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2018年02月07日
【DVD映画ソフトレビュー】ホワイト・ライズ / WICKER PARK
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2003 LAKESHORE ENTERTAINMENT. ALL RIGHTS RESERVED.
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■リリース:
発売:日本ヘラルド映画(販売:ポニーキャニオン)
時間:115 min
レーティング:NR(日本) / PG-13(米国)
※日本ではレーティングは全く重視されていないので注意してください。
制作年:2004年
発売日:2005年5月18日
■映像:
コーデック: MPEG-2
解像度: 480i
アスペクト: 2.35:1(スコープサイズ)
※1.78:1のビスタサイズと表記されている販売サイトがありますが、スコープサイズです。
■オーディオ:
英語:Dolby Digital 5.1ch 48k
日本語:Dolby Digital 2ch 48k
■字幕:
日本語、英語
■ディスク:
DVD Disc 1枚
片面2層 (DVD-8.5GB)
■リージョン:
Region 2
■平均ビットレート(おおよそ)(MPEG-2上限:10.08Mbps):
6.8Mbps
■撮影カメラ:
Panavision Cameras
■映画映像マスタ:
素材:スーパー35(35mmフィルム)
映画マスタ:DI(Digital Intermediate):SD(480i)
上映マスタ:35mm(フィルム)
■映画映像マスタリング(DI(Digital Intermediate)、マスタリング):
Deluxe(プリント)
Technicolor(digital intermediate)
■映画音響:
DTS、Dolby Digital
■映画音響スタジオ(Sound Mix / Re-recording)(サウンドトラック除く):
Saul Zaentz Film Center(音響編集)
Warner Bros. Studio Facilities(リ・レコーディング)
■制作背景
・制作予算:約30億円 /100円換算
・世界興行収入:21億円 /100円換算
・撮影:カナダ(ケベック)、アメリカ(イリノイ、ニューヨーク)
■賞:
1つの賞を受賞しています。
■監督:
ポール・マクギガン / Paul McGuigan
■出演者:
ジョシュ・ハートネット / Josh Hartnett
ローズ・バーン / Rose Byrne
ダイアン・クルーガー / Diane Kruger
【画質】
Deluxe社仕上げのフィルム撮影で、いつも通り濃厚なシーンとそうでもないシーンに分かれます。
本作のマスタプリントは、スーパー35で、DIはSDの480iです。
DVDのマスターは、このDIから移植したデジタルベータカムのSDテープだと思われます。
そのため、ビデオっぽい映像になっています。
元々ハイライトは飛ばしているのですが、テープのために単純に飛んでいて、階調性がなくなってます。
シルキーな表現ですが、明るいシーンは良好です。
暗いシーンではDVDにありがちなデジタル特有のノイズが全開で階調も色も今一つです。
暗いシーンになると、急に悪い映像になったりするDVDの典型です。
中間階調も擬似色がかなりあり、判りやすいシーンでは、髪の毛の影部分は赤茶が張り付きます。
全体的にYC分離が良くないため、ビデオテープにありがちな赤かぶりの色調です。
精細なタッチで撮影レンズの効果かと思います。
全体的に解像度はコントラストがあるおかげで、そこそこです。
ただしガラス越しのシーンや、光りが多いシーンでは甘くピンボケ風です。
輪郭強調はあまりありません。
このブログでは、フォルムグレインなどのフィルム由来のノイズは味というか、背景みたいなものと考えて減点していません。
フィルムグレインは普通の大きさで、黒い粒子はあまりないのでまあ普通です。
SDビデオマスター由来の、ホワイトノイズはそこそこあり、もやっぽい感じもします。
