2016年01月24日
エアーポンプの修理
ここ最近、屋外で飼育している土佐錦の鉢に使用している、エアリフト式の底面フィルタに異変が見られるようになりました。
普段はフィルタの口から勢いよくエアーが吹き出し、その勢いで底面からの水を循環させつつ、鉢の飼育水にエアレーションを行っているのですが、ここ最近はエアーの勢いが全くありません。
以前も室内の40cm水槽で同じような現象があり、その時はエアリフトに使用していたエアーストーンが目詰まりを起こしていたんですが、今回も同じかどうかは分かりません。
そこで、まずは正常に動いている室内のエアーポンプと屋外のエアーポンプを入れ換えて改善されるかどうかを試してみました。
すると、エアーの勢いは元に戻り、勢いよく気泡が吹き出してきました。
どうやら今回はポンプ側に問題があるようです。
↓勢いの無くなったエアリフト式の底面フィルター。エアーがポツポツとしか出ないので水面が揺れていないのが分かります。これでは水を循環させることができません。
一般的に使用されているエアーポンプは、ゴム膜を電磁石で振動させ、ゴム膜内部の容積を変化させ、エアの出入り口を弁で塞ぐことで、入り口からは空気を吸い込み、出口から空気を送り出す方式を取っています。
(浮き輪などを膨らます足踏みポンプと同じ原理、足の代わりが電磁石による振動)
で、ゴム膜が何らかの原因で破れたり、変形すると、エアーの吹き出し量は減少していき、しまいにはエアーが出なくなってしまいます。
大体のエアーポンプはこのゴム膜と弁体を組み合わせた部品を市販しているので、寿命が来たら交換できるようになっています。
我が家のエアーポンプは現時点で室内の40cm水槽に使用している水心(水作のエアーポンプ)以外は全滅でしたので、このゴム弁の部品を購入し、交換してみることにしました。
↓今回修理を行ったエアーポンプ。購入して4年くらいですが、実質の使用時間は1年程度といったとこです。
↓裏返すとネジが2本ありますので、ドライバーでネジを外し、分解します。
↓分解し、中を開けた状態。ゴム膜の変形により、に取り付けられた磁石が斜めに歪んでいるのが分かります。
この板金に取り付けられた磁石が斜めになってしまうと、上下に振動するはずの磁石が斜めに動いてしまい。ゴム膜の伸縮が上手くいかなくなってしまいます。
最近このポンプは音がうるさく(おそらく磁石とコイルが干渉していた)、エアーもほとんど出ていませんでした。おそらくこの磁石の取り付け角度が変化したことが全ての原因だと思われます。
↓交換部品を取り外したところ、上の方が新品です。
部品の交換は5分程度で完了し、ケースを組み立て、エアーチューブを接続し動作テストを行いました。
すると、エアーの勢いは元に戻りました。
修理成功です。
↓エアーの勢いが戻った状態。エアーの出方が大幅に改善しフィルタの水流で水面に波紋が出ています。
古いエアーポンプでは、この弁のゴムが劣化し、ひび割れてしまうことがあり、その場合もエアーが出なくなったりするようです。まるごとポンプを買い換えると数千円の出費ですが、修理をすると数百円の出費で済みますので、今回はいい勉強になったと思います。
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普段はフィルタの口から勢いよくエアーが吹き出し、その勢いで底面からの水を循環させつつ、鉢の飼育水にエアレーションを行っているのですが、ここ最近はエアーの勢いが全くありません。
以前も室内の40cm水槽で同じような現象があり、その時はエアリフトに使用していたエアーストーンが目詰まりを起こしていたんですが、今回も同じかどうかは分かりません。
そこで、まずは正常に動いている室内のエアーポンプと屋外のエアーポンプを入れ換えて改善されるかどうかを試してみました。
水心 SSPP−3S(エア量ダイヤル調整式) 45〜60cm水槽用エアーポンプ おまけ付き 関東当日便 価格:1,680円 |
すると、エアーの勢いは元に戻り、勢いよく気泡が吹き出してきました。
どうやら今回はポンプ側に問題があるようです。
↓勢いの無くなったエアリフト式の底面フィルター。エアーがポツポツとしか出ないので水面が揺れていないのが分かります。これでは水を循環させることができません。
一般的に使用されているエアーポンプは、ゴム膜を電磁石で振動させ、ゴム膜内部の容積を変化させ、エアの出入り口を弁で塞ぐことで、入り口からは空気を吸い込み、出口から空気を送り出す方式を取っています。
(浮き輪などを膨らます足踏みポンプと同じ原理、足の代わりが電磁石による振動)
で、ゴム膜が何らかの原因で破れたり、変形すると、エアーの吹き出し量は減少していき、しまいにはエアーが出なくなってしまいます。
大体のエアーポンプはこのゴム膜と弁体を組み合わせた部品を市販しているので、寿命が来たら交換できるようになっています。
我が家のエアーポンプは現時点で室内の40cm水槽に使用している水心(水作のエアーポンプ)以外は全滅でしたので、このゴム弁の部品を購入し、交換してみることにしました。
↓今回修理を行ったエアーポンプ。購入して4年くらいですが、実質の使用時間は1年程度といったとこです。
↓裏返すとネジが2本ありますので、ドライバーでネジを外し、分解します。
↓分解し、中を開けた状態。ゴム膜の変形により、に取り付けられた磁石が斜めに歪んでいるのが分かります。
この板金に取り付けられた磁石が斜めになってしまうと、上下に振動するはずの磁石が斜めに動いてしまい。ゴム膜の伸縮が上手くいかなくなってしまいます。
最近このポンプは音がうるさく(おそらく磁石とコイルが干渉していた)、エアーもほとんど出ていませんでした。おそらくこの磁石の取り付け角度が変化したことが全ての原因だと思われます。
↓交換部品を取り外したところ、上の方が新品です。
部品の交換は5分程度で完了し、ケースを組み立て、エアーチューブを接続し動作テストを行いました。
すると、エアーの勢いは元に戻りました。
修理成功です。
↓エアーの勢いが戻った状態。エアーの出方が大幅に改善しフィルタの水流で水面に波紋が出ています。
古いエアーポンプでは、この弁のゴムが劣化し、ひび割れてしまうことがあり、その場合もエアーが出なくなったりするようです。まるごとポンプを買い換えると数千円の出費ですが、修理をすると数百円の出費で済みますので、今回はいい勉強になったと思います。
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