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2019年08月16日

書評−気づきの投資術@



今回は久々に投資本の書評です。それもかなり以前に購入したもので、
新田ヒカル氏の投資手法というよりも寧ろ、考え方、メンタル面での
内容です。初版が2009年ですから、今からちょうど10年前の作
品ですが、株式投資の考え方、心構えの本ですので、今でも十分役に
立つ内容だと確信しています。但し、内容がやや観念的なのと、枚数
が多いので、何回かに分けて紹介したいと思います。


今回はその第1部「なぜ投資をするのか」について、当たり前というか
常識的過ぎて、何を今更感がありますが、意外と重要なテーマです。
その第1章としては、「ライフデザイン」。

漫然とお金を増やせたら良いなと思っているくらいでは、お金はほとん
ど増えていきません。どういう目的で、その為何時いつまでにこれだけ
はという具体的な目標と手法が必要です。具体的な目標は人それぞれで
あって、自分がハッピーになるものならそれでよいと思います。要は自
分が本当にやりたいことをやる為の資金であって、お金を増やす事自体
が目標ではありません。

次は投資を左右する要素です。まずはリスク。投資はリターンが1に対
してリスクが1ある。投資はリターンの分だけリスクがあると云う事は
、何時どんな時にも当てはまる。リターンを考える前に、自分はどの程
度までのリスクの大きさに耐えられるのか、考えておく必要がある。

次に投資の勉強。日本は特に金融リテラシーが低く、投資の為の勉強の
機会や場所が少ない為、基本的には自学自習に頼らざるを得ない。まず
は損失を最小限にできるようにならなくては、その先の利益を出してい
く事など考える事もできない。期間にして最低でも1年だそうです。一
番重要な事は、実践を通じ感情のコントロールを覚える事。

そして投資を開始する前に、具体的な目標設定をする。設定に関しては
夢と現実の2方向からの目標設定が必要。夢の目標の設定は自分がどん
な人生を送りたいのか、全くの制約なしで考える。例えば今は1kのア
パート、夢は100m2以上のタワーマンションに住む事。そしてその目的
を達成する為に、何時いつまでにいくら資産を増やしたいと考えていく
事。投資というのは最後の最後は運だという言葉もあるが、その運を最
大限に生かす為にも、綿密な準備と勉強が必要。

最近のニュースで平均寿命くらいまで生きるのに、年金以外に2千万が必
要と話題になっているが、今の20代30代の人たちが100歳近くまで
不安なく生きていく為には、2千万どころか60歳までに1億円以上が必
要とも試算されている。そうすると20−30代から貯金と資産運用する
として、いったい年間何パーセントで運用していく必要があるのか?ここ
が資産運用の基本だと思う。それでは又。

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2019年08月01日

書評−キリングクラブ



今回は「エウレカの確立」シリーズでおなじみの石川智健氏の小説です。
タイトルの「キリングクラブ」とは、殺し屋のクラブと言うことではなく
て、キリングには殺人という意味のほかに、大儲けという意味もあるそう
で、サイコパスで尚且つ著名人になった人達のクラブと言う事だそうな。

出だしからストーリーがやや荒唐無稽なので、ほんまかいな?という疑念
がどうしても先行してしまいがちだが、読み進むにつれて、ひょっとする
と本当にあるのかもという感覚になって来るので不思議だ。

かなり長いストーリーなので、簡単に説明するが、主人公はフリーライタ
ーの佳山藍子。友人の千沙の紹介で、キリングクラブの給仕の仕事を引き
受ける。そのクラブは千代田区のどこかの地下にあり、会員と従業員以外
はその存在も場所も知らない秘密のクラブ。幸い藍子は採用され給仕とし
て働くが、仕事はただ会員に飲み物だけを運ぶ事。そして仕事初日に、フ
リーランス・ジャーナリストで会員の青柳祐介に、ビールジョッキを倒し
てしまい、一連の連続殺人がここからスタートする。

一人目はジャーナリストの青柳祐介、二人目はの仮想通貨コインブラザー
ス社長の高瀬和彦、三人目は弁護士の中里真吾、いずれもキリングクラブ
の会員で、著名なサイコパス。しかも全員が生きたまま開頭され、偏桃体
を取り出されているという。そしてその間にクラブ会員ではないが、葬儀
社の戸塚秋稔も又、開頭されて殺されていた。

そこで一躍犯人候補に浮かんだのが、同キリングクラブ会員で手術狂と異
名のある脳神経外科医の國生明。手術の腕は超一流だが、出世の為なら妻
との離婚も辞さないという、自分勝手なサイコパス。ところがこの國生明
も患者を助けようとして、電車に轢かれてしまう。國生の場合は事故との
判断だが、実は現場に思わぬ人物の顔が。