DVDならではの、圧縮に伴うデジタルノイズは各種あります。
明るいシーンではほとんど気になりませんが、暗いシーンでは厳しいです。
モスキートノイズは小さいですが、輪郭部分だけでなく平面部の暗部にも散見されます。
細かいブロックノイズがあります。
一番目立つのは、擬似色ノイズです。
色自体が滲み、ベタっと赤かぶりしています。
また明るいシーンでもハイライトのピークはSDテープのコントラストで伸びがなく、緑色に滲んでいます。
一番真っ白になるはずのハイライトが薄緑色をしているので、気になります。
このハイライトが伸びないだけでなく、色滲みしている関係で、ビデオ風の映像になっています。
色にじみがある関係で、鮮度感はあまりありません。
繊細なタッチの輪郭などにより、明るいシーンでは透明感はあります。
SDテープのマスタに依存しますが、テープの階調性です。
ハイライトは飛んでいるのですが色滲みして、伸びもありません。
また暗部は、すぐに沈み、色滲みとざわざわとした擬似色付きのジラつきがあります。
また最暗部は沈み切れず、黒浮きしています。
DVDの特徴で、色数は多くはありませんし、色かぶりがあります。
大よそ赤色に被りがあります。
暗部階調では緑と赤茶の擬似色が出ます。
ハイライトのピークには、緑色の色かぶりがあります。
肌色は、透き通るようで、かなり良い表現をします。
【音質】
アクションシーンはなく、音の出番はあまりなさそうですが、マルチチャンネルに音楽を配置し、環境音もそこそこ入っています。
音響系のクレジットされている会社が多いことから、それなりに音には凝っていると思われます。
デザインの問題ですが、音楽が大きすぎるミックスです。
意図的にそうしていますが、ちょっとサスペンス色が薄まる方向です。
緊迫感のある音響ではないので、不思議な感じです。
街並みの車などの音はそれなりに収録されています。
ダイナミックレンジは、圧縮してマイルドな感じですが、音場は広めでそこそこ音域も広めです。
映画らしい空気感のような音場を創出しています。
意外と特殊効果音はタイトで、切れがあります。
このあたりはさすがにサスペンス風の味付けです。
台詞:
かなり鮮明で、細かい解像感もあります。
細かいニュアンスまで表現できています。
台詞だけでしたら90点はあります。
アフレコをした様子はほとんどありませんので、丁寧な撮影と録音だったのだと思われます。
撮影期間が長い(10か月)ので、そう出来たのかもしれません。
SE音:
SE音も凝っていて、回想シーンが度々ありますが、グルグルに効果音が渦巻きます。
またSE音はかなりタイトで高域が切れ込んできます。
音楽:
サントラはダンスシーンなどで、その場で鳴っている音楽が、仮想的にマルチチャンネルで鳴ります。
つまり、ダンススタジオで鳴っている音楽を、実在音で鳴らしていないということです。
スタジオの暗騒音や足音、反響音、ボリュームなどは収めていません。
映画のメインテーマと同じ扱いというわけです。
この音楽や歌は、サラウンドを使い、明瞭に聴かせるので、ちょっと浮いている感じです。
芝居部分の情報量もそこそこありサラウンドを活かしたデザインです。
ただし緊張感を生むサウンドメイクではありません。
音楽などを幻想的に入れるような方向性です。
悪くはありませんが、そんなに良く取り上げるほどのこともありません。
サラウンドはSE音と音楽がかなり活躍します。
芝居部分はまあ普通です。
(DVDお勧めレベルは75点以上)
(1〜85点)
(DVDお勧めレベルは60点以上)
(1〜70点)
DVD映像の満点は【HD画質】(地デジ平均):70点を超えない基準
(DVDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)
レビュー基準についてはこちら
【オンライン】
なし
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公式予告編
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ソフト情報
■リリース:
発売:日本ヘラルド映画(販売:ポニーキャニオン)
時間:115 min
レーティング:NR(日本) / PG-13(米国)
