2017年08月15日
ヨットが空を飛ぶ時代に突入 (マツコ&有吉 かりそめ天国)
テレビ番組「マツコ&有吉 かりそめ天国」にて、ヨットレースに関するニュースが紹介された。
2013年、アメリカズカップ。
通常、ヨットの速度は時速30kmほどなのだが、ニュージーランドのヨットが最高時速80kmを出した。
なぜそんなに圧倒的な速度が出せるのか?
なぜなら、ニュージーランドのヨットは空を飛ぶことができるからである。
水中翼で揚力を発生させて機体を浮かせる。それによって水との抵抗が少なくなり、速度が上がるというわけである。
この圧倒的な速度をもって、ニュージーランドは勝ち進み、決勝戦までたどり着いた。
しかし、決勝戦で波乱が起こる。
アメリカのヨットも空を飛んだのだ。
アメリカズカップというヨットレースは、3ヶ月ほどかけておこなわれる競技のため、ニュージーランド艇が空を飛んだのを見たアメリカチームが、空を飛べるヨットを急いで作ったのだ。
その結果、優勝はアメリカ。
アイデアをパクられたニュージーランドは、苦汁をなめることになってしまった。
2017年、アメリカズカップ。
この年のレースに参加した6ヶ国のヨットは、全て空を飛んでいた。
もはや空を飛ぶヨットが主流になっていた。
この状況に対し、ニュージーランドは秘策を持って挑んだ。
このヨットレースは、ヨットにエンジンをつけるのは禁止で、人力でハンドルを回して動力を得ている。
通常、手でハンドルを回して動力を得る構造なのだが、ニュージーランドは足で回す「チャリンコスタイル」の構造にした。
これによって動力が40%ほどアップしたという。
さらに、ロンドンオリンピックの競輪の銅メダリストに乗ってもらうという作戦を実行した。
その結果、優勝はニュージーランド。
進化に次ぐ進化。
勝利への執念が優勝を呼び込んだか。
新しい技術を実用化したとき、それを世に出した直後は、実用化した人が優位に立っている状態だと言える。
しかしその後、すぐにそれを真似する人や、それを上回るものを開発する人が現れるため、優位に立っている時間は意外と短いものである。
したがって、新技術を実用化したらすぐに次の策を練らなければ、あっという間に他者に出し抜かれてしまう。
ひとつの新技術を実用化するのでさえ大変なのに、すぐに次のことを考えなければならないというのは非常に大変だが、それが現実である。
しかし、逆に考えれば、他者が開発した新技術をヒントにして自分が新しいものを作るチャンスだとも言える。
・新技術はパクられるもの。
・新技術を世に出す前に、パクられた時の対応まで考えておくといい。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
このブログがあなたのお役に立てたら嬉しいです。
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2013年 ニュージーランドが起こした衝撃
2013年、アメリカズカップ。
通常、ヨットの速度は時速30kmほどなのだが、ニュージーランドのヨットが最高時速80kmを出した。
なぜそんなに圧倒的な速度が出せるのか?
なぜなら、ニュージーランドのヨットは空を飛ぶことができるからである。
水中翼で揚力を発生させて機体を浮かせる。それによって水との抵抗が少なくなり、速度が上がるというわけである。
この圧倒的な速度をもって、ニュージーランドは勝ち進み、決勝戦までたどり着いた。
しかし、決勝戦で波乱が起こる。
アメリカのヨットも空を飛んだのだ。
アメリカズカップというヨットレースは、3ヶ月ほどかけておこなわれる競技のため、ニュージーランド艇が空を飛んだのを見たアメリカチームが、空を飛べるヨットを急いで作ったのだ。
その結果、優勝はアメリカ。
アイデアをパクられたニュージーランドは、苦汁をなめることになってしまった。
2017年 リベンジに燃えるニュージーランド
2017年、アメリカズカップ。
この年のレースに参加した6ヶ国のヨットは、全て空を飛んでいた。
もはや空を飛ぶヨットが主流になっていた。
この状況に対し、ニュージーランドは秘策を持って挑んだ。
このヨットレースは、ヨットにエンジンをつけるのは禁止で、人力でハンドルを回して動力を得ている。
通常、手でハンドルを回して動力を得る構造なのだが、ニュージーランドは足で回す「チャリンコスタイル」の構造にした。
これによって動力が40%ほどアップしたという。
さらに、ロンドンオリンピックの競輪の銅メダリストに乗ってもらうという作戦を実行した。
その結果、優勝はニュージーランド。
進化に次ぐ進化。
勝利への執念が優勝を呼び込んだか。
新技術についての考え方
新しい技術を実用化したとき、それを世に出した直後は、実用化した人が優位に立っている状態だと言える。
しかしその後、すぐにそれを真似する人や、それを上回るものを開発する人が現れるため、優位に立っている時間は意外と短いものである。
したがって、新技術を実用化したらすぐに次の策を練らなければ、あっという間に他者に出し抜かれてしまう。
ひとつの新技術を実用化するのでさえ大変なのに、すぐに次のことを考えなければならないというのは非常に大変だが、それが現実である。
しかし、逆に考えれば、他者が開発した新技術をヒントにして自分が新しいものを作るチャンスだとも言える。
まとめ
・新技術はパクられるもの。
・新技術を世に出す前に、パクられた時の対応まで考えておくといい。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
このブログがあなたのお役に立てたら嬉しいです。
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