護施設では
こういう傾向に気を付けると共に、
認知症の介護において
そういうことがあることを
知っておくことで
イライラを軽減したり
事故を防ぐことにも繋がります。
特に今年はおかしな気候だったので
高齢者の体には
大きな負担がかかっていますので
気を付けていきたいものです。
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