※日本ではレーティングは全く重視されていないので注意してください。
制作年:2004年
発売日:2005年5月18日
■映像:
コーデック: MPEG-2
解像度: 480i
アスペクト: 2.35:1(スコープサイズ)
※1.78:1のビスタサイズと表記されている販売サイトがありますが、スコープサイズです。
■オーディオ:
英語:Dolby Digital 5.1ch 48k
日本語:Dolby Digital 2ch 48k
■字幕:
日本語、英語
■ディスク:
DVD Disc 1枚
片面2層 (DVD-8.5GB)
■リージョン:
Region 2
■平均ビットレート(おおよそ)(MPEG-2上限:10.08Mbps):
6.8Mbps
■撮影カメラ:
Panavision Cameras
■映画映像マスタ:
素材:スーパー35(35mmフィルム)
映画マスタ:DI(Digital Intermediate):SD(480i)
上映マスタ:35mm(フィルム)
■映画映像マスタリング(DI(Digital Intermediate)、マスタリング):
Deluxe(プリント)
Technicolor(digital intermediate)
■映画音響:
DTS、Dolby Digital
■映画音響スタジオ(Sound Mix / Re-recording)(サウンドトラック除く):
Saul Zaentz Film Center(音響編集)
Warner Bros. Studio Facilities(リ・レコーディング)
■制作背景
・制作予算:約30億円 /100円換算
・世界興行収入:21億円 /100円換算
・撮影:カナダ(ケベック)、アメリカ(イリノイ、ニューヨーク)
■賞:
1つの賞を受賞しています。
キャスト情報
■監督:
ポール・マクギガン / Paul McGuigan
■出演者:
ジョシュ・ハートネット / Josh Hartnett
ローズ・バーン / Rose Byrne
ダイアン・クルーガー / Diane Kruger
映像クオリティ・レビュー総評
【画質】
シルクトーンの肌色が魅力
DVD映像マスタ
Deluxe社仕上げのフィルム撮影で、いつも通り濃厚なシーンとそうでもないシーンに分かれます。
本作のマスタプリントは、スーパー35で、DIはSDの480iです。
DVDのマスターは、このDIから移植したデジタルベータカムのSDテープだと思われます。
そのため、ビデオっぽい映像になっています。
元々ハイライトは飛ばしているのですが、テープのために単純に飛んでいて、階調性がなくなってます。
シルキーな表現ですが、明るいシーンは良好です。
暗いシーンではDVDにありがちなデジタル特有のノイズが全開で階調も色も今一つです。
暗いシーンになると、急に悪い映像になったりするDVDの典型です。
中間階調も擬似色がかなりあり、判りやすいシーンでは、髪の毛の影部分は赤茶が張り付きます。
全体的にYC分離が良くないため、ビデオテープにありがちな赤かぶりの色調です。
解像感
精細なタッチで撮影レンズの効果かと思います。
全体的に解像度はコントラストがあるおかげで、そこそこです。
ただしガラス越しのシーンや、光りが多いシーンでは甘くピンボケ風です。
輪郭強調はあまりありません。
ノイズ感
このブログでは、フォルムグレインなどのフィルム由来のノイズは味というか、背景みたいなものと考えて減点していません。
フィルムグレインは普通の大きさで、黒い粒子はあまりないのでまあ普通です。
SDビデオマスター由来の、ホワイトノイズはそこそこあり、もやっぽい感じもします。
DVDならではの、圧縮に伴うデジタルノイズは各種あります。
明るいシーンではほとんど気になりませんが、暗いシーンでは厳しいです。
モスキートノイズは小さいですが、輪郭部分だけでなく平面部の暗部にも散見されます。
細かいブロックノイズがあります。
一番目立つのは、擬似色ノイズです。
色自体が滲み、ベタっと赤かぶりしています。
また明るいシーンでもハイライトのピークはSDテープのコントラストで伸びがなく、緑色に滲んでいます。
一番真っ白になるはずのハイライトが薄緑色をしているので、気になります。
このハイライトが伸びないだけでなく、色滲みしている関係で、ビデオ風の映像になっています。
