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2015年07月05日

ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!「又吉直樹」

今回のゲストは又吉直樹さん。

本業は芸人だが、作家としての活動もしており、3月に発売した小説「火花」が大ヒット。

累計発行部数42万部というすごい数字を叩き出した(この番組が放送された時点での数字)。


火花

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この小説の主人公は、若手芸人の徳永という男である。

徳永はある日、先輩芸人・神谷に出会い、衝撃を受ける。

そして徳永は神谷に弟子入りし、彼を師と仰ぐ。

神谷は徳永を弟子にする条件として、「俺の伝記を書け」と命じる。

苦悩や葛藤を抱えながらも、漫才師として生きようとする2人の芸人。

彼らの人生の行く末とはー。



著者の又吉さんの話によると、この小説を書き始めた時に決まっていたのは、「テーマは先輩後輩の関係」「神谷が徳永に伝記を書くように言う」の2つだけで、それ以外は書きながら考えていったという。


小説の中には、普通では使わないような表現も多々ある。

そこは又吉さんのこだわりであり、周りから変だと思われても、自分が良いと思う表現をしたいと考えたようだ。


ちなみに薄毛ぎみの「ブラマヨ小杉さんの頭」を又吉流に表現すると、

「一見して2、3匹の豚の死骸が転がっていないとおかしいほどの荒野」

だそうだ。個性的な表現である。

また、ブラマヨ吉田流の表現では、

「人間の頭皮も肌色なんだとあらためて教えてくれるような頭」

だという。なるほど、と思った。



私はこの本を読んで、生き様というのは人それぞれだなと思った。

不器用な人間が、不器用ながらも自分の信じる道を真っ直ぐに進もうとする。

だが、そう簡単には進めない。

自分の信じる道が、世間と違っているから。

それでも自分の道を進むのか、それとも世間に合わせて生きていくのか。

どちらが正解なのかわからない。

「自分の道を進むことのできる強さ」
「自分をコントロールして、世間に合わせることのできる強さ」

どちらも大切なことのように思える。

自分の生き方をあらためて考えさせられた。


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