2010年04月13日
マルドゥック・スクランブル 圧縮 冲方丁 ハヤカワ文庫
マルドゥック・スクランブル 圧縮 冲方丁 ハヤカワ文庫
なぜ、私なの?――賭博師シェルの奸計により、少女娼婦バロットの叫びは爆発のなかに消えた。瀕死の彼女を救ったのは、委任事件の担当官にしてネズミ型万能兵器のウフコックだった。高度な電子干渉能力を得て蘇生したパイロットはシェルの犯罪を追うが、その目前に敵方の担当官ボイルドが立ち塞がる。それは、かつてウフコックを濫用し、殺戮のかぎりを尽くした男だった……弾丸のごとき激情が炸裂するシリーズ全3巻発動! (背表紙より抜粋)
今年秋、少女娼婦、バロットが銀幕の世界に降臨する。
テレビアニメ化の話が大人の事情で流れたときは冲方丁氏に励ましのメールでもしようかと悩むくらい悔やんだ作品が、見事にリベンジを果たし映像化。
しかも三部作! しかもバロットのCVキャストは林原めぐみさんである。
これがなにを意味するか。
林原めぐみさんは育児や家庭に追われ、仕事量を制限している。つまり新しい仕事を受けず、いままで担ってきたキャラクターのみ声を担当していた。
余程のことがない限り、新キャラクターを担当することはない。
ようするに、余程の事なのである。
映像化の影に並々ならぬ努力を感じる。
冲方丁は諦めない。冲方丁はやり遂げる。冲方丁はお茶目な作家である。
実に格好良いではないか。冲方丁。
(掲載担当:ハジメ)
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