この作品のストーリー展開で面白いのが、被害者の一人一人の章があり、
その章の中で各自のサイコパスとしての具体的な物語があり、その結果と
して殺されてしまうという形式をとっていることです。

さて話はいよいよ大団円に向かって突き進んで行く訳ですが、ここから刑
事辻町、香取、藍子が入り乱れ、いろいろな仕掛けや藍子の過去なども明
らかになり、又藍子のクラブに採用された本当の理由が明白になっていき
ます。本当の犯人は?キリングクラブの実態はといろいろ興味が出てくると
ころですが、これから先は読んでのお楽しみと致しましょう。
それでは又。

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2019年07月16日

書評−あしたの君へ



またまた書評で恐縮です。作者の柚月裕子氏については、以前に「検事の使命」などの
書評を書いていたように思っていたのですが、完全に私の錯覚で、今回が初めてでした。
そして今回の「あしたの君へ」については、家裁調査官補の物語なので、従来の検事・
検察物ほど重くはなく、気軽に読めそうと勝手に解釈していましたが、とんでもござい
ません、失礼いたしましたという内容の濃いものでした。丁度良い機会になりましたの
で、改めて紹介させていただきたいと思います。

内容は5話から作られておりまして
   @ 背負う者 (17歳 友里)
   A 抱かれる者 (16歳 潤)
   B 縋る者 (23歳 理沙)
   C 責める者 (35歳 可南子)
   D 迷う者 (10歳 悠真)

夫々が、けっこう考えさせられる重いテーマを持っています。詳しくは読んでからのお楽
しみという事ですが、現代に蔓延する普遍的なテーマとでもいうものでしょうか。大きく
共通するのは、家庭・家族です。そこにそれぞれ病気、夫婦関係、親子関係、離婚問題な
どが複雑に絡み合って、人間関係をより修復不可能なものにしてしまう。それに気後れし
ながらも、果敢に立ち向かっていく家裁調査官補の物語です。

主人公は望月大地。裁判所職員採用総合職試験に合格し、現在は福森市で2年間の養成課
程研修の真っ最中。同僚の藤代美由紀、志水、先輩の溝内、上司の真鍋、露木などのかか
わりの中で、時に喧嘩し、悩み、諭され、元気づけられしながら、自分では自信の持てな
い家裁調査官という仕事について戸惑う事ばかり。そんな大地に次々と解決が難しいと思
われる案件が降りかかる。果たして大地の運命は?

この本を読んで痛切に感じたのは、当事者同士でも関わりたくない親子問題、家族問題、
夫婦問題、その他諸々の家庭・家族に関する事案に、真摯に寄り添っている家裁調査官と
いう職業があり、そういう人たちが現実にいるんだという事。つまり今までは離婚調停、
あっ、家庭裁判所ねという軽い感覚で、家裁調査官という人がいる事も、他人の事案にこ
れほどかかわって仕事している事も、全く知らなかったという反省です。

正直やりがいのある仕事であるし、第3章の理沙の言葉で「自分では問題を解決できずに、
調停委員や家裁調査官という他人に、頼るしかない人間もいるの。望月君も、頑張って悩
んでいる人の力になってあげて」という泣かせるシーンもあるが、お前にやれるかと問わ
れれば、例え資格があったとしても考えてしまう程、重い仕事です。

毎度の事ですが、柚月さんの小説には本当によく泣かされます。でもその後はとても清々
しい気分になります。それでは又。

あしたの君へ (文春e-book)




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2019年07月01日

書評−恭一郎と七人の叔母



小路幸也氏の本は、勿論昔かずら知っておりましたし、何冊か読んだ記憶もあります。
「東京バンドネオン」やジャズやポピュラーの名曲をタイトルにしたシリーズが有名
ですね。非常にセンスが良く、軽快な作風で、涼やかな風が吹き抜けて行ったような
印象です。

今回の「恭一郎と七人の叔母」はしかし、今までとは大分印象が違いました。まあ、言
ってしまえば、恭一郎の母を含めた八人姉妹とその家族の物語なのですが、なかなか奥
の深い物語です。

舞台は更屋家。更屋家は素封家、昔ながらの土地持ちの豪農であったが、明治の時代に
植木屋、造園業に鞍替えした。そして原史とトワの間に生まれたのが、恭一郎の母さき
子を含めた八人の姉妹であった。この八人姉妹と恭一郎が同じ更屋家の中で暮らしてい
く、さき子はともかく残りの七人の叔母が一癖も二癖もあり、恭一郎を良くも悪しくも
翻弄して行く。物語はその恭一郎と謎の女性の回想で進んで行くのであるが、一話一話
が我々の身近な問題として考えさせられる。

