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2018年08月02日

くたばれ、モラル思想

いじめっ子が弱い子やおとなしい子を虐待する。
被害者に味方する人々がいじめっ子をやっつける。
すると、怒ったいじめっ子が、さらに復讐行為を仕掛けてくる。
復讐された側も反撃に出る。

「そんな事を繰り返しているから、いじめ合いはなくならないんだ」

と、偉い人が、悟りきったように、たしなめた。
だから、良識のある被害者サイドが、やり返すのを止めたとする。
しかし、ズルいいじめっ子側は、一緒に止めようとはしないし、
すると、被害者側ばかりが、やられてばかりになってしまうのだ。

偉い人の説教なんて、素直に聞いてやる必要はない。
偉い人の教えている平和の真理なんて、
ほんとは、ただ、善良な側の人間を我慢させているだけなのである。
卑怯ないじめっ子とは、結局は、連中が完全に無力化するまで戦うしかないのだ。

(解説)
「被害を受けても、相手を責めない事」が素晴らしい態度だと見なす風潮があるが、
実際は、そういう善良な態度を取れる人間を押さえつけて、
被害が拡散しないように防いでいるだけ。
つまり、「被害を受けても、相手を責めない人」は、
ただ損しているだけで、何のメリットもないのだ。
それなのに、「被害を受けても、相手を責めない事」をやたらとモラルとして推奨したがるのは、
皆が、被害を受けても、いちいち、やり返さなくなれば、トラブルも減って、
支配する側の人間が、国や組織の管理が楽になるからである。
結局、「被害を受けても、相手を責めない事」を、さも美徳のように広めるのも、
善良な人間ばかりを騙し、押さえ込もうとする、支配階級側のパワハラなのだ。

「いじめっ子の笑い話」

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