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2022年12月01日

渡辺美里

「オタクのお前には、あまりにも似つかわしくない」と言われるかもしれませんが、一時期、私は、渡辺美里の歌をよく聴いておりました。

 テレビで流れていた彼女のヒット曲(1986年「My Revolution」「Teenage Walk」)を聴いていて、続けて二曲ほど「いいなあ」と思えたので、思い切って、アルバム(1986年「Lovin' you」)にも手を出してみたのです。そしたら、私の勘は当たっていて、そこそこにハマってしまったのでした。名曲とは、聴く人のタイプや人種を超えて、誰の心にでも響くものなのであります。(同じようなパターンで、のちに、私は、平松愛理の歌にもハマりました)

 当時(1985年ごろ)は、私も大学に進学して、田舎から大都会の札幌へと引っ越しすると言う、メンタル的にも不安定で、不安や期待などが強く入り混じっていた時期でもありました。そのせいか、今になって、あらためて、渡辺美里の歌を聴き返してみますと、当時のワクワクした希望に溢れた気持ちが蘇ってくるのであります。

 そんな訳で、当時は、私は、貸レコード屋から、渡辺美里のレコードを片っ端から借りまくっていました。「Lovin' you」以前のアルバム「eyes」(1985年)も聴きました。アルバムに収録されていなかったシングル(1985年「I'm Free」など)もきちんと借りてきました。そうやって、けっこう熱心なファンだったのでした。もっとも、さすがに、コンサートを観に行くほどではありませんでしたが。

 特に好きだった曲は、「きみに会えて」(「eyes」収録)、「そばにいるよ」「君はクロール」(「Lovin' you」の「HERE」収録)、「A Happy Ending」(「Lovin' you」の「THERE」収録)、「HERE COMES THE SUN〜ビートルズに会えなかった〜」(1987年「BREATH」収録)、「Tokyo Calling」(1988年「ribbon」収録)、「ムーンライト ダンス」(1989年「Flower bed」収録)と言ったあたりです。あんまり意識していませんでしたが、私も意外と小室哲哉の曲が気に入っていたみたいです。

 札幌に住み始めたばかりの頃の私は、こんな感じで、渡辺美里松任谷由実、あとは、伊藤かずえとか安田成美などを好んで聴いておりました。それが、都会の生活に慣れてきますと、次第に、劇場で映画を観るようになり、それと並行するように、映画のサントラばかりを聴き集めるような音楽生活スタイルへと変わっていったのです。
 
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posted by anu at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 自分の事
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