2017年09月07日
【DVD映画ソフトレビュー】闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ/ Here Comes The Boom (動画付)
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2012 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
■リリース:
発売:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
時間:105 min
レーティング:PG
発売日:2013年5月29日
■映像:
コーデック: MPEG-2
解像度: 480p
アスペクト: 1.85:1(ビスタ)
■オーディオ:
English: Dolby Digital 5.1ch 48khz
Japanese: Dolby Digital 5.1ch 48khz
■字幕:
日本語、英語
■ディスク:
DVD Disc(1枚)
片面2層 (2 DVD-8.5GB)
■リージョン:
Region 2
■最大転送レート(おおよそ)(MPEG-2上限:10.08Mbps):
9.1Mbps
■映画用フィルムの現像マスタ:
Digital Intermediate (2K)
■映画マスタリング(DI(Digital Intermediate)、マスタリング):
Sony ColorWorks (DeLuxe社)
※Colorworksは、ソニー・ピクチャーズのマスタリングスタジオでしたが、2015年にDeLuxe社と半独占契約を行い、Colorworksのカルバーシティにある施設は複数存在するDeLuxe社の施設に統合されました。
DeLuxe社はフォックスとユニバーサルの施設も運営しているので、メジャースタジオ3社のマスタリングを手掛けていることになります。
管理人的には、DeLuxe社のマスタリングは濃密で色の鮮度が良いのでとても好みです。
恐らくですが、この事業統合によって、劇場上映の映像やBlu-Rayの画質が近年安定してきた理由の一つではないかと考えています。
尚、競合のTechnicolor社はパラマウントの施設を運営しています。
※Deluxe Technicolor Digital Cinema社
上記DeLuxe社とTechnicolor社は、2015年にデジタルシネマ用のジョイントベンチャーを設立。
マスタリング制作のすみわけははっきりしません。
■映画音響スタジオ(Sound Mix)(サウンドトラック除く):
Dimension Sound
■監督:フランク・コラチ(ウォーターボーイ、もしも昨日が選べたらなど)
■出演者:
・ケヴィン・ジェームズ / Kevin James
・サルマ・ハエック / Salma Hayek
・バス・ルッテン / Bas Rutten
本作品はDVDです。
Blu-Rayは発売されていません。(2017年9月現在)
日本未公開作品ですが、米国公開時にはDolby-Atmos 7.1ch仕様だったようです。
また「MovieGuide Awards 2013」で3部門ノミネートされています。
製作費は42億円で、製作費はそれなりにかけています。
米国だけで45億円、米国外で27億円の興行収入でそこそこの成績の作品です。
日本では未公開であることと、主演のケヴィン・ジェームズ/Kevin Jamesはほとんど知られていないので埋もれている作品だと思います。
同主演のサルマ・ハエック/Salma Hayekは映画好きなら少しは知名度があるので、そこ経由での視聴位でしょうか?
管理人は、本作を知ったのは米国行きの飛行機の中で観たのがきっかけです。
飛行機の液晶モニタはギラギラして色も銀か黒という感じなので、ちゃんと観たいと思ってリリースを待っていた次第です。
【映像】 映画DVDの頂点・最高画質
米国ではBlu-Rayソフトも発売されていて、高画質評価がついています。
本作日本版DVDソフトは2017年現在、過去約2,000本のDVDを所有していますが、最高画質です。
ソニー・ピクチャーズの作品の未公開DVD(Blu-Rayも)ソフトは、大体製作費も掛けていない影響でマスタが悪いのか、低画質のソフトが多いのですが、これは超高画質です。
DeLuxe社のマスタリングした映像は、DVD時代から安心の高画質です。
米国版Blu−RayソフトのマスタをDVDフォーマットにダウンコンバートして、DVDの記録容量限界まで出来る限り詰め込んだという感じでしょうか?
DVDの高画質ソフトは、「ダークナイト」シリーズ、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、「ハリー・ポッター」シリーズ後期、「トランスフォーマー」シリーズ、「モンスターズ・インク」シリーズ、「アバター」、「オブリビオン」、「ライフ・オブ・パイ」、「プロメテウス」、「ハート・ロッカー」といったところでしょうか?
