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2016年08月27日

地熱を活用したリーフレタスの水耕栽培!



 原発事故からの復興を目指す天栄村で、地熱を活用したリーフレタスの水耕栽培が行われている。村が地熱発電の調査用に掘った井戸を再利用した全国でも珍しい取り組み。再生可能エネルギーを農業と地域社会に生かす新たなモデルとして注目を集めている。

 ハウスでは、一面にリーフレタスが育ち、通常のハウス栽培に見えるが、温度管理の仕組みに特色があり。冬場は地熱を熱交換で温風にして暖房に利用。夏場は沢の水を同様に冷房として使い育てる。

 液肥の補充や天井の開閉による光量調節も自動化されており、人手が必要なのは種まきや植え付け、収穫の時だけ農業未経験者でも容易に管理できるという。

 暖房に使用している地熱の井戸は2000年代半ば、村が地熱発電のための調査で地下約1400メートルまで掘削したもので、約50度の温水が、1分当たり20〜70リットル湧き出す。発電には向かないと判断され放置されていたが、12年、国の補助を受けて農業施設として生まれ変わった。

 昨年は約1万株のレタスを生産。特産品として地元の直売所やホテルに出荷している。
                                 参考ふくしま民友











タグ:原発 福島 農業
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