2024年04月25日
旧大塚家住宅(千葉県指定有形文化財)
住宅が建築されたのは、推定で江戸時代末期です。
ということは、築150年以上です。
調べたところによりますと、昭和61年7月15日に浦安市が予算を通してました。
なんと、2,500万円をかけて保存修理をしていました。
当時は、漁師、海苔の養殖、農業で生計を建てていたそうです。
庭の横にある川が船を止める場所です。
現在は埋め立てですが、川から約150m先が海の入り口です。
家作りで面白いのは、釜戸(かまど)で料理をした煙の通気口です。
煙の流れは、天井二階の漆喰(しっくい)壁に蒸されることで虫を寄せ付けない仕組みです。
畳(たたみ)、障子(しょうじ)、囲炉裏、神棚と仏壇の二段棚。
土間があるおかげで、中は、とても広く感じられました。
理想の家だからなのか、なぜか落ち着きます。
結局、庭から何から全てが素晴らしい作りです。
同じような家があったら買い取って住みたいです。
自分が過去に日本に転生した記憶があるからなのか、とても不思議な感覚です。
タイムマシンは要りません。
ここに来れば、かんたんに大正時代へタイムスリップできます。
忘れてはならない過去の遺産。
建築技術、生活ノウハウの集大成です。
異次元世界を、とくに体験して欲しいのが子供たちです。
とても親切な案内係の方がいらっしゃいますので、ぜひ見学なさってください。
懐かしい感動を、ありがとうございました。
旧 大塚家住宅
構造形式 木造平屋建て(裏二階あり)
所在地 千葉県浦安市堀江3−3−1
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