そのフランチャイズ店「リトルマーメイド」を創業した高木俊介です。
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高木さんは、太平洋戦争の終了の翌年
シンガポールから日本に帰国します。
食うために働かざるをえません。
奥さんと一緒にダンゴを売り始めます。
戦後の食糧難の時代です。
野草や海藻をまぜた美味しくないダンゴで大人気です。
しかし、まがい物の材料を使った美味しくないダンゴは
すぐにブームが去っていきます。
次にやったのがパンの販売です。
近所のパン屋から仕入れ、家の軒先で販売します
パンの商売が好調だったので、自分で製造・販売したくなり
兄から借金をしてパン工場を作ります。
そこから、パン人生が始まります。
パンの商売に本気になった理由の一つは、アメリカの存在です。
敗戦国の貧しい日本を支援したのはアメリカです。
当然、アメリカ文化が広まり、パン食が普及すると予測します。
美味しいパンを作り、売り方に努力します。
売ったパンを新聞紙にくるむのでなく
自分の店で独自の清潔な包装紙を作ります。
手づかみでなく、トングでパンを挟んで包装するようにします。
棚にパンをならべ、お客さんが自ら好みの商品を選ぶ
現在のセルフ式販売を始めます。
パン食の普及に向け、パンのある生活の提案をします。
たまたま始めたパン屋さんの仕事です。
そのパン屋さんの仕事に生涯をかけます。
「パン屋の仕事=これが俺の人生」になります。
偶然始めた仕事が、なぜ生涯の仕事
「自分らしい仕事」になったのでしょうかか?
自分らしい仕事とは、自分が全力で働ける仕事です。
パン屋の仕事のリズムが
自分の心身のリズムと一致したのでしょう。
パン製造の仕事を
自分なりに真似ることができたからでしょう。
だから、全力でその仕事にとりくめたのでしょう。
自分らしい仕事に出会うチャンスは、誰にでもあります。
そのチャンスを見逃すかどうかです。
チャンスをものにする人は、全力でその仕事に取り組みます。
偶然出会った仕事が、自分らしい仕事になるかどうかは
仕事に全力で取り組めるかどうかできまります。
全力で取り組める仕事、それが「自分らいい仕事」です。
高木さんは偶然のチャンスを生かし
全力で取り組める「自分らしい仕事」をみつけた人です。
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