「ハルとナツ 届かなかった手紙」DVD三本になる(全5回)、NHK放送80周年ドラマです
2003年に脚本が書かれ、2005年に放送されたものです
全5回、合わせて390分(6.5時間)の間に昭和の初期から70年の時間が流れ、その間に戦争があり時代の変化が大きくあり、 ブラジル移民としての苦労が描かれていました
ブラジル移民の歴史をほぼ知らなかった私にはとても学びになった時間でした
家族のために、逞しく生きるしかない時代や環境だったこと
ブラジルで日本人同士で助け合いながら何とかやってきた姿、日本語を使っただけで警察に捕まるようだった時代があったこと
どこの国でも戦争ゆえに、 自分の国を愛するがゆえに、他の国や人を愛せなくなった時代
ハルが息子の嫁のマリアを受け入れたシーンは感動して泣きました
ナツの「皆、貧しかった日本を忘れてしまったのね」というセリフは、今も貧しい国の人々がいることを忘れてはいけないなと考えさせられました
終盤で現代のハルがナツに書いた手紙が受け取られ、無事に一緒に暮らせるようになったラストがとても感動的でした