シリーズものは大作が多く、製作費も大きいため、高画質になりやすいのでしょうね。
2010年以降はBlu-Rayソフトしか買わなくなったので、同時発売のDVDのクオリティは良く分かっていません。
そういう意味で、ここでのDVDの最高画質は、DVD発売時にBlu-Ray未発売ものという前提でお願いします。
理論上、映画のマスタクオリティはDIが4Kだったりして上がっていますので、最新映画のDVD版はおおむね高画質になりやすいと思います。
DVDのレビュー対象ソフトは、主にBlu-Ray未発売ソフトか、Blu-Ray発売前の2009年以前のものが多いとお考え下さい。
4Kアップコンバートして120インチの画面で視聴すると、ほぼHD画質です。
日本語吹き替えで最初はチェックしたため、字幕のカクカクを見なくてよかった影響もあると思います。
Blu-Rayソフトの基準に置き換えて細部を確認すると、解像度が甘めなシーンはほとんどなく、詳細な部分まで良く描写しています。
見た目はHD画質そのままで、良く分からないレベルで品質を落としているため、全評価項目のほぼ全てで高評価です。
粗がないです。
今回は、DVD評価最高点の71点(地デジHD画質)を超えているように感じたので、DVD最高点超えの評価です。
【音声】 バランスの良いお手本のようなDD5.1ch
音声面では、英語と日本語ともにDolby Digital 5.1chで、日本語音声のクオリティも英語同様のレベルです。
日本語吹き替えは、5.1chでも声だけが全然だめでS/Nや音声レベルが悪かったりしますが、本作は自然です。
台詞は少し情報量が少ない部分もありますが、明瞭でレンジ感もちゃんとあります。
SE音、効果音、音楽ともにチャンネル配置を含め、きれいに振り分けられています。
全体のバランスは良いのですが、DolbyDigitalの限界で音域は狭いため、印象としてはナローな音です。
サラウンド効果と言うより、包囲感は自然且つちゃんとしていて、あざとさがないわりに良く鳴ります。
ダイナミックレンジは、DD5.1chの限界で、HiDef音声との違いははっきり判ります。
バランスの良い鮮度も十分の録音で音圧が不足気味の少し古いCDを、ボリュームを上げて聴く感じ、という表現がこのソフトの音声を表現するのにピッタリかと思います。
音色は完全に現代映画音響で、切れとキラキラ感もある芯のある音声ですが、HiDef音声の骨太感はさすがにありません。
わかる人にはDolby Digitalの音だと、すぐにわかるレベルです。
(1〜85点)(DVDお勧めレベルは75点以上)
※DVDの満点越えです
(1〜70点)(DVDお勧めレベルは60点以上)
DVD映像の満点は【HD画質】(地デジ平均):71点を超えない基準にしていますが、本作は地デジ越えの映像(印象)で普通のBlu-Rayと違いが判らないレベルです。
シアターに興味のない家族は見分けられませんでした。
ちなみに地デジを120インチアップコンバートで観たら、ビットレートが低いためブロックノイズやらエッジのモヤつきなどでひどい映像です。
ここでのHD画質地デジ基準は、4Kの55インチ液晶TVを基準にしています。
120インチでの地デジ点数は、ノイズ等の関係で65点くらいです。
(1〜100点)(DVDお勧めレベルは85点以上)
