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2020年06月15日

渡部さんの不倫(?)問題について思うこと

サボるメイド ピンクタイツ 300.jpg

また不倫の話題です!

ワタシには一切関係のない、芸能人の不倫のハナシ…なのですが

やっぱりいろいろ考えることがあったので

言わせてくれ。


まさか…

一般人の私たちからみて、

まさか、佐々木希と結婚したくせに

よくもまあ…

と信じられることではありません。


なんとなく…


自分が佐々木希くらいの美女であれば

まさか、浮気されるとは思いもよりません。


そういえば、昔、私は

ファッション誌の鈴木えみを見て、

「これくらい可愛かったら絶対にすぐに彼氏できるし

しかも彼氏は一生愛してくれるんだろうなぁ」と

ぼんやり思ったことがありました。


でも、そんなことはわかりやしない。

佐々木希でも、杏でも、小倉優子でも

藤原紀香でも…

浮気はされる。不倫される。


美しかったら、可愛かったら

すべてオッケー!

末永く幸せに暮らせる…

というわけではない!のだ!!

妻のほうに、一切、問題がなくても!!

いくら尽くしても!

愛しても!


浮気はされるもんなのだ!




そして改めて、今回の件なのですが…


これは「不倫」ではない、ですよね?

渡部さんは相手の女性に

好意をもっていたわけでもありませんし

ただの浮気…

いえ、それよりも質の悪い「病気」なのでは。


そして気になるのは、

多目的トイレに呼び出されて

3分1万円でやってしまう

女性…

何度も何度も…

3分1万円で…

バイトだとおもえば、割りがいい…のかもしれないけど。

どう考えても屈辱的な行為です。


でも、呼び出されたらすぐに応じてしまう

女性にもかなり根深い問題があります。


多目的トイレでそういう行為…

は、女性として「ウプッ」と吐き気がするほど

不快です。


しかし…


ここで懺悔をさせてください。


そういう「マンガ」を描いたことがあるのです、私…。








「小悪魔switch」の第一話。

毎朝見かけるスーツ姿の男性に片思いしていた主人公…

ラストは思いが通じて、駅のトイレで致してしまいます。

ごめんなさい!!

もしかしたらこういうシュチュエーションは

漫画であっても描いてはいけなかったのかも…

なんて思ってしまいました。



しかし…


言い訳になってしまうのかもしれませんが、

このストーリーの目的はトイレでやってしまうという

ところではなく…

まあ、読んでいただければわかるのですが、

私的には、この回は、

後にも先にも

「こんなに素晴らしいストーリーを考えたことがない!」

とネームができたときガッツポーズをしたくらいの

話だったのです。

そしてネームを編集さんに送ったところ、

思った通りの反応で、「…素晴らしいです」と

言ってもらえました。

それくらい、はじめからラストまでが

バシーッ!!と決まったネームだったんですよね。


「小悪魔swihch」は全4回のオムニバスなのですが、

この話は雑誌に載った時は第二話だったのですが、

編集者さんから「一番おもしろいから」ということで

単行本のときに第一話にしてもらったのです。

(本当は第4話の欲求不満の主婦の話が第一話です)







この「小悪魔swihch」は、「ティーンズラブ」というジャンルです。

今はもう描いていませんが、

私は「絶対恋愛sweet」というティーンズラブの雑誌で

創刊したころから10年ほど描かせてもらっていました。


その「ウリ」とは、「女の子向けのエッチな漫画」「女の子向けのエロ漫画」

なのです。


なので、見た目や内容は普通の少女漫画なのですが、

(主にラストには)必ず性描写があります。


普通の少女漫画でもベッドシーンは普通にありますが、

ティーンズラブの場合そこを「詳しく」描く必要があります。


私はいつも「エロくない」「もっとエロく!」と

言われていたので、

いつも「どうすればエロくなるのか」を

考えていました。


しかも、その「エロ」の中には「愛」がないと

ダメなんです。


「エロ」と「愛」は似ているようで

別物です。


でも、(漫画ですので)

エロと愛をどうにかして結びつけないといけません。


男のエロ漫画なら、きっと

今回の渡部のような男が出てきてやりまくり

それに喜んで応じるエロい女が

言いなりになって…みたいな内容でええんでしょうね。


でも、ティーンズラブの場合、

そこに「愛」ないとダメで、

トイレに呼び出してやっちゃう…

なんていうシチュエーションであったとしても

「お前を愛しているから止められないんだ!」

みたいな感じ…

にしないといけないわけです。



実際、この「小悪魔switch」のネームを描いたときは

ラストはトイレでH…

ではなかった。

でも、編集さんと話し合って、

「話は完璧におもしろいんだけど、(いつものことだけど)エロさが

足りない」と言われ、

「ここは駅のトイレでやっちゃいましょう」と

促された記憶があります。


私もそうだと思ったし

なにしろ、当時その編集さんのことを完全に信用していたし、

「頑張ってエロくしなければ!」と

思ったわけです。


今考えると…


私はなんつー漫画を描いてたんや!

と反省しています。



「仕事だから仕方ない」

「ティーンズラブなんだから許される」

という次元ではありません。



たかが漫画


されど漫画


です。


渡部さんに3分1万円で呼び出された女性も、

もしかしたら

「もしかして私のことを少しでも愛してくれてる?」

と期待したのではないでしょうか。


そうでなければ、そんな屈辱的なことを繰り返すなんて…

理解できません。

何度も何度も呼び出されるということは

僅かな望みがあるのかも?

と思ったかもしれない。

「そんなことあるはずないやろー」と普通はおもうかもしれませんが

ティーンズラブの世界では、「よくある」ことです。


「エロ」と「愛」は

別物です。



それなのに、漫画の中では、

その接点を見つけ、

どうにか同じものにしようと

していました。

そんな漫画を描いていた自分が…

恥ずかしい。





だから、今ではもうティーンズラブは描かない。


でも、エロは描きたい。

ティーンズラブ時代に編集者から

言われてきた「エロ」ではなく、

本当に、女性のための「エロ」を描きたい。



本当に女性のためのエロを突き詰めれば…


きっとその先には「愛」が見つかる。


今の私はそれを信じて、漫画を描いています。


(でも過去に描いたティーンズラブもよかったら読んでください!)
























posted by 蒼乃シュウ at 16:41 | TrackBack(0) | 日記

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ティーンズラブを主に描いておりました。以前は本名でミステリーや普通の少女漫画も描いていました。 Twitterは @pinokodoaonoshu ぴのこ堂
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