鮮度感
色にじみがある関係で、鮮度感はあまりありません。
繊細なタッチの輪郭などにより、明るいシーンでは透明感はあります。
階調性
SDテープのマスタに依存しますが、テープの階調性です。
ハイライトは飛んでいるのですが色滲みして、伸びもありません。
また暗部は、すぐに沈み、色滲みとざわざわとした擬似色付きのジラつきがあります。
また最暗部は沈み切れず、黒浮きしています。
カラー
DVDの特徴で、色数は多くはありませんし、色かぶりがあります。
大よそ赤色に被りがあります。
暗部階調では緑と赤茶の擬似色が出ます。
ハイライトのピークには、緑色の色かぶりがあります。
肌色は、透き通るようで、かなり良い表現をします。
音声クオリティ・レビュー総評
【音質】
意外とマルチチャンネルを活かした音声
DVD音響マスタ
アクションシーンはなく、音の出番はあまりなさそうですが、マルチチャンネルに音楽を配置し、環境音もそこそこ入っています。
音響系のクレジットされている会社が多いことから、それなりに音には凝っていると思われます。
デザインの問題ですが、音楽が大きすぎるミックスです。
意図的にそうしていますが、ちょっとサスペンス色が薄まる方向です。
緊迫感のある音響ではないので、不思議な感じです。
街並みの車などの音はそれなりに収録されています。
ダイナミックレンジ(音域バランス)
ダイナミックレンジは、圧縮してマイルドな感じですが、音場は広めでそこそこ音域も広めです。
映画らしい空気感のような音場を創出しています。
瞬発力・量感(キレと強さ)
意外と特殊効果音はタイトで、切れがあります。
このあたりはさすがにサスペンス風の味付けです。
情報量(台詞、SE音、音楽)
台詞:
かなり鮮明で、細かい解像感もあります。
細かいニュアンスまで表現できています。
台詞だけでしたら90点はあります。
アフレコをした様子はほとんどありませんので、丁寧な撮影と録音だったのだと思われます。
撮影期間が長い(10か月)ので、そう出来たのかもしれません。
SE音:
SE音も凝っていて、回想シーンが度々ありますが、グルグルに効果音が渦巻きます。
またSE音はかなりタイトで高域が切れ込んできます。
音楽:
サントラはダンスシーンなどで、その場で鳴っている音楽が、仮想的にマルチチャンネルで鳴ります。
つまり、ダンススタジオで鳴っている音楽を、実在音で鳴らしていないということです。
スタジオの暗騒音や足音、反響音、ボリュームなどは収めていません。
映画のメインテーマと同じ扱いというわけです。
この音楽や歌は、サラウンドを使い、明瞭に聴かせるので、ちょっと浮いている感じです。
サウンドデザイン(音像感と音場感含む)
芝居部分の情報量もそこそこありサラウンドを活かしたデザインです。
ただし緊張感を生むサウンドメイクではありません。
音楽などを幻想的に入れるような方向性です。
悪くはありませんが、そんなに良く取り上げるほどのこともありません。
サラウンド(移動感含む)
サラウンドはSE音と音楽がかなり活躍します。
芝居部分はまあ普通です。
クオリティ・レビュー詳細
★総合クオリティ :56点 /85点満点
(DVDお勧めレベルは75点以上)
(1〜85点)
★映像クオリティ :48点 /70点満点
(DVDお勧めレベルは60点以上)
(1〜70点)
DVD映像の満点は【HD画質】(地デジ平均):70点を超えない基準
解像感 :43点
(1〜73点)
ノイズ感 :45点
(1〜65点)
鮮度感 :55点
(1〜75点)
階調性 :40点
(1〜73点)
カラー :55点
(1〜68点)
★音声クオリティ :64点
(DVDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)
ダイナミックレンジ :68点
(音域バランス)
瞬発力・量感 :64点
(キレと強さ)
情報量 :52点
(台詞、SE音、音楽)
サウンドデザイン :60点
(オリジナルとメディア化)
サラウンド :75点
(移動感含む)
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商品ソフト紹介
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