その要因の一つとして共働き世帯の増加についてふれましたが、
今日はそれと関連した外食、中食の変化について補足してみたいと思います。
総務省の「家計調査年報」によれば、食費の月別合計額は総世帯の平均で
約6.2万円となっています。
そのうちで2人以上世帯が役7.3万円、単身世帯が約4万円となっています。
とうぜんですが、家族の人数が多いほど食費が多くなっているんですね。
ところが、外食費をみるといずれの世帯も約1.1万円〜1.2万円で家族の人数には
連動していないんですよね。
これを食費に占める外食費の割合で比較すると、単身世帯は約28%と高く、
逆に2人以上世帯は約16%と低いんです。
単身世帯の場合は、内食よりも中食や外食が多くなりがちなので当然と言えば
当然かもしれませんね。
今やコンビニ、ファーストフード、レトルトなどが大変流行っているのも
えいきょうしていると思われるんですが、中食も大変増えているんですよね。
問題は、このような外食、中食の増加が全体的に食費を増大させているということなんです。
ある分析によれば、外食、中食が多い家庭と少ない家庭を比較すると、
おおざっぱな数字ですが35年間で約800万円程の差が出るらしいですよ。
エンゲル係数が上昇しがちになるのもわかるような気がしますね。
食文化の変化と言えばそれまでですが、今後、社会が繁栄すればするほど
食生活のスタイルも大きく変わっていくんでしょうかね。
ただ、それによる新たな課題もついてくるんでしょうね。
いいのか、わるいのかよくわかりませんが。
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