レビュー基準についてはこちら
2009 Columbia Pictures Industries, Inc. and Beverly Blvd LLC. All Rights Reserved.
【セカイモン:eBayの日本語仲介サイト】
【JBL公式通販サイト】
【AVアンプ】
【サウンドバー】
【ハイレゾ ヘッドホン】
2012 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
ソフト情報
■リリース:
発売:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
時間:105 min
レーティング:PG
発売日:2013年5月29日
■映像:
コーデック: MPEG-2
解像度: 480p
アスペクト: 1.85:1(ビスタ)
■オーディオ:
English: Dolby Digital 5.1ch 48khz
Japanese: Dolby Digital 5.1ch 48khz
■字幕:
日本語、英語
■ディスク:
DVD Disc(1枚)
片面2層 (2 DVD-8.5GB)
■リージョン:
Region 2
■最大転送レート(おおよそ)(MPEG-2上限:10.08Mbps):
9.1Mbps
■映画用フィルムの現像マスタ:
Digital Intermediate (2K)
■映画マスタリング(DI(Digital Intermediate)、マスタリング):
Sony ColorWorks (DeLuxe社)
※Colorworksは、ソニー・ピクチャーズのマスタリングスタジオでしたが、2015年にDeLuxe社と半独占契約を行い、Colorworksのカルバーシティにある施設は複数存在するDeLuxe社の施設に統合されました。
DeLuxe社はフォックスとユニバーサルの施設も運営しているので、メジャースタジオ3社のマスタリングを手掛けていることになります。
管理人的には、DeLuxe社のマスタリングは濃密で色の鮮度が良いのでとても好みです。
恐らくですが、この事業統合によって、劇場上映の映像やBlu-Rayの画質が近年安定してきた理由の一つではないかと考えています。
尚、競合のTechnicolor社はパラマウントの施設を運営しています。
※Deluxe Technicolor Digital Cinema社
上記DeLuxe社とTechnicolor社は、2015年にデジタルシネマ用のジョイントベンチャーを設立。
マスタリング制作のすみわけははっきりしません。
■映画音響スタジオ(Sound Mix)(サウンドトラック除く):
Dimension Sound
予告編
闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ 日本語字幕公式予告編
キャスト情報
■監督:フランク・コラチ(ウォーターボーイ、もしも昨日が選べたらなど)
■出演者:
・ケヴィン・ジェームズ / Kevin James
・サルマ・ハエック / Salma Hayek
・バス・ルッテン / Bas Rutten
クオリティ・レビュー総評
本作品はDVDです。
Blu-Rayは発売されていません。(2017年9月現在)
日本未公開作品ですが、米国公開時にはDolby-Atmos 7.1ch仕様だったようです。
また「MovieGuide Awards 2013」で3部門ノミネートされています。
製作費は42億円で、製作費はそれなりにかけています。
米国だけで45億円、米国外で27億円の興行収入でそこそこの成績の作品です。
日本では未公開であることと、主演のケヴィン・ジェームズ/Kevin Jamesはほとんど知られていないので埋もれている作品だと思います。
同主演のサルマ・ハエック/Salma Hayekは映画好きなら少しは知名度があるので、そこ経由での視聴位でしょうか?
管理人は、本作を知ったのは米国行きの飛行機の中で観たのがきっかけです。
飛行機の液晶モニタはギラギラして色も銀か黒という感じなので、ちゃんと観たいと思ってリリースを待っていた次第です。
映像クオリティ・レビュー詳細
【映像】 映画DVDの頂点・最高画質
米国ではBlu-Rayソフトも発売されていて、高画質評価がついています。
本作日本版DVDソフトは2017年現在、過去約2,000本のDVDを所有していますが、最高画質です。
ソニー・ピクチャーズの作品の未公開DVD(Blu-Rayも)ソフトは、大体製作費も掛けていない影響でマスタが悪いのか、低画質のソフトが多いのですが、これは超高画質です。
DeLuxe社のマスタリングした映像は、DVD時代から安心の高画質です。
米国版Blu−RayソフトのマスタをDVDフォーマットにダウンコンバートして、DVDの記録容量限界まで出来る限り詰め込んだという感じでしょうか?
DVDの高画質ソフトは、「ダークナイト」シリーズ、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、「ハリー・ポッター」シリーズ後期、「トランスフォーマー」シリーズ、「モンスターズ・インク」シリーズ、「アバター」、「オブリビオン」、「ライフ・オブ・パイ」、「プロメテウス」、「ハート・ロッカー」といったところでしょうか?
