2017年04月04日
「小鳥」物語!(実話)−2
「小鳥」物語!(実話)−2
頭の上にいたせいで良くわからなかった「小鳥」の正体が指の上にちょこんと止まって居るため、今ははっきりと見えています。
その姿は白と黒のぶちのコントラストが良く似合う小さな姿でした。私の人差し指の上にも関わらず、羽をたたんで、木の枝にでもしっかりつかまって胸を張っているような感じなんです。
私の目と小鳥の眼が合いました。小鳥はしっかりとこちらを見ています。
しかし怖がってなんかいません、身動きもしないでじっとこちらを見つめています。
佇んでいるその姿は愛くるしくも「凛」としています。そこですっかり魅了されてしまいました。
真っ黒で小さな瞳がつやつやと輝いていて愛くるしいんです。
ここでこの小鳥は「文鳥」だと気づきました。
この小鳥はどこかの家庭で飼い主さんによほどかわいがられて、人間にすっかりなついている小鳥なんだと強く感じました。
気が付くとまだ布団の中から起きだしていません。で「文鳥」はいったいどこから家の中に入り込み、しかも寝ている私の頭の上へ乗っかってきたのか?
疑問がひとつ解けました。それは寝室のガラス戸が空いていました。家内が寝起きで戸を開けてたんです。
厚いカーテンも白の薄いカーテンも少し開け放してあったんです。
この隙間から侵入したのでした。
それにしてもなぜ人間の頭の上に載ってきたのか?・・・推測ですが、今までかわいがられていた習慣が身についており、人肌が恋しくなったのではないか?と考えました。
〜続く〜
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