すでに与野党党首による党の公約がメディアなどで
発表されています。
しかし、選挙になるといつも公約はいいことだらけで、
いざ当選すると残念ながら公約が果たされないことが多々
あるように思いますね。
今回もコロナ対策をはじめ多岐にわたる公約が伝えられて
いますが、とりわけ目を引くのは現金給付の問題です。
選挙になると与野党かかわらず、一斉にコロナの影響を鑑み
現金給付をすべきだと唱えらながら、各党の現金給付案が
取り沙汰されていますよね。
どの案が最適なのかはさておき、何故今、現金給付なのか
考えてしまいますね。
コロナの深刻な状況中で、昨年に続き国民の生活が
大変苦しい状況におかれていたにもかかわらず、飲食を
はじめ企業への協力金や収入が減った人たちへの優遇貸付に
ついては施行されてきたものの、現金給付については
昨年の特例給付以後、問題視されてこなかったのです。
経済を回す意味では国民への現金給付が最も手っ取り早く
ダイレクトに効果を生むことは言うまでもないはずです。
まして、生活に困窮している人が数多くいる状況では
命と生活を守るうえで待ったなしの要求でもあったはずです。
勿論、財源確保の問題はあるのですが、それは今でも変わりない
はずですよね。
ところが、選挙が始まるやいなや、一斉に現金給付を言い出した
のです。
これって本当に国民の命と生活を守ることを第一に考えての
ことなのか、単なる選挙に向けての対策に過ぎないのか
疑念を抱いてしまいます。
国民第一主義の政治に転換すべき選挙になることを心から
願うばかりです。
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