シリーズものは大作が多く、製作費も大きいため、高画質になりやすいのでしょうね。
2010年以降はBlu-Rayソフトしか買わなくなったので、同時発売のDVDのクオリティは良く分かっていません。
そういう意味で、ここでのDVDの最高画質は、DVD発売時にBlu-Ray未発売ものという前提でお願いします。
理論上、映画のマスタクオリティはDIが4Kだったりして上がっていますので、最新映画のDVD版はおおむね高画質になりやすいと思います。
DVDのレビュー対象ソフトは、主にBlu-Ray未発売ソフトか、Blu-Ray発売前の2009年以前のものが多いとお考え下さい。
4Kアップコンバートして120インチの画面で視聴すると、ほぼHD画質です。
日本語吹き替えで最初はチェックしたため、字幕のカクカクを見なくてよかった影響もあると思います。
Blu-Rayソフトの基準に置き換えて細部を確認すると、解像度が甘めなシーンはほとんどなく、詳細な部分まで良く描写しています。
見た目はHD画質そのままで、良く分からないレベルで品質を落としているため、全評価項目のほぼ全てで高評価です。
粗がないです。
今回は、DVD評価最高点の71点(地デジHD画質)を超えているように感じたので、DVD最高点超えの評価です。
音声クオリティ・レビュー詳細
【音声】 バランスの良いお手本のようなDD5.1ch
音声面では、英語と日本語ともにDolby Digital 5.1chで、日本語音声のクオリティも英語同様のレベルです。
日本語吹き替えは、5.1chでも声だけが全然だめでS/Nや音声レベルが悪かったりしますが、本作は自然です。
台詞は少し情報量が少ない部分もありますが、明瞭でレンジ感もちゃんとあります。
SE音、効果音、音楽ともにチャンネル配置を含め、きれいに振り分けられています。
全体のバランスは良いのですが、DolbyDigitalの限界で音域は狭いため、印象としてはナローな音です。
サラウンド効果と言うより、包囲感は自然且つちゃんとしていて、あざとさがないわりに良く鳴ります。
ダイナミックレンジは、DD5.1chの限界で、HiDef音声との違いははっきり判ります。
バランスの良い鮮度も十分の録音で音圧が不足気味の少し古いCDを、ボリュームを上げて聴く感じ、という表現がこのソフトの音声を表現するのにピッタリかと思います。
音色は完全に現代映画音響で、切れとキラキラ感もある芯のある音声ですが、HiDef音声の骨太感はさすがにありません。
わかる人にはDolby Digitalの音だと、すぐにわかるレベルです。
★総合クオリティ :77点
(1〜85点)(DVDお勧めレベルは75点以上)
※DVDの満点越えです
★映像クオリティ :83点
(1〜70点)(DVDお勧めレベルは60点以上)
DVD映像の満点は【HD画質】(地デジ平均):71点を超えない基準にしていますが、本作は地デジ越えの映像(印象)で普通のBlu-Rayと違いが判らないレベルです。
シアターに興味のない家族は見分けられませんでした。
ちなみに地デジを120インチアップコンバートで観たら、ビットレートが低いためブロックノイズやらエッジのモヤつきなどでひどい映像です。
ここでのHD画質地デジ基準は、4Kの55インチ液晶TVを基準にしています。
120インチでの地デジ点数は、ノイズ等の関係で65点くらいです。
解像感 :84点
(1〜73点)
ノイズ感 :82点
(1〜65点)
鮮度感 :84点
(1〜75点)
階調性 :82点
(1〜73点)
カラー :84点
(1〜68点)
★音声クオリティ :71点
(1〜100点)(DVDお勧めレベルは85点以上)
ダイナミックレンジ :68点
バランス :66点
(音域)
サウンドデザイン :79点
(音色とCH配置)
情報量と鮮度感 :68点
(音像・音場感含む)
サラウンド :75点
レビュー基準についてはこちら
商品ソフト紹介
闘魂先生Mr.ネバーギブアップ [DVD] | ||||
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