馬虎温泉三昧

リーグ戦が再開された昨日はテレビ観戦でした。
セッキーの渋太いヒットで田上くんが懸命に走り、再び同点になった場面です。
これはいい走塁だと思いました。まさか戻ってこれるとは思っていませんでしたからね。これも高代コーチのおかげでしょうか。

気になったのは最終回となった12回の裏です。
福留がヒットで出て、俊介が犠打で一死２塁になりました。続く大和は敬遠で打席には前の打席でタイムリーを放っている関本が再び登場します。今日はセッキーの日だと思いましたが、中日の守護神・岩瀬は投げにくいのか四球を与えました。そして代打は新井さんです。一死満塁、普通の外野フライでもいい場面です。ベンチもほぼ勝利を確信して身を乗り出していました。

しかし新井さんは力のないピッチャー正面の当たりでした。でも打球が弱いし高く弾んでいたので「もしかしたらセーフか」と思いました。岩瀬も慌てたのか、握るのに時間がかかりました。「これは際どい！」と思っていたら肝心のランナーが画面に出てきません。そしてホームは楽々アウトです。俊足の緒方くんのはずなのに・・・がっかりしました。続く上本はいい当たりでサヨナラと思いましたが、ファースト森野がジャンプして好捕し、ゲームセットです。負けたような気分の引き分けでした。

問題は解説をしていたピッカリンこと佐野慈紀氏の言葉です。

「サードランナーのリードが小さいですね」

あまりランナーが映らないので確認できませんでしたが、内野は前進守備で牽制もない場面です。大胆にリードしても大丈夫な場面です。それをタッチアップを意識しているのかわかりませんが、小さいリードとは腑に落ちませんね。緒方くんは期待の成長株です。３拍子揃った好選手のはずです。しかし守備ではクッションボールを誤ったりするミスもあります。それは目をつぶって大きく育って欲しいと思います。でもちょっと慎重すぎる気はしますね。若いうちは失敗してもしょうがないので、恐れずにギャンブルをしていいと思います。そのあたりが物足りないから、信頼がないというか「使いたい」と思われないのでしょうか。

緒方くんが信頼できるまでに成長すれば福留の昇格はなかったかもしてません。期待しているだけにもう少し大胆さが欲しい気がします。そういえばマートンを師と仰いでいるそうです。なにかの記事で読みました。その師匠のなら経験に基づいたギャンブルは得意ですから際どいタイミングだったかもしてません。

高代コーチももっと言ってあげればいいのに・・・