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2020年09月30日

ここに注目、10月からの酒税の変化

すでに知られているように、10月からビール系飲料を

はじめ酒税がかわりますね。

酒税法の改正により、350ミリリットルあたりでビールは

77円から7円減税され70円に、第3のビールは28円から逆に

9.8円増税されて37.8円になります。

発泡酒は変わらずで、現状の46.99円を維持されるようです。

ちなみに、日本酒は3.5円の減税、ワインは3.5円の増税に

なります。

ところで、ビール系飲料はビール、発泡酒、第3のビールと

3種類あるということは周知のことですが、以外とその

違いが分からない人も結構多いと思うので、念のため

確認しておきますね。

ごく簡単に言えば、ビールは原料の麦芽比率が50%以上の

もので50%未満が発泡酒だと理解すればいいと思います。

第3のビールは麦芽比率50%未満の発泡酒と麦由来の醸造酒を

合わせたものです。新ジャンルとも呼ばれています。

おおざっぱにですが、このような違いがあるのですが、

この3種類の内、市場で今一番売れているのは第3のビール

なんです。

市場規模でみると、第3のビールが55.6%、ビールが25.9%、

発泡酒が18.5%のようです。

約6割が第3のビールなんです。

ちなみに、とある調査統計によると、売り筋ランキングの

ベスト10の内で第3のビールが7銘柄、発泡酒が2銘柄、

なんとビールは1銘柄なんです。

要するに、10月からの酒税をトータルで見ると、

増税になるということです。

約6割を占めている第3のビール(新ジャンル)が

増税になると大半の人にとっては不都合な結果に

なるのです。

勿論、増税になるからと言って、その分が値上がりするとは

限りませんが。

2026年10月までには3種類すべての税率が統一される

見通しですが、せっかく割安で美味しくいただいていたのが

値上がりしていくとなると、正直言って困りますよね。

ましてや、コロナで家計も苦しくなっている時に追い打ちを

かけるように増税されるのですから、気が重くなりますね。

よりによって、爽やかな秋の訪れの10月にですよ。








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