2016年02月21日
勉強するのは誰のため?教育の経済学 (オイコノミア)
オイコノミアにて、「勉強するのは誰のため?教育の経済学」が放送されました。それについて書きます。
日本は憲法において義務教育を規定している。
つまり、子どものころからの学校教育は必要だと考えられているということになる。
教育を受けた人が増えると、教育を受けた本人だけでなく、社会全体にメリットがあるという。
経済力がアップしたり、犯罪率の低下、技術革新が進むなど、様々な効果があると言われている。
近年、子どもの学力格差が二極化しているという。
以前までは、
学力が高い人 : 2割
中くらいの人 : 6割
学力が低い人 : 2割
というようなバランスだったが、近年では、
学力が高い人 : 4割
中くらいの人 : 2割
学力が低い人 : 4割
というようなバランスになっているらしい。
二極化の原因のひとつは、ゆとり教育ではないかと考えられている。
以前までの詰め込み教育をゆとり教育に変えたことで、放課後などに空き時間ができたわけだが、その空き時間をどう使ったかがポイントである。例えば空き時間に、
1.塾などで勉強する
2.遊ぶ
この2つの選択肢のどちらを選ぶかによって、学力の差は大きく広がっていく。
※もちろんこれ以外の選択肢も選べるわけだが。
学力を高めることに関して言えば、塾は有効かもしれない。
しかし、遊びから学べることもあるし、スポーツをするのも良いことだと思う。
塾で勉強するのが正解だと一概には言えないが、勉強ができないよりはできたほうが良いとは思う。
放課後に塾に行くことで学力が高まる、というのが真実ならば、塾に通うお金がない家庭は学力を高めることができないことになる。つまり、
親の貧困
↓
子どもの学習機会損失
↓
子どもの低学力、低学歴
↓
その低学力・低学歴の子どもが大人になり、親になる
↓
親の貧困
というループが繰り返される。
経済格差がそのまま学力格差になり、経済格差も二極化が進む。
貧困家庭にとっては地獄のループである。
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンという組織がある。
この組織は、教育のことにのみ使えるクーポン券を発行している。具体的に説明すると、
個人もしくは企業がチャンス・フォー・チルドレンに寄付をする。
↓
チャンス・フォー・チルドレンがクーポン券を子どもに配布する。
↓
子どもがそのクーポン券を塾や習い事のために使う。
という仕組みである。
「貧困家庭の親に現金を渡す」のではなく、「教育のことにのみ使えるクーポン券を子どもに渡す」というところがポイントである。
現金を渡すと、それが教育に使われない可能性が出てくるからだ。
子どもにクーポン券を渡すことで、「子どもが、自分の未来を自分で選ぶ」という状況になり、自分の未来を自分で考える良い機会になる。
富裕層や貧困層といった階層が固定化することで、努力する意欲にも差が出ることを、インセンティブディバイドという。
何をどうがんばっても貧困層から抜け出せないのであれば、努力をしなくなるのも当然である。
ある試算によると、15歳の子どもの貧困を放置すると、その後の経済的損失や政府の財政負担は4兆円にもなるという。
「努力すれば格差を解消できる」という希望を持てる社会をつくる必要がある。
『学校の勉強なんて、社会に出たら役に立たない』という意見もあると思います。
ですがそれは、視野の狭い意見です。
学校で勉強したことそのままを社会に出て使おうとしても、使えないことは多いかもしれません。
学校で勉強したことを、社会で使えるように応用してこそ意味が出てくるものです。
私はそんなに勉強ができる方ではなかったです。大人になってからも苦労してます。
大人になってからは、学生時代とはまた違った勉強が必要になってきます。でも、学生時代の勉強はムダにはならないと思っています。
勉強はできたほうがいいと思います。学生の皆さんには何とかがんばってもらいたいです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
このブログがあなたのお役に立てたら嬉しいです。
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教育の必要性
日本は憲法において義務教育を規定している。
つまり、子どものころからの学校教育は必要だと考えられているということになる。
教育を受けた人が増えると、教育を受けた本人だけでなく、社会全体にメリットがあるという。
経済力がアップしたり、犯罪率の低下、技術革新が進むなど、様々な効果があると言われている。
学力格差が二極化している
近年、子どもの学力格差が二極化しているという。
以前までは、
学力が高い人 : 2割
中くらいの人 : 6割
学力が低い人 : 2割
というようなバランスだったが、近年では、
学力が高い人 : 4割
中くらいの人 : 2割
学力が低い人 : 4割
というようなバランスになっているらしい。
なぜ二極化しているのか?
二極化の原因のひとつは、ゆとり教育ではないかと考えられている。
以前までの詰め込み教育をゆとり教育に変えたことで、放課後などに空き時間ができたわけだが、その空き時間をどう使ったかがポイントである。例えば空き時間に、
1.塾などで勉強する
2.遊ぶ
この2つの選択肢のどちらを選ぶかによって、学力の差は大きく広がっていく。
※もちろんこれ以外の選択肢も選べるわけだが。
塾で勉強するのが正解なのか?
学力を高めることに関して言えば、塾は有効かもしれない。
しかし、遊びから学べることもあるし、スポーツをするのも良いことだと思う。
塾で勉強するのが正解だと一概には言えないが、勉強ができないよりはできたほうが良いとは思う。
格差は放課後に生まれる
放課後に塾に行くことで学力が高まる、というのが真実ならば、塾に通うお金がない家庭は学力を高めることができないことになる。つまり、
親の貧困
↓
子どもの学習機会損失
↓
子どもの低学力、低学歴
↓
その低学力・低学歴の子どもが大人になり、親になる
↓
親の貧困
というループが繰り返される。
経済格差がそのまま学力格差になり、経済格差も二極化が進む。
貧困家庭にとっては地獄のループである。
学力格差を減らすために
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンという組織がある。
この組織は、教育のことにのみ使えるクーポン券を発行している。具体的に説明すると、
個人もしくは企業がチャンス・フォー・チルドレンに寄付をする。
↓
チャンス・フォー・チルドレンがクーポン券を子どもに配布する。
↓
子どもがそのクーポン券を塾や習い事のために使う。
という仕組みである。
「貧困家庭の親に現金を渡す」のではなく、「教育のことにのみ使えるクーポン券を子どもに渡す」というところがポイントである。
現金を渡すと、それが教育に使われない可能性が出てくるからだ。
子どもにクーポン券を渡すことで、「子どもが、自分の未来を自分で選ぶ」という状況になり、自分の未来を自分で考える良い機会になる。
インセンティブ ディバイド(意欲の格差)
富裕層や貧困層といった階層が固定化することで、努力する意欲にも差が出ることを、インセンティブディバイドという。
何をどうがんばっても貧困層から抜け出せないのであれば、努力をしなくなるのも当然である。
ある試算によると、15歳の子どもの貧困を放置すると、その後の経済的損失や政府の財政負担は4兆円にもなるという。
「努力すれば格差を解消できる」という希望を持てる社会をつくる必要がある。
まとめ
『学校の勉強なんて、社会に出たら役に立たない』という意見もあると思います。
ですがそれは、視野の狭い意見です。
学校で勉強したことそのままを社会に出て使おうとしても、使えないことは多いかもしれません。
学校で勉強したことを、社会で使えるように応用してこそ意味が出てくるものです。
私はそんなに勉強ができる方ではなかったです。大人になってからも苦労してます。
大人になってからは、学生時代とはまた違った勉強が必要になってきます。でも、学生時代の勉強はムダにはならないと思っています。
勉強はできたほうがいいと思います。学生の皆さんには何とかがんばってもらいたいです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
このブログがあなたのお役に立てたら嬉しいです。
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