2019年05月13日
これからの漫画家が漫画以外でしなくてはいけないこと
kindleインディーズをきっかけに、
出版社を通さなくても勝手に漫画を描いて勝手に発表することができるんだ!
と知ってから、今まで考えなかったことも
考えなければいけない問題がたくさん出てきました。
まず、私はすべてアナログでマンガを描いてきたし、
デジタルに移行することは、ちょっと、避けていた…
(だってデジタルわかんない!!)
でも、アナログ原稿は、手元にデータが残らない。
デジタルだと、どっかに原稿を納品したとしても
メールで送るからデータは手元に残ります。
そこがとても良い点!
アナログの場合、セリフは鉛筆書きで、活字には
誰かがしてくれる。
(誰がしてくれているのかは、あんまりわかっていない)
でも、デジタル原稿の場合、自分でセリフを入れることができます。
セリフを活字にすること、って、一昔前(昭和〜平成の前半)では
漫画家の仕事ではなかったのですよねー!
あとは、表紙、タイトルページ、扉絵のデザインです。
デザインも、漫画家の仕事ではなかった。
漫画家は、自分の扉絵の中の、どのへんにどんな風なタイトルの文字が
入るか、まったくもってわからない状態でイラストを描きます。
雑誌に掲載されてから、
「おお!こう来たか!」と、会ったこともないデザイナーさんの
仕事をこの目で確かめるわけです。
漫画家とデザイナーが相談してデザインを決める、という話も
聞いたことはあるけれど、私はしたことがない。
デザイナーさんの知り合いはいません。
一般的、かどうかは知らないけど、
雑誌に掲載されるタイトルページも、単行本の表紙も、
担当編集者がデザイナーさんに依頼して決めるのです。
なので、私の単行本「愛しのKANSAI男子」の表紙も
「ドキドキ☆ミダラなシェアルーム」の表紙も
「小悪魔switch」の表紙も、イラストは私だけれど、
デザインは私ではないので
(「小悪魔switch」に関しては、色も私が塗ってない)
勝手に使ってはいけないらしいのですよねー。
漫画自体は、著作権は私ですが…。
ややこしい…。ややこしい、けど
デザインってめっちゃ大事!
ってことが最近になってよくわかりました。
いえ、前々からわかってはいたけど…
自分で表紙を作るようになってから、ひしひしと…
わかります。私は漫画は描けるけどデザインは専門外、てことがっ!
それに、今まで紹介文(あらすじとか)とか、あおりとか
担当編集者がしてくれていたこと、すべて
自分でやらなければいけません。
自分で自分の漫画のことを
「衝撃作!」だとか「渾身の…」だとか
なんとゆーか、おオオゲサめにあおるのって、照れますし…
いや、照れてる場合じゃないんだけど!!
やっぱ、読んでもらうため、には
デザインも紹介文も、「読みたい!」と思わせるものを
考えなければいけません…
ああ、めんどい…
じゃ、なくて…
難しい…
デジタルも、まだぜんぜん、覚えきれてないのです。
クリスタを恐る恐る使ってる、って感じです。
まだまだ、ぜんぜん、わかんない!!!
漫画家は漫画のことだけを考えていたい…
でもいろいろ勉強しなくてはいけない…
もうちょっと勉強して慣れていけば
楽しんでやれる…とは思いますけど!
がんばります!
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