だって、「コラッツの大木」のグラフさえ有れば、今まで説明してきた内容なんて、どれも、容易に見つけ出せれるものばかりでしたから。
しかし、コラッツ予想を立証までしたいのでしたら、ここからが難しいのです。
何しろ、「「コラッツの大木」の中に、全ての整数が含まれている事を証明する」とは言っても、それには、それを断定できるだけの何らかの証拠とか数式が必要になってくるからです。
でも、これまでの単純な法則性とは違って、「コラッツの大木」内での数字の順番の配置のルールにつきましては、どうも一筋縄ではいかないようなのであります。
例えば、26までの数の配置を「コラッツの大木」スタイルで表記してみると、どんな感じになるのかを、ここでお見せいたしましょう。
いかがでしょうか?
1から順番に探してみてください。その配置のされ方は、あっちに飛び、こっちに飛びで、一見、ランダムであり、いかなる規則性も見当たらないのであります。
これでは、何のルールやパターンも分からず、「「コラッツの大木」の中には、全ての整数が含まれている」などとは、とても主張できそうにはありません。
恐らくは、ほとんどの人は、せっかく、ここまでコラッツの数式におけるパターンや法則性とかを見つけ出せたとしても、この段階で完全に挫折してしまうのではないかとも思われるのです。
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