ここでそれぞれの叔母を紹介しようと思う。恭一郎の母長女のさき子、次女の志乃子、
三女の万紗子、四女の美津子、因みに万紗子と美津子は双子の姉妹である。次は五女の
与糸子、六女の加世子、七女の喜美子、最後に八女の末恵子の八人である。私は昭和24
年(1949年)生まれの70歳であるが、私の同級生には7-8人の兄弟姉妹は結構いた記憶が
ある。戦後のベビーブームの最盛期でもあったのだ。

長女のさき子は夫が事故死をした後は、実家で暮らしている。次女の志乃子は歯科医の
妻で息子と娘がいるが、浮気の噂が。双子の万紗子と美津子は、同じ双子の吉田兄弟と
結婚できるのか。更屋家で一番頭が良く手がかからない五女の与糸子は、だらしのない
双子の姉に対して何をしたのか。姉妹の中で一番存在感の無かった六女の加世子が、意
外や意外、あの御曹司に見初められて。そして色っぽく触り魔で、いち早く水商売に入
って行った七女の喜美子には、意外な営業のセンスが。そして最後の八女の末恵子には
大変な絵の才能があったが、担当の絵画教師の絵のヌードモデルとなってしまいとそれ
ぞれの叔母たちに隠された秘密と問題は解決していくのか。

この叔母たちの物語が、それぞれしゃれた短編の一章のようでとても清々しい。綺麗毎
ばかりのテーマではないのに、いやらしさを感じさせないのは、筆者の感性か。自分に
は姉という存在が無かったせいもあるのか、正直恭一郎の境涯がとても羨ましい。

最後に恭一郎と会話していた女性の正体は。それはご自身で本書を読んで確認して下さ
い。それでは又。

恭一郎と七人の叔母 (徳間文庫)




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2019年06月01日

書評−新しい時代のお金の教科書



山口揚平氏の本はタイトルは忘れましたが、やはりお金に纏わる本で、
こんな考え方をする人もいるのだと、印象に残った事を覚えています。
今回の本は前回の「なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか
?」の続編にあたります。前回はなぜピカソがお金持ちになったのかに
ついて、ピカソの多方面の特徴について解説し、私も成程と妙に感心
してしまった次第です。興味のある方はそちらもご覧下さい。

さて、本編は一口で言いますと、お金の起源そして過去・現在・未来
について考察したものです。一般的にお金は物々交換から生まれたと
言われていますが、実際はミクロネシアのヤップ島のフェイという大石
に刻まれた貸借の記録つまり記帳が原点だそうです。「お金=譲渡可能
な信用」

そして次はお金の構成についてです。お金は「信用」と「汎用」とから
構成されていると言います。信用だけではお金の仕える範囲が広がりま
せん。多くの場面で使えるようになる為には、汎用性が必要になります。
具体的には、貢献を通じて価値を創造し、ネットワークを横断してつな
がりを作って行くと言う事です。

次はお金に影響を与えている四つの大きな変化についてです。四つの変
化とは即ち、
  @ 信用の母体が国家から個人に変化
  A 技術的にはブロックチェーンの台頭
  B 経済的には人々の欲求が生存欲求から社会的欲求に変化
  C 社会はタテ社会からヨコ社会に変化
21世紀は人々の欲求がモノではなく承認(社会的信用)に移ってしまい、
承認はお金では直接買えないと言う事であり、そしてその承認はすぐに
お金に換えられると言う事です。

そしてお金の未来は、資本主義経済は今後どのように変化して行くのか。
ここで詳しく解説は出来ませんが、筆者によれば、人々の求めるものが
お金から承認にシフトして行く中で、記帳主義経済、時間主義経済、そ
して最終的には完全な信用主義経済となってお金はなくなっていくのだ
そうです。

「お金の無くなる日」とは、お金を一切使わない、信用をもって信用(価値)
を作るという新しい経済システムだそうです。勘違いしてならないのは、単
にビットコインなどの仮想通貨にとって代わるという事でもありません。仮
想通貨はお金が電子上と溶け込んだ世界に過ぎません。本当にお金の無くな
った世界はお金がないにもかかわらず、価値が生まれてそれが循環している
経済システムの事だそうです。

完全なる信用主義経済、私個人現状では全てを想像する事はできませんが、
何となくそんな世界に変化して行くのかなという感じはします。最も私は
その実現を目にする事はありませんが。それでは又。

新しい時代のお金の教科書 (ちくまプリマー新書)




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norch
43年勤めた会社を退職し、趣味でやっていた株式投資三昧の毎日。そんなに贅沢し美食したわけでもないのに、50歳から痛風予備軍と高血圧症。長年の医者通いにうんざりし、医療費節約も兼ねて、薬の個人輸